コストを抑えてクオリティの高い木造住宅を実現（1/3）

家づくりにおける高知の“穴場”

「ものづくりの楽しさですか？そりゃ、ないものを創る、その魅力に尽きます。完成品を売る仕事だったら私はこんなに夢中になれません。」
小さいころから“ものづくり”が大好きだったという池田高彦さん。6年前に建設会社の取締役を辞任して独立。「低価格でいい家」を提供するタカ・ホームを設立し、注文住宅の新築を中心に、住宅に関することなら何でもおまかせの「住まいの総合アドバイザー」として活躍中。

「仕入努力や事務処理経費、広告宣伝費などを最小限に抑えているので、リーズナブルな価格でクオリティの高い家が実現します。ただし、安いだけの家はお断り。安かろう悪かろうの家で、基本構造がしっかりしていないと満足してもらえるのは最初だけ。10年後に住宅ローンを払いながら、さらにメンテナンスの費用もかかってくるようでは元も子もないですから。」
したがって池田さんの造る家は、スーパーウォ－ル工法、または外張り断熱工法による耐震性・耐久性・断熱性の高い木の家。
「高気密・高断熱で夏は涼しく冬は暖かい健康住宅です。調湿効果もあって快適。高知は高温多湿なので木の家を長持ちさせるためには湿気対策が大事。ここは私の譲れない部分です。」
耐震強度にも気を配り、柱や土台などの接合部分に特殊金物を使う「高強度耐震ピン工法」と「耐震パネル工法」を組み合わせて施工。構造重視の家造りです。
「取引業者さんや職人さんたちとも抜群のチームワークを誇っています。家づくりはこのチームワークが大切。自分一人でがんばってもいい家はできません」
初めて出会うお客様に、池田さんは決まってこうアピール。
「うちは穴場ですよって自分で言うんです。知名度は低いけど、低価格でいい家ができるので得ですよと。同じ金額なら、他社よりもいいものを造るよう努力しますし、また言った以上あとには引けない。自己啓発のためにも言います。」

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