ニーズの高い相続登記をサポートし、安心してご相談いただける環境

相続手続き、不動産手続きや法人手続きに力を注ぐプロ

森田銀次

#chapter1

根拠に基づいた選択肢と分かりやすい説明で、納得がいく決断を後押し

　「法律上の権利は目に見えず、一般の方々にとってはわからないことが当然ですので、ご不安にならないよう、きちんと説明をし、お客さまがリラックスして話せる空間を大事にしております。複雑な権利関係を調整するのが私どもの役割であり、皆さまが大切にしているものを守るお手伝いをいたします」

　そう語るのは、高知市の「司法書士アイデア法務事務所」代表の森田銀次さん。土地・建物など相続に伴う名義変更や、物件取得時の不動産登記をはじめ、会社・法人の法務まで幅広く担い、身近な相談役として地域に根ざし活動しています。

　「アドバイスの際は、根拠を明確にするよう心掛けています。法的な視点から適切と思われる選択肢を提案しますが、最終的に判断するのはお客さまです。納得した上で決断いただけるよう、ご高齢の方にも理由を分かりやすく説明することを大事にしています」

　相続においては、故人や法定相続人の戸籍謄本の収集、預貯金などの解約払い戻し、保険金・共済金の請求など、関わる人、財産の内容によって必要な書面をそろえます。

#chapter2

義務化された相続登記や、公正証書遺言の作成などの生前対策でトラブルを回避

　以前は不動産関係の仕事に従事していた森田さん。地主や借地人の事情に触れ、権利関係を学ぶ重要性と自らの適性を感じ、司法書士を志しました。

　資格試験予備校の講師を師と仰ぎ、資格取得後は師の元で研さんを積み、2021年に独立。生まれ育った場所に近い、高知市西部の朝倉地区に「司法書士アイデア法務事務所」を構えました。

　「自分の名前を付けるケースも見受けますが、柔軟な発想で問題解決を目指したいと『アイデア』と命名しました」

　開設から多く寄せられるのは、相続登記に関すること。親などが亡くなり、不動産の取得を知った日から3年以内に受け継ぐ子どもらに名義変更するもので、2024年4月から義務化されました。

　「正当な理由がなく違反すると過料が科せられる可能性があることも、ご用命の増加につながっていると思います。2024年以前に相続を知った不動産も義務化の対象ですので、ご注意ください。何より名義が故人のままでは、売却したり貸し出したりできませんので、活用するためにも速やかに対処しましょう」

　土地・建物は分けにくく、当事者の話し合いがまとまらず遺産分割が進まないケースも。相続人が多い場合は1年以上かかることもあるそうです。

　「遺産を巡ってトラブルが発生しないよう、生前から準備することをおすすめします。当方は財産調査や遺言書作成もサポートします」

#chapter3

会社設立、法人の変更手続き、企業の合併や分割も専門性を発揮して支援

　会社・法人関係の業務にも力を注ぐ森田さん。新規事業を立ち上げる時や法人成りの際、株式会社や合同会社などの設立申請を請け負っています。

　「役員の退任や新任、本店の移転、事業目的の変更などがあれば変更登記が必要です。役員の任期が迫っている場合はその都度お知らせし、手続きが遅れることがないようにしています。会社・法人に関する業務では、合併や会社分割、株式交換・株式移転などの組織再編にも対応しており、これまでに複数の案件を取り扱ってまいりました」

　事案ごとに状況を見極め、適切なサポートを心がけています。
　「大都市圏と比べて事例数そのものが少ない中で、数多く手掛けていると自負しています。債権者保護手続きなど付随する事務もフォローし、一連の工程が終了するまでのスケジュールもしっかり管理します」。複雑な案件も、クライアントや関係各所とコミュニケーションを取りながら粘り強く対応します。

　蓄えた知見で案件に向き合う森田さん。今後もニーズの高い相続登記、法人関係の業務で地域の人や地場企業に貢献していきたいと語ります。
　「法改正が行われ、厳格化している分野もあります。難しいケースにも対応できるよう、専門性を高めていきたいですね」

（取材年月：2025年5月）

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森田銀次プロ

司法書士

司法書士アイデア法務事務所

義務化されニーズの高い相続登記や、会社の合併・分割といった企業再編で豊富な実績を持ちます。根拠を分かりやすく説明し、納得した上で針路を決めるよう導きます。

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