納税者を守る、人間味あふれる税務のプロ橋本峰人

納税者を守る、人間味あふれる税務のプロ

橋本峰人

税務調査の現場で見た、「お客様の困り事」を解決したい

橋本さんは2010年7月に税務署を退職し、スタッフ1人の小さな事務所からスタート。2017年7月から現事務所に移転し9人体制になりました。平均年齢45歳。お客様のために労を惜しまず動き、経験と実績を積み上げてきた集団です。会計業務から決算、税務申告を行うほか、経営支援、相続税等の税務対策なども行っており、個人・法人を含め約200件のお客様をサポートしています。
　25年間国税局・税務署に勤務し、そのうち24年間高知県内で職務にあたった橋本さんは、県内の財政、経済、各地域の事情にも精通する人。税務署退職を決めたのは、これから先の自分らしい生き方を考えてのこと。ずっと税務調査の現場で辣腕を振るっていた橋本さんは、「事業者さんたちにはよく思われていなかった」と苦笑。PTAや地域の活動でも、職業を言うのが憚られる場面があったと言います。
　本来、人好きで社交的なタイプの橋本さん。これまでの知識と経験を生かして、人の役に立つ仕事がしたいと考えました。「そもそも、税金について知識があれば得をすることが多いんです」と、税理士を便利に使ってほしいと話します。「税金の支払いを少なく抑えたい気持ちはわかりますが、売上の過少申告は脱税であり違法。犯罪者になれば社会的信用も失ってしまいます」と、ごまかしではなく、正しい節税を推奨。プロとして、お客様自身の身を守る賢い納税を指南します。

便利で身近な「まちの税理士事務所」でありたい

開業から7年。会計や税務の仕事を精力的にこなすのは、腕の立つ若い社員たち。橋本さん自身は、会社や個人を問わず、とにかく人に会い、「税理士・橋本峰人」を知ってもらうよう動くのが仕事です。
税務署時代に見てきたいろいろな困り事を抱えた人たちの役に立ちたいと思って開業したものの、ただ待っていても人は来ません。人々の「いろいろな困り事」を自ら探しに行こうと、人が集まる場所へ出かけ、名刺を配ることからはじめました。顧客にとって税理士は、自分のお財布の中身を広げて見せる相手。まずは、自分を知ってもらい、橋本は信頼のおける人物だと思ってもらうことが第一だと考えました。時が経つにつれて人の輪が広がり、気さくで面倒見のいい橋本さんを信頼し、お客様が「いい税理士さんがいるよ」と口コミで紹介してくれるようになったといいます。
　それでもまだまだ敷居が高いと思われることが多い税理士事務所。「相談は無料なので、何でも聞いてください」と橋本さん。「これぐらいのことで頼みにくい」と思っている人には自分で解決できる方法をアドバイスしたり、「税理士に頼んだら高くつく」と思っておられる方には、節税や補助金の助成をお手伝いも可能。税の見直しが事業の見直しに、ひいては利益増につながることも多いので、まずは気軽に相談してほしいと話します。

税金から、日本の未来を考える人を育てる

税金は、地域の人たちが地域を住みよく、暮らしやすくするために納めるもの。「税金とは何か？」をきちんと説明することも税理士の使命のひとつと考えています。四国税理士会の理事でもある橋本さんは、学校で「租税教室」の講師を務め、日本の財政状況や税金の集め方、使われ方について授業をすることも。「毎日の暮らしの中で、さまざまな形で税を納めていることをきちんと理解しましょう。そして税金の使われ方について考え、それが良いか悪いか選挙に行って意思表示をすることが大切です」。自分たちが住む日本の今、そして未来について、よく考えてほしいという気持ちを込めます。
そんな橋本さんの趣味はマラソン。お客様のためにも、社員のためにも、家族のためにも健康が何より大切。ダイエットと健康づくりために週3回、10kmほど走ってトレーニングします。さまざまな地域のマラソンに参加し、地域に根ざす税理士でありたいという思いを込め「橋本峰人税理士事務所」のロゴ入りTシャツを着て疾走。日本屈指のマラソン、四万十川ウルトラマラソンにも5年続けて参加し、100kmを完走しました。たくさんの人から応援をもらい、それを自分の力に変えると言います。
高齢化が進み、さまざまな課題を抱える高知県。税理士の立場で高知を元気にすることができるはずだと考えています。「例えば遺産相続。次世代に財産を残す有効な対策もありますので、ぜひとも思い立った時にご相談を！」。

（取材年月：2020年9月）

無駄のない賢い納税を指南する、高知県民の味方

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