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毎日のおむつ替えが楽になるマット「おしめかえ隊」で、子育てを応援

画期的なおむつ替えマットで子育てを応援する専門家

佐和浩

佐和浩 さわひろし

#chapter1

赤ちゃんの動きをガードする工夫で、短時間で快適におむつ替え

 毎日何度も交換する赤ちゃんのおむつ。手足が活発に動くようになり、寝返りを打ったりはいはいをしたりするようになると、取り替えるのも一苦労。おむつを手に、赤ちゃんを追いかけている人も多いのではないでしょうか。

 「日常的に生じる手間やストレスを軽減し、子育てを応援したいとの思いでベビー用品を企画、製造しています」と話すのは、神奈川県秦野市の「SUNLIFE Inc.」の代表・佐和浩さん。おむつ交換時に用いるマット「おしめかえ隊」を開発、販売しています。

 「クッション性のあるマットで背中と頭を保護し、フローリングなど硬いところでもさっと広げて使用できます。おむつを替えている最中、赤ちゃんの手が伸びてくるのを防ぐため、上半身を包み込む扇状のガードカバーを備えているのが特徴で、おもちゃをつるせるリングも2本付いています」

 おもちゃに夢中になっている間におむつ替えが可能で、リング自体も赤ちゃんにとっては遊び道具になるそう。

 「カバーを利用して『いないいないばあ』をするとイヤイヤがおさまり、赤ちゃんがご機嫌になってくれて助かるという方もいらっしゃいます。中には、『おしめかえ隊』を広げると、ぬれたおむつから解放されると分かるのか、お気に入りのおもちゃで遊べるからなのか、自分から寄ってくるお子さんもいるようです」

 撥水性の生地を使っているため、汚れても除菌シートなどでさっと拭き取れば清潔です。シートサイズは64×68センチで、たたむと33×18センチとコンパクトに。ベビーカーに掛けるなど携帯用のストラップも付いています。

#chapter2

自動車部品メーカーから独立し、育児の負担を和らげるグッズ開発へ

 「おむつ替えのしやすさが全然違う」「今まで片手で子どもをあやしながら、片手でおむつを交換していて大変だったけれど、楽になった」などのレビューが寄せられています。特に佐和さんの印象に残っているのが、「赤ちゃんが暴れるので、おむつを替えるのが一番つらかった。『おしめかえ隊』に救われました」という口コミ。

 「自分のやっている事業が、世のため、人のためになっているという実感が得られて、当方もとても励みになりました。孫を預かるにあたり祖父母が購入するケースや、出産祝いに選ばれるケースも多いです。家庭だけでなく、保育園や産院でも活用されています」

 起業する以前、佐和さんは27年間にわたって自動車部品メーカーに勤務。経理や海外営業、研究部門の総務、工場での製造といった業務に従事しました。

 「部署を横断してさまざまな仕事を経験したことで、広い視野を養えました。ただ、自分には、会社勤めは向いていないという思いが強くなり、退職することにしました。そして、幅広い実務に対応するゼネラリストとしての知見を生かし、事業を起こすことを決意しました」

 2016年に独立。何を事業の柱とすべきか、インターネットや書籍でリサーチしたり、コンサルティングを受けたり、模索の日々を送ります。

 「海外のサイトを見ていてひらめきました。おむつ替えが楽になるグッズを開発すれば、家事と育児で手いっぱいの親御さんのニーズに応えられるのではと考えました」

#chapter3

利用者の声に応えて、外出時に使いやすい「おしめかえ隊 mini」も販売

 日本人の生活習慣や好みに合うように工夫を重ね、2018年より通販サイトで販売開始。程なく、全国ネットのニュースで取り上げられました。反響は大きく、視聴者から「こんな商品が欲しかった」との声が佐和さんの元に相次ぎ、手応えをつかみました。
 2020年に生まれ育った相模原市に5040個、創業地である秦野市に1050個の「おしめかえ隊」を寄贈しました。

 「いずれも当時の年間出生数とほぼ同じ数で、4カ月児健診のときに配布し、喜ばれたと聞いています。地域のお役に立ち、恩返しができたようでうれしいですね。横浜をはじめとして、全国で開催されているファミリーイベントでも、プレゼント協賛させていただいております」

 さらに、ベトナムとラオスでJETRO(日本貿易振興機構)主催の展示会にも出展し、人口増加が著しい両国でも好反応を得たとのことです。

 「2022年からは、『バッグに入れられるサイズがあったら』という意見を受け、『おしめかえ隊 mini』もリリースしました。開いた時が65×58センチ、たたんだ時は25×16センチで、単行本を開いた時の大きさぐらいです」

 持ち運びやすさをかなえ、新たにポケットも装備。おしりふきシートや保湿ローションなどの小物を収納できるようにしました。

 利用者からは「荷物が多くなりがちな赤ちゃんとの外出時にも便利」「スペースが限られている車内や店舗のおむつ交換台でも使いやすい」との声が届いています。今後も、子育てが楽しくなる商品を届けていきたいと佐和さんは意気込みます。

(取材年月:2024年10月)

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専門家プロフィール

佐和浩

画期的なおむつ替えマットで子育てを応援する専門家

佐和浩プロ

ベビー用品の企画、製造販売

SUNLIFE Inc.

おむつ交換時に赤ちゃんの手が伸びてくるのを防ぐガード機能が付いたおむつ替えマット。どこでも、短時間で清潔に交換が可能になります。外出時にも携行しやすいミニサイズも展開。毎日の子育てを応援します。

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