軽貨物ビジネスの起業・新規参入を支援する専門家川上絢一郎

軽貨物ビジネスの起業・新規参入を支援する専門家

川上絢一郎

在庫・人材・コストの負担やリスクを軽減する「持たない経営」のノウハウとネットワークを提供

　「経営者や起業を目指している個人の方、新たな収益となる第二の事業の柱を低コストで構築したい法人様、ぜひ軽バンで荷物を届ける軽貨物運送業を始めてみませんか？」

　そう語るのは、「ハウンドジャパン」の事業統括責任者を務める川上絢一郎さん。2014年に横浜で軽貨物運送業を立ち上げ、10年でグループ総売上30億円達成をけん引しました。

　「この業界は設備などの初期投資が少なく1人でも稼働できるうえ、業務委託により従業員や営業所を抱えることなく事業を拡大できます。さらに、当方が実務から培った独自の『持たない経営』のノウハウとネットワークで、在庫・人材・コストに関わる負担とリスクも軽減できるのが強みです」

　起業前には、車両リースや保険会社、ドライバーを紹介し、ホームページや名刺などPRツールの作成もサポート。起業後は案件や直接取引できる顧客も紹介し、オンライン管理システム、業務マニュアル、契約書なども共有できます。さらに、運営研修や動画によるフォローも行い、専任の担当者が随時相談に応じています。

　まずはドライバー兼個人事業主として小規模からスタートでき、廃業時も在庫がないのがメリット。企業では、建設・造園業など日や季節により施工数が変動する業種や、会社の新規主軸となる事業を模索している異業種からも注目されています。

　「景気に左右されにくく、時間に融通がきき、年齢・性別・経験を問わず参入しやすい業界です。定年後の生業にもおすすめですし、運転免許がなくても経営者として働けます。自分の人生の主役になるきっかけと環境づくりをお手伝いします」

軽貨物運送業のマネジメントに徹し、個人の起業と企業の新規参入の支援をスタート

　前職では外食系の会社で約4年間、管理職に従事していた川上さん。転職を思案する中、経験をそのまま生かせる飲食業では物足りなさを感じ、新たな分野でゼロから自分の実力を試したいと意志を固めます。

　「職種には特にこだわっていませんでした。世間ではやりたいことを仕事にしたいという方も多いですが、僕は何事も心掛け一つで楽しめると考えています。例えば電話窓口でも応対の仕方によって会話が盛り上がり、機械的な受け答えだと相手も自分もつまらないですよね。仕事が面白いか否かは、自分の取り組み方次第なのです」

　川上さんは「ハウンドジャパン」で軽貨物運送事業を立ち上げましたが、実は運転免許を持っていなかったそう。

　「『運送業だから運転は必須』という固定観念を覆さなければ、経営で突き抜けられないと考え、知人をドライバーとして雇いました。自分はマネジメントに徹し、業務のシステム化などドライバーの収益性と働きやすさを両立する仕組みを追及して構築。軽バン1台から始まった事業は、2023年10月には稼働車両数が400台に達しました」

　管理・運営で成果を上げた川上さんは、2016年に軽貨物ドライバーの起業独立セミナーを開始し、2019年に起業・法人支援を始め、2021年に8社、2023年に13社が創業。2025年1月には、さらに16社が事業支援で大活躍しています。

　「自分が築いたノウハウで皆さんが着実に成長し、状況が好転していくのを見るのは大きなやりがいを感じます。『川上さんと一緒に頑張ってよかった』と、関わった方々から感謝の言葉をいただけるのはこの上ない喜びです」

24時間の配車体制で、法人の定期・緊急便や、個人の早朝・深夜便にも対応

　近年はネットショッピングの浸透に伴い、宅配などの需要は年々増大しています。ハウンドジャパンでは200人以上のドライバーが日々の実務を担い、軽貨物組合と相互連携のもと、東京・埼玉・神奈川・千葉で5000台規模の24時間配車体制を整備。法人や個人を問わず依頼を請け負っています。

　荷物は少量から最大積載量350kgまで。印刷物、工業部品、医療機器・医薬品、介護・福祉用具、青果・鮮魚など、多種多様な品物を運んでいます。

　「企業や店舗の方は、配送のアウトソーシングを検討いただくことで、社内の人材を本業に集中させて生産性の向上を図れ、人件費や車両保有費の削減も期待できます。お歳暮シーズンなどの繁忙期だけの利用も、月1回や週1回などお客さまのご要望に応じた定期・ルート便も可能です。また、単発の緊急配送も気軽にお申しつけください」

　個人に向けては、早朝や深夜、複数カ所の集荷・配達に応じているのも特徴です。例えば「イベントの機材を朝一で受け渡してほしい」「多忙で夜中しか商品を受け取れない、発送できない」「自分の家とメンバー宅を経由して楽器をピックアップし、ライブ会場へ運搬してもらいたい」といった場合も柔軟に対応。家財が少ない単身の引っ越しでも用命が多いと言います。

　「物をお預かりし、送り届ける仕事は暮らしやビジネスに欠くことができません。実践から得た知見で配送業に携わる人の裾野を広げ、物流を支えることで地域社会に貢献していきたいですね」

（取材年月：2025年1月）

総売上30億円を達成した実績で、個人・企業の軽貨物運送ビジネスの起業・新規参入をサポート

在庫・人材・コストの負担やリスクを軽減する「持たない経営」のノウハウとネットワークを提供

軽貨物運送業のマネジメントに徹し、個人の起業と企業の新規参入の支援をスタート

24時間の配車体制で、法人の定期・緊急便や、個人の早朝・深夜便にも対応

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