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「家のお医者さん」のごとく、大切なわが家のコンディションを整える存在に

顧客と信頼関係を築き末永く家の困りごとに対応する塗装職人

工藤勇太

工藤勇太 くどうゆうた

#chapter1

未来を見据えた外壁・屋根の塗装と防水工事、水回りなどのリフォームに対応

 「外壁や屋根の手入れは、建物のコンディションを保つために欠かせないもの。体調管理と同様、気になることがあれば何でも相談できる『家のお医者さん』のような存在になることが目標です」

 そう語るのは、「藤工建装」代表の工藤勇太さん。神奈川県横浜市を拠点に、個人宅の外壁・屋根の塗装と防水工事、水回りなどのリフォームを手掛けています。

 「お客さまの生活空間にお邪魔しますので、当方ではご不便をお掛けすることがないよう、現場の整理整頓を徹底しています。また、あいさつをはじめ丁寧なコミュニケーションで、気持ちよく過ごしていただけるよう配慮しています」

 顧客との信頼関係を築くため、工藤さんは三つの約束として「常にお客さまのために」「塗装工事の不安を解消」「未来を見据えた工事」を掲げています。

 「現地調査やお見積もりでは、どんな処置を施すのかを分かりやすくご説明し、自分の家と同じく手間を惜しまず、不備なく仕上げることを心掛けています。お客さまの目が届かない場所もあるので、写真を撮影して確認していただき、不明点を取り除くようにしています」

 定期的にメンテナンスすることで住宅の寿命を延ばすことができるため、工藤さんは「工事が終わった時から本当のお付き合いが始まる」と考えています。

 「家も年を重ねると具合が悪いところが出てきますので、皆さまのご自宅の『かかりつけ医』として診断します。例えば建材の劣化が進んでいる場合は、上から塗るのではなく、交換した方が長い目で見ると金額が安くなるということもお伝えしています」

#chapter2

打ち合わせから完工まで、自社の職人が責任を持って携わるのがこだわり

 小学生の頃から人の後につくより、自分で考えて行動したいタイプだった工藤さん。現場で裁量を振るう職人の道を志し、塗装会社へ入ります。「下積み10年」と言われる業界で修行を重ねて退職。個人事業主として一歩を踏み出します。

 「当時は専属外注だったため、お客さまから『ついでにここも塗って』と頼まれても、私の一存では応じることができず。元請けの判断を仰がないといけないもどかしさがありました」

 自分の意思で顧客に貢献したいと、祖父が会社を閉めるタイミングで屋号を引き継ぎ、2018年に新たなスタートを切りました。

 「今は、お客さまのご要望の一つ先を行くご提案と、当方が責任を持ってすべての工程を担う完全自社施工にこだわっており、打ち合わせから着工、完工まで同じ担当者が携わります。下請けさんを使うこともできますが、『これが終われば帰れる』という感覚で仕事をするのは弊社の方針と違います。お客さまに寄り添い、何かあればいつでも対応できる業者でありたいんです」

 街を車で走っている時に別会社の現場を通ると、様子が気になり観察してしまうそうです。
 「お客さまからどう見られているか、客観的な視点を忘れずにいたいです。塗料缶やハケなどの道具があちこちに置いてあると散らかった印象になります。一カ所に集めて上からシートをかけるだけでも整然とした雰囲気になりますし、つまずいてケガをすることを防ぎ、安全性も高まりますので、作業環境には細やかに注意を払います」

#chapter3

年に1回の訪問点検も実地。ダメージが広がる前に早めにケアすることが重要

 工藤さんのもとでは、年に1回客先を訪問して、施工箇所や他の場所に問題がないかをチェックしています。

 「ありきたりですが『藤工さんに頼んでよかった』と言われるとうれしいですね。独立してすぐの頃、『家が見違えるようにきれいになった』と涙を流して感謝をしてくれたお客さまがいました。泣いて喜んでくださる様子に、大切なわが家を守り、末永く心穏やかに暮らしたいという願いに応えなくてはいけないと強く思いました」

 色あせや傷みなどをケアして美観を取り戻し、遮熱性や防汚性といった塗料の性能を発揮するには相応のスキルが必要。工藤さんは、「藤工さんなら間違いない」と言ってもらえるような人材の育成を目指します。

 「生活の基盤である家の修繕をお任せいただくことは大きなやりがいがありますが、屋外で働く中では、暑さや寒さが厳しく過酷な時期もあります。若い世代に興味を持ってもらい、長く続けてもらうには、給料や福利厚生といった待遇面でも満足できるように体制を整えていく必要がありますね」と、経営者としての意気込みも示します。

 また、家を長持ちさせるには塗装や防水の重要性について知ってもらうことが大切と、SNSによる情報発信も検討しています。

 「外壁にひびが入っている、塗膜がはがれているといった不具合があれば、ダメージが広がる前に早めにお声掛けください。プロとして適切に処置します。網戸の取り換えなどでも伺いますので、お気軽にご連絡ください」と呼び掛けます。

(取材年月:2024年3月)

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専門家プロフィール

工藤勇太

顧客と信頼関係を築き末永く家の困りごとに対応する塗装職人

工藤勇太プロ

塗装職人

有限会社藤工建装

外壁・屋根の塗装工事や防水工事を実施。丁寧な施工で顧客と信頼関係を築き、塗装のタイミングや修理の要不要など、判断に迷うことを何でも相談できる「家のお医者さん」のような存在を目指す。

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