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一人一人の将来を一緒に考えるファイナンシャルプランナー

顧客の性格に合わせた提案が得意なファイナンシャルプランナー

平原憲治

顧客の性格に合わせた提案が得意なファイナンシャルプランナー 平原憲治さん
ファイナンシャルプランナー平原憲治さん取材風景

#chapter1

お金を貯める目的や必要な時期を知り、自分に合った対策を立てる 

 IT系の仕事を経てファイナンシャルプランナー(FP)となった、FPrep株式会社代表取締役の平原憲治さん。数字に強い理系の頭脳と、子育て世代のリアルな気持ちを仕事に反映しています。

 節約や節税について調べているうちに、次第に資産運用にも興味を持つようになり、FP資格を取得した平原さん。資格取得後は、保険についての知識を深めるため外資系の保険会社に就職したのですが、その会社の商品しか販売できないことに違和感を持つようになり、独立系のFP事務所に転職しました。「現在の会社を立ち上げてからは、約50社の保険会社を取り扱う広域代理店にも所属し、証券を使った資産運用も含め、お客さまに提案できる商品の数が増えたことで仕事の幅が広がりました」と喜びを語ります。

 お客さま一人一人の立場に立って考え、その人や考えや家庭の事情を大事にすることが信条ですが、その背景にあるのは、自宅購入の際の苦い経験です。「例えば、こちらが新築の家を探しているのに中古住宅を勧めてきたり、固定金利の住宅ローンを希望しているのに変動金利を提案してくるなど、自分の都合で勝手に話を進めてくる担当者に強い不信感を持ちました。その時の嫌な経験から、自分はお客さまの立場に立ってサポートするFPになろうと決心したのです」と当時を振り返ります。

 では、住宅購入や子どもの教育費用、そして老後の計画などあらゆるお金の問題に関して、お客さまの要望を聞きながらプランニングしていきますが、理想的なプランは、お金を使う目的や必要な時期、家族構成などによっても変わってきます。

#chapter2

夢や目標を明らかにすれば、自分なりのお金の貯め方が見えてくる

 一つの例を挙げると、お子さんが大学に進学する時期に60代になる親なら、節税効果のあるiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)を積み立て、貯まったお金を教育資金として利用する方法があります。「昔と違って今は、子どもの教育資金に特化した学資保険にあまりメリットはありませんし、もしお子さんが大学に進学しなかった場合でも、iDeCoで貯めたお金は老後資金など別の用途に使うことができるのがメリットです。しかし、iDeCoで積み立てたお金は原則として60歳になるまで引き出せないので、親の年齢によってはこの方法は使えません。このように人と状況によって、お得なプランはそれぞれ違ってくるのです」

 すぐにお金を使ってしまう人には、貯蓄型保険で貯めることを提案することもありますし、投資や運用に興味のある人には、証券口座を開設してNISAを活用して貯める方法を教えることもあります。「老後資金も、お金を使わずつつましく生活したい人もいれば、アクティブに趣味や旅行を楽しみたい人もいるので、その人の性格や理想の生活スタイルによってベストなプランは変わってきます。さらに、お金を貯める目的も、まとまったお金が必要になるタイミングも人それぞれ違うので、まずは夢や目標を明らかにして現状を分析することから始めましょう」

 相談内容をもとに作成するキャッシュフロー表を見れば、老後までのお金の流れが一目でわかりますし、表を見ながら説明を受けていると、本当に必要な保険や、いざという時に使えない保険も見えてきます。

ファイナンシャルプランナー平原憲治さん取材風景

#chapter3

住宅購入からポイント活用法まで、幅広い知識でアドバイス

 例えば、ガンや三大疾病への備えはしておきたい場合も、一つの目的には縛られない多目的な保険を選ぶこともできますし、保険以外にも備える方法はあるといいます。さらに、保険を活用した節税方法もあるので、自分の価値観やライフスタイルを伝えた上で、商品のコストパフォーマンスやメリット・デメリットを教えてもらうといいでしょう。

 電子マネーやクレジットカードの使い方、そしてポイントの活用法も細かく教えてくれます。「私も生活雑貨や米などをネットでまとめ買いしているのですが、その結果、150万円分以上のポイントを貯めることができました」と平原さん。クレジットカードもそうですが、何も考えずに作って使っている人と、自分のライフスタイルに合ったものを選んで上手に使っている人では、還元される分がかなり違ってきます。相談の際には、カードやポイント、マイル、電子マネー、格安スマホの使い方も教えてもらうと、家計の改善に役立ちます。

 自宅の購入をきっかけにFPとなったこともあり、お客さまの住宅購入の相談にも熱が入ります。「住宅選びでは、購入時の住宅ローン金利以外にも、将来的なリスクや物件価格などについても考える必要があります。購入するタイミングや購入後の控除、繰り上げ返済のことなど、何でも相談してください」と自信を見せます。FPの中でも特に難易度が高いCFP®資格を持つ平原さん。家計全体をワンストップでサポートできる実力派です。

(取材年月:2019年8月)

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平原憲治

顧客の性格に合わせた提案が得意なファイナンシャルプランナー

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