パートナーとしてアドバイスする経営コンサルティングのプロ
久保武徳
Mybestpro Interview
パートナーとしてアドバイスする経営コンサルティングのプロ
久保武徳
#chapter1
鹿児島市荒田で事務所を構える税理士の久保武徳さん。事務所の看板には大きく「なんでも相談される税理士になりたい」と書かれています。久保さんは税理士以外にも行政書士や宅建の資格も持ち、看板に書かれている通り、多くの知識で困っている人の力になっています。独立して8年、業務の中でも特に経営コンサルティングに力を入れているという久保さん。これまでに150社以上の経営に携わってきました。
まずは、会社の経営者が頭の中で「こうしたい」と考えているビジョンを具体的に目に見えるよう数値化していくことから始まります。例えば「海外に店舗を増やしたい」という思いをどう現実のものにしていくのか。実際資金がいくら必要なのか、その資金をどこから調達するのか、一体いくらまで調達できれば、経営がうまくいくのか。まずは数値化していきます。資金繰りが合わないと、結果的に過剰な投資で赤字になってしまう。そうさせないためにも、依頼者の頭の中を綺麗に整理し、資金など数字に表して「はっきり見える」ようにするのです。大切なのは現状を把握し、改善していくことだといいます。
「実は、倒産する会社のほとんどは、右肩上がりで業績を伸ばしている会社なんです」。自身の経験から、こう分析する久保さんは、そういう会社こそ、今の利益にこだわり、将来を見ない計画性のない過剰な投資をし、失敗する危険性があると指摘します。「綺麗ごとだけじゃビジネスなんてできないんですよ」
オールWINを目指す久保さんは、依頼を受けた会社のために時には厳しいアドバイスもします。嫌なことでも率直に指摘することで、10年、20年と続いていく会社にしたいという思いがあるからです。「税務署より厳しいと言われるけど、担当した会社で潰れたところはないんです」と胸をはります。
#chapter2
久保さんの父親は土木関係の会社を経営しています。幼い頃から経営者の父の姿を一番近くで見てきました。「儲かっているはずなのに、お金がないといつも困っていました。もう少し近くにアドバイスできる人がいたら、もっと楽に経営ができるだろうに」と思っていてそう。
いつしか「アドバイスする役目を自分ができたら幸せだな」と考えるようになり、税理士、行政書士、宅建など資格を取得しました。
久保さん自身も事務所を構えるいわば経営者です。独立した当時、顧問先ゼロからスタートし、自分で戦略や投資計画を立て今までやってきました。どうしても年齢を重ねているほうが有利な業界だからこそ、経営者としての実績や経験を評価してもらえるよう努力は惜しみません。
経営者でもある久保さんが、常に心がけていること、それは「依頼者のパートナーであり続ける」ということ。久保さんのサポートのおかげで、現在、父親の会社の経営は順調だそうです。しかし、父親の会社だからといって特別視はしません。常に相手の立場に立ち、相手にとって一番プラスになること、求めていることは何かと考え、困ったことがあれば、親だからとか関係なくできることはすべて対処するようにしています。
#chapter3
依頼者との間に大切なのは、良好な人間関係を築くことだと言います。税理士という仕事は、相手の財布の中身をすべて見なくてはいけません。しかし、財布を見られるのは自分の裸を見られているようで誰でも嫌なこと。「信頼関係がなければ見せてもらえないし、すべてを把握しないと的確なアドバイスはできない」と言います。
それは久保さんと事務所のスタッフとの間でも同じです。30代を中心とする若手の事務所だからこその機動力があります。その機動力を生かすためにも、若い事務所=任せられないではなく、実績できちんと評価してほしいと、スタッフとの連絡は密にとり、どんな案件でも久保さんが携わるようにして、依頼者、スタッフともに信頼関係を損ねないようにしています。
「今後、もっと関わる人たちを増やしていきたい。関わった人たちの会社の経営がうまくいけば、その従業員も幸せになる。もちろん事務所の繁栄にもつながる。その幸せの連鎖の中心になれたらうれしい」。久保さんはこれからもオールWINを目指していきます。
(取材年月:2013年10月)
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パートナーとしてアドバイスする経営コンサルティングのプロ
久保武徳プロ
税理士
久保武徳税理士行政書士事務所
依頼者のパートナーとなり問題部分を分析し、改善していく。また、経営者の考えるビジョンを整理、数値化していき、的確なアドバイスをする。
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