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自社の強みや想いが伝わるホームページが集客の第一歩

企業の強みや想いを形にするホームページ活用支援のプロ

川上重明

川上重明 かわかみしげあき

#chapter1

ホームページ制作を機に、自社の強みや価値を見つめ直す

 「『ホームページは名刺代わりでいい』という声もありますが、集客のためのツールとして活用してほしいですね」と話すのは、WEB制作会社「オフィス・カワカミ」代表の川上重明さん。中小企業向けのホームページ制作を軸に事業を展開しており、現在はWEBコンサルティングに力を入れています。

 コンサルティングの考え方には、同社の企業ビジョン「志を形に、想いを原動力に」が根底にあります。

 「ホームページは想いを発信する場だと考えています。『なぜこの事業を展開しているのか』という企業の想いを届けることが、ユーザーの購買や問い合わせといった行動につながります。その想いと行動のつながりを形にすることが私の役割です」

 川上さんが提案するのは、ホームページ制作やリニューアルを機に、自社の強みや価値を見つめ直す研修です。ホームページの掲載内容を社員自らが考える場を設け、部門を超えた社員が「何をどう伝えるか」について意見交換を行うワークを通じて、軸となるブランドコンセプトを固めます。

 「いくらデザインが優れていても、軸がぶれていると企業の魅力は伝わりません。経営理念や行動指針、自社ならではの強みなどを改めて整理し、顧客に伝えたいことを明確にします。現場の意見を反映することで、ホームページの集客力向上だけでなく、チームビルディングの促進にもつながります」

 川上さんはWEBの専門知識に加え、組織変革コンサルティングについても学びを深めてきました。その中で、企業の理念や強みを社内で共有し、それを発信することの重要性を実感。現在の研修スタイルの構築につながっています。

#chapter2

運用保守や社内担当者の教育など「作って終わり」にしないサポート

 ホームページ制作では、CMSをベースに、オンライン販売やFAQなど企業ごとのニーズをくみ取ったカスタマイズに対応。これまで習い事系スクールや飲食店、建設業、製造業など、幅広い業種を手掛けてきました。

 さらに、「作って終わり」にしないサポートも特徴です。現在、鹿児島県内を中心に50~60社の運用保守を担当。上級ウェブ解析士として月に一度ホームページの解析を行い、改善策を提案しています。

 継続的なサポートによって成果につながった事例もあります。ある司法書士事務所では独自性のあるコンテンツの発信を通じて検索順位の向上につなげました。また、放課後デイサービスの運営事業者にはSEOキーワードを意識した記事の書き方をアドバイス。アクセス数や問い合わせの増加につながったそうです。

 中小事業者に気軽に相談してほしいとの考えから、ホームページの無料診断も実施しています。測定ツールを用いてアクセス数や検索順位などを可視化します。

 「例えば、1000件のアクセスがあっても、実際の購入や問い合わせはそのうち1件程度ということも珍しくありません。結果を出すためには数字の積み重ねが大事だと目に見える形でお伝えすることから始めます」

 さらに、県の求職者支援訓練でWEBデザイン講座の講師経験もある川上さん。必要に応じて社内担当者の教育も行います。

 「WEB発信の強みはスピードです。そのための社内体制づくりもお手伝いしています。ホームページ納品時には、簡単な更新方法もお伝えしています」

#chapter3

システム部門でエンジニア経験を経て、ホームページ制作で独立

 学生時代にプログラミングを学んだ川上さんは、大学院を卒業後、公共交通事業などを展開する県内企業に入社しました。約7年間、システム部門のエンジニアとして、電話回線から業務システムまで幅広く経験を積みました。

 30歳から趣味で弓道に打ち込むようになり、仕事と両立できる働き方を模索する中で独立を意識するように。独学でホームページ制作を学び、2013年に独立。当初は知人が始めた地域ポータルサイトの運営に携わり、徐々にホームページ制作の依頼が増えていきました。

 「ホームページ制作を始めた頃は、かっこいいデザインを目指していた面もありましたが、集客効果を高める必要性を感じてウェブ解析士の資格を取得しました。また、弓道を通じて、何かに本気で取り組むことが人の可能性を引き出すと実感するようになりました」

 現在、鹿児島商工会議所と鹿児島県商工会連合会のエキスパートバンク登録の専門家としても活動し、会員事業者の無料相談にも応じています。

 「県内では、インターネットでの情報発信にまだ伸びしろのある中小企業も少なくありません。地域に根差した企業だからこそ、地域の外へ向けて情報を発信していくことが重要です。ちょっとした疑問でも気軽に聞いてほしいですね」

 自社の強みや想いが伝わるコンテンツは、会社の資産になると力を込めます。

 「ホームページはあくまでツールです。本当に価値があるのは、そこに掲載される情報そのものです。まずは自分たちのストーリーを一緒に見つめ直してみませんか」

(取材年月:2026年6月)

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専門家プロフィール

川上重明

企業の強みや想いを形にするホームページ活用支援のプロ

川上重明プロ

WEBコンサルタント

オフィス・カワカミ

ホームページ制作やリニューアルを機に、自社の強みや想いを見つめ直す研修を実施。上級ウェブ解析士としての知見を生かし、企業の魅力を自ら発信できるホームページづくりを支援します。

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