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全国の魅力ある店舗を誘致して新規開店をサポートし、活気に満ちた街づくりに貢献

活気ある街づくりに貢献する店舗開発・事業用物件仲介のプロ

青木翔吾

青木翔吾 あおきしょうご

#chapter1

店舗開発を手掛け、コンビニやコーヒーショップなど有名企業の出店に伴走

 「鹿児島県、宮崎県で新規出店を検討されている企業さまや、土地・建物の活用に悩まれているオーナーさまはご相談ください」と話すのは、「ひなた不動産」の代表・青木翔吾さん。鹿児島市に拠点を置き、店舗開発や事業用物件の仲介を行っています。

 これまで手掛けてきたのは、コンビニエンスストアやスーパー、ドラッグストア、ディスカウントストア、コーヒーショップ、和洋菓子メーカーなど全国的に名前が知られている店が多数。商圏のリサーチなどマーケティングから伴走し、大手飲食チェーン店が鹿児島県で初出店した際はオープンのニュースがメディアに取り上げられるほど話題に。「出店を心待ちにしていた」との声も多かったとか。

 「当方では、企業さまの候補エリアで交通量や人口を調査した上で適した土地を探し、所有者にアプローチします。店舗には広い土地が必要な場合も多く、複数のオーナーさまと交渉するケースもあり、合意を得るまでに2~3年を要することもあります。丁寧にコミュニケーションを重ねて信頼関係を構築し、協議を進めていきます」

 青木さんは要望に応じて、公正証書に基づいた賃貸借契約の締結、既存建物の解体手配、工事中の近隣対応など、開店に至るまできめ細やかにサポートします。

 「出店して際しては、たくさんのお客さまに利用してもらうことが企業さま、オーナーさま双方にとってメリットとなります。商品やサービスの内容、ターゲットに応じて立地を精査し、集客をかなえる用地をご案内します。地元企業さまやクリニックさまの開業などもお問い合わせください」

#chapter2

全国展開する小売業で店舗開発の経験を積み、土地に合った活用法を提案

 青木さんは、全国展開している小売業に15年間勤務。店舗運営をフォローするスーパーバイザーなどを経て店舗開発部門に配属され、福岡、宮崎、鹿児島などに赴任しました。

 「各地に転勤する中で、いつかは地元に腰を据えたいと考えていました。店舗の立ち上げからマネジメントまで経験したことから2021年に鹿児島に戻り、店舗開発を主業とする『ひなた不動産』を設立しました」

 関東や関西にあるお店が鹿児島に来たらもっと便利になるはず。地元にはない企業を誘致して、地域を盛り上げたい一心で起業。青木さんは、社名にちなんで「すべての不動産をひなたへ」というキャッチフレーズを掲げています。

 「不動産というと、空き家問題や地価高騰などマイナスのイメージを抱く人も少なくありません。大事な財産を守り、地域の資源として生かすためにも、その土地にぴったりの活用法を講じることで光を当て、人が集い、にぎわう場所にしたいとの思いを込めました」

 コロナ禍で人と会うのも難しい時期での船出でしたが、顧客一人一人を大切にしてきた姿を知る周囲の人が助けてくれたと振り返ります。

 「前職からお付き合いのあるオーナーさまだと、10年以上交流がある方もいらっしゃいます。店舗の場合は契約期間が30年前後と長いので、オープンしたら終わりではなく、そこからがスタート。定期的にご訪問して、開店後の状況を報告するとともにオーナーさまの近況も伺います。お店が繁盛しているとお伝えすると、皆さん喜ばれます」

#chapter3

テナント貸しでオーナーは長期的・安定的に収入を確保できるのがメリット

 青木さんのもとには、相続した土地についても相談が寄せられます。土地活用というと、賃貸アパートやマンションを建てたり、駐車場にしたりというのが一般的かもしれませんが、事業を営むテナント(事業者)に貸すという選択肢も考えてほしいと話します。

 「賃貸住宅やパーキングは、契約者の増減によって毎月の賃料収入が大きく変わりますし、退去や解約のたびにメンテナンスや不動産会社とのやり取りが必要となります。一方テナントに貸せば、契約は基本的に10年単位で、期間中は入居率100%を維持できます」

 住居内の水漏れや設備の故障など、トラブルへの対処も発生しますが、物件で何か問題が起きたとしても、企業側で対応することがほとんど。管理に関わる手間を減らせると言います。

 「会社勤めなど兼業で大家業をしている人もいます。忙しい方にとって、手を掛けずとも長期的かつ安定的に収益を上げることができて、什器なども借り主がそろえ、原状回復まで行ってくれるのは大きな利点でしょう」

 数多くの人を呼び込む店舗が誕生すれば地域が活性化し、新たな雇用を生み出す機会にも。所有する土地が地域住民の生活の一部になっていることに、誇らしい気持ちになるオーナーも多いそう。

 「これからも地域の暮らしを支え、皆さんのお役に立てるテナントさんを誘致していきます。活気のある街づくりに貢献するとともに働く場も提供し、地方の若者が大都市に流出する流れを変えるお手伝いもしていきたいですね」

(取材年月:2025年3月)

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青木翔吾

活気ある街づくりに貢献する店舗開発・事業用物件仲介のプロ

青木翔吾プロ

不動産業

株式会社ひなた不動産

鹿児島県、宮崎県での新規出店をサポートし、活気ある街づくりに貢献。オーナーとの交渉、契約、工事中の近隣対応などをトータルで担います。土地活用方法に悩むオーナーに対するコンサルティングも行っています。

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