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日常生活で起こるお金のトラブルを解決

身近に起こるお金のトラブルを解決する法律のプロ

中西祐一

中西祐一 なかにしゆういち
中西祐一 なかにしゆういち

#chapter1

損害賠償や代金請求に強い身近な弁護士

私たちが生活する上で遭遇する法律トラブル。金沢市で法律事務所を開いている弁護士の中西祐一さんは、そういった問題に対してベストな解決策を提案する法律のプロです。特に、お金にまつわるトラブルに強く、最適な選択肢を導き出して市民の力になっています。

相談しやすい雰囲気を持った中西さんは、小学生の時からボーイスカウトで活動。現在も地域のリーダーを務めています。その「より良き社会を作る」という精神が自然と身に付いていたこともあり、中高生の頃から難関の司法試験に挑戦してみたいという思いを抱いていたそうです。

大学時代は法律相談部に所属。そこで、法律トラブルに悩んでいる人が想像以上に多いことを実感し、改めて法曹の道へ進むことを決心。見事、合格を果たした後は、法律事務所に勤務してキャリアを積み、平成二十六年に自らのオフィスを開設しました。

「地方では幅広い問題に対応する必要があります」と言う中西さんは、金銭請求、債務整理、離婚、相続、刑事事件といった法律事務はもちろん、契約書の作成、財産管理に至るまでをこなしますが、中でも、損害賠償請求や代金請求の案件を得意としています。

損害賠償請求が行われる状況はさまざま。交通事故による治療費や慰謝料の請求、欠陥住宅などの契約違反をめぐるトラブル、浮気相手への慰謝料請求など、いろいろなケースがあります。中西さんは、請求をする側とされる側のどちらにも対応。依頼人の状況に応じて、合理的かつ効率的な解決策を提案しています。

#chapter2

交通事故の紛争を訴訟せずに処理する方法も

損害賠償請求の典型的な例は、交通事故によるものでしょう。中西さんによると、大きく分けると「どちらの過失で事故が起こったのか」ということと「ケガの程度がどの程度で、どれぐらい保証しないといけないか」という二点がポイントだと言います。

この場合、中西さんは被害者側から相談を受けるケースが多く、「保険会社の基準で提示される示談金に納得できない人が少なくない」のだとか。例えば、ある男性の事例では、相手の過失やケガの程度については納得しているものの、提示された示談金について不満を持っていました。

男性の希望額は、これまでの判例に照らし合わせると高額であったため、まずは現実的に請求できる金額を認識。依頼者は「お金をあまり掛けたくない」とも考えていたため、裁判ではなく第三者機関である交通事故紛争処理センターに調停を依頼。「訴訟しなくても、そういったやり方で解決する方法もある」と中西さんは教えてくれました。

ある女性の事例では、交通事故によって顔に傷跡が残ったにもかかわらず、保険会社からの提示額が低いと相談がありました。この際は、実際の生活に支障があることを訴えて交渉したところ、大幅に見直しすることに。「被害者が亡くなったり、後遺症が残った場合は、数百万円から一千万円の違いが出ることもあります」と話していました。

また、交通事故以外では、家を建てたけれど設計図通りではなく、耐震構造的に柱が少なかった…といった建築関係のトラブルで損害賠償を請求するケースが少なくないとのこと。中西さんは訴えたい側と訴えられた側の両方相談に乗っています。

中西祐一 なかにしゆういち

#chapter3

得意分野の刑事事件は素早い対応でサポート

「物を売ったけれどお金を払ってもらえない」という代金請求のトラブルについては、「何かしらの不満があって不払いを主張することが多い」と中西さん。その原因を突き止め、相手に支払い能力があるかということや、動くべきタイミングなどを見極めながら対応しています。

得意分野の一つである刑事事件では、交通事故を起こして大ケガをさせてしまった時や、身内が万引きや窃盗事件を起こしてしまったといった深刻な事態が発生した場合、「早めに相談してほしい」と呼び掛けます。

「刑事事件は起訴されてしまうと後戻りできません。ですから、起訴されないように素早く行動する必要があります。起訴されてしまった場合は、執行猶予や保釈を認めてもらうことが課題になります」と強調していました。

「最終的に依頼するかどうかは置いておいて、お困りの問題が解決するのか、しないのか。解決するためにはどれぐらいの時間と費用がかかるのか。そういったことを把握するために、まずは気軽に相談してほしいですね。選択肢は一つとは限りません」

実際に法律相談する様子を見学してみると、分かりやすく的確にアドバイスする様子が印象的。中西さんのような方を“かかりつけの弁護士”にしておくことは、安心して人生を送るために必要なことなのではないか。そう実感して取材を終えました。

(取材年月:2016年1月)

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中西祐一法律事務所

依頼者が問題に対して「どうしたいのか」を徹底的にヒアリング。どれぐらいの期間で、どれぐらい費用を掛け、どの程度まで解決したいのかを把握し、最適な方針を提案。希望や状況に応じた選択肢を導き出している。

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