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一生付き合える地域のホームドクター

患者のライフスタイルをサポートする歯科のプロ

清水国彦

清水国彦 しみずくにひこ
清水国彦 しみずくにひこ

#chapter1

ライフスタイルをサポートする歯科医に

新旧の住宅地が広がり、学生の街でもある金沢市の杜の里に、くに歯科クリニックがあります。訪れる患者さんは、ゼロ歳児から九十代まで幅広く、親子連れも多いそう。

クリニックの扉を開けると、待合室は歯科医院とは思えないような雰囲気。モダンなショップに来たような感じもしますが、それは院長、清水国彦さんのこだわりです。

家庭的で溌剌としたパパ…といった印象の清水さん。「歯医者へ行くのは『痛い』『怖い』というマイナスイメージがいまだにあります。そういった抵抗感を少しでもなくしたかった」とのこと。医院が「快適な空間」であるように追求し、院内はスリッパに履き替える必要がない土足OK。ベビーカーでも入ることができ、チビっ子や女性、お年寄りから大好評となっています。

清水さんは2008年の秋に開院。以来、地域に溶け込んだ歯医者になることを考えてきました。「地域の人たちから信頼され、頼られる存在でありたい」。清水さんにとってクリニックは、歯の健康を守る“地域コミュニティー”のような存在なのかもしれません。

最近は治療が忙しく、趣味のアコースティックギターで大好きなアーティスト、DEPAPEPEの楽曲を弾くことも少なくなっているそう。しかし、それだけ多くの人たちが清水さんの治療を求めているわけで、「患者さんのライフスタイルをサポートする歯科医であることが私の使命です」と語ってくれました。

#chapter2

子供の歯並びは抜歯をしない床矯正で

清水さんが現在、力を入れているのは、子供の歯並びを治す矯正治療。中でも床矯正と呼ばれる治療方法です。歯並びの悪さは遺伝的な要因もありますが、食生活の変化による発育刺激の減少が原因の一つ。噛む機会が少なくなったため、顎が正常に発育しなくなって起こるのだといいます。

治療方法としては、自分の力で治す努力をすることがまず大切。正しい食事方法や、しっかり口を閉じる、頬杖をやめるといった生活習慣の見直しが欠かせません。

その上で、器具を使った治療を行う場合は、「できるだけ早くスタートさせることが大事です」と清水さん。子供であれば、顎が発育する余地があるため、歯を抜かなくても治る可能性があるのです。治療の時期は、「6、7歳から取り掛かるのがベスト」。その頃なら、「歯が並ぶスペースを広げることができるため、抜歯をしない床矯正ができる」ということです。

実際には、拡大床装置と呼ばれる器具を付けて、顎を広げる治療を行いますが、これは常に装着している必要はなく、食事や歯磨きなど生活のシーンによって取り外すことができます。一日12時間以上は装着しなければなりませんが、小学校低学年であれば、自宅に帰ってから使うこともできます。こういった治療で、顔つきや表情も明るく変わっていくことを教えてくれました。

「矯正治療はまだまだ歯を抜いて行うのが一般的ですが、私は抵抗がある」と清水さん。健康な歯はできるだけ抜かないという強い思いから床矯正に取り組んでいるのです。

清水国彦 しみずくにひこ

#chapter3

ホワイトニングで歯も心もピカピカ

そんな清水さんは、ホワイトニングにも積極的。クリニックと自宅の両方で行うデュアルホワイトニングに自信を持っています。

使用する薬剤は、通常なら一種類程度ですが、くに歯科クリニックでは三種類を取りそろえ、患者さんの状況によって選択。痛みをなくす照射の工夫や、ホワイトニングに使用するマウストレーの材質にもこだわっており、「最も薄くて強度のあるものを使い、口にはめたときの違和感を少なくしています」とのこと。

結婚式の前や、就職活動時にホワイトニングを希望する人も増えており、処置後の嬉しそうな表情を見ると、やりがいを感じるそう。「歯が綺麗になって印象が良くなれば、誰だって嬉しいはず。歯も心もピカピカになるお手伝いをしています」

お話を伺っていると随所に清水さんのこだわりが伺えます。例えば、器具の滅菌、消毒。使用した器具は患者さんごとに消毒、滅菌し、可能なものは使い捨てにしていますが、「当たり前」をしっかりやる姿勢が安心感につながっています。

麻酔に関しても、まずは表面麻酔を使用して注射針を刺す痛みを緩和。その後、麻酔液を人肌に温めてから注入するという徹底ぶり。患者さんの見えない部分でも手を抜きません。そういったことはすべて、「快適な歯科医」を目指す志からなのです。

最後に、「一生お付き合いができるホームドクターになりたい」と語る清水さん。「生まれてから歳を重ねるごとに違ってくる歯の治療を通じて、患者さんの人生とお付き合いしたいですね」と語ってくれました。

(取材年月:2012年12月)

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清水国彦

患者のライフスタイルをサポートする歯科のプロ

清水国彦プロ

歯科医

くに歯科クリニック

歯医者への抵抗感をなくし、安心・快適に受診してもらうための医院作りと治療方針が強み。院内は土足OK、歯科独特のニオイも極力しないような工夫をするなど、病院へ来たという不安感を徹底して取り除いている。

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