課題に、夢に寄り添う経営コンサルティングのプロ
木下健
Mybestpro Interview
課題に、夢に寄り添う経営コンサルティングのプロ
木下健
#chapter1
個人事業主や中小企業の新たな事業展開をサポートしている「Consulting Office PREMO(プレモ)」。PREMOとはラテン語で「そばに寄り添う」を意味し、顧客にビジネスの方向性を示すだけでなく、何よりも「共に歩む」「目標を分かち合う」「同じ夢を見る」といった姿勢を大切にしています。
「日本経済の基盤を支えている皆さまの『既存事業を見直して次のステージに進みたい』『機が熟したので新規事業を立ち上げたい』というチャレンジを支えるのが弊所の役割です。デジタルマーケティング、EC(電子商取引)サービスの構築、ブランディングなど、多角的にお手伝いできます」と代表の木下健さん。
顧客は製造業やサービス業など多種多様。「卸売業者や小売店を介さずに消費者へ直接販売するDtoCを始めたい」「全国展開に向けてフランチャイズの仕組みを作れないだろうか」「伝統産業の技術を生かしつつ、現代に合った商品を開発できないものか」といった相談を受けています。
「行政・自治体の要請で企業を支援することもあります。いずれのお客さまも成長意欲が高く『苦しい状況だけど、頑張って現状を変えたい』という強い信念を持っていますね。関西を中心に、全国の経営者から話を伺っています」
都市部から遠ざかるほど、素晴らしい技術やサービスを持っているにもかかわらず、アピール方法を知らずにとても苦労している会社も少なくないとか。「可能性を秘めていることに気付かず、事業を手放したり、廃業を選ぶ経営者は数多くいます。非常にもったいないですよね。だから答えが見つかるまで、私が一緒になって考え抜くのです」
#chapter2
「私のコンサルはアドバイスだけ、経営指導だけではありません。誰にも負けない経験に基づく、説得力のある提案を期待してほしいです」と木下さん。言葉に自信が伴うのは、企業のさまざまなフェーズに“当事者”として関わってきたからです。
「かつては大手家電メーカーに勤務し、社内起業して日本ではまだ珍しかったEC事業を立ち上げました。早期退職し、ベンチャー企業で上場準備に携わり、自らメーカーを買収したこともあります。そして、今まで学んだことを世の中に還元しようと弊所を立ち上げました。実体験を踏まえて経営者の気持ちを理解できることが強みです」
顧客の支援で成功・失敗しても、自ら経営する会社で同様の喜びや痛みを味わったことのある経営コンサルタントはそれほど多くはないだろうと話します。
「特にEC事業の件では苦労しました。以前の流通業界は閉鎖的で、製品の直接販売はご法度であり、社内にも反対派がいました。それでも顧客の好みや購買行動をダイレクトに把握できるECの時代が来ると信じ、意見を曲げませんでした」
当時と変わらず、今も大切にしているのは「将来、何が必要になるのか」という判断力。中小企業の経営者は多忙で近視眼的になりやすく「先手を打つ」という重要な仕事を忘れがちで、常に意識してもらえるよう働きかけると言います。
「創業、IPO、M&Aなどに取り組んできたので、先々の変化を予測する“くせ”が身に付いたのでしょうね。この感覚も皆さんに共有しています」
#chapter3
経営コンサル以外にも二つの事業を手掛ける木下さん。その一つが外国人のビジネスパーソンや留学生のための日本語教師です。
「とにかく社会課題を解決したいと考えています。少子高齢化を迎えた日本では労働人口の減少が加速し、今後は海外の人材に頼る可能性が高いですよね。外国人を受け入れる企業に向け、語学や実務に関するマナーなどの研修を実施しています」
もう一つが児童福祉事業で、発達障害の子どもを支援する通所型の施設を設立。小中学生の約10%に学習面や行動面に困難があるといわれる中、すべての子どもたちが暮らしやすく、将来に希望を持てるようにという思いで、いずれは後進の手助けもしたいと考えています。
「未知のことを始めるのは怖いですよね。それでも私は、経営コンサル、人材活用、児童福祉の分野で足を前に進めてきましたから、道を切り開こうとする経営者の皆さまに実践的な施策を提供できます。しかも、事業に失敗したり、金融機関に頭を下げて資金調達に奔走した経験もあるなど共感してもらえる部分も多く『二人三脚でとことん伴走してくれる安心感』が評価されている気がしますね」
最近、特に気に掛けているのは和紙や着物、茶をはじめ、日本特有の伝統文化に携わる企業。後継ぎ不在で事業承継が難しくなり、名品が次々と姿を消しているようです。
「伝統を生かしつつ、新しい商品を生み出せたらうれしいですね。無数にある夢をかなえるためにも、仲間を作ってできることを増やし、これからも未来の日本を支える人たちの力になりたいです」
(取材年月:2023年10月)
リンクをコピーしました
Profile
課題に、夢に寄り添う経営コンサルティングのプロ
木下健プロ
経営コンサルタント
Consulting Office PREMO
大手企業でEC事業を立ち上げ、ベンチャーでは上場準備に参画。さらにメーカーにM&Aを行い、自らの会社も設立してきた経営コンサルタント。実体験に基づいて提案し、顧客の課題や夢に寄り添います。
\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /
掲載専門家について
マイベストプロ神戸に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または神戸新聞社が取材しています。[→審査基準]