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運送業などの許認可、在留資格・帰化申請を中心に地域に暮らす人たちをサポート

入管業務と運送関連許認可に強い行政書類作成のプロ

大塚信輔

大塚信輔 おおつかしんすけ
大塚信輔 おおつかしんすけ

#chapter1

じっくり向き合うため初回相談は無料・時間制限なし。他士業とも連携

 「『事業を始めたい』『相続の準備をしたい』といった場合は、当方がお手伝いします」と話すのは、姫路市飾磨区にある「マルヤ行政書士事務所」代表の大塚信輔さん。

 手掛ける書類が約1万種類を超えるとも言われる中で、特に運送業をはじめとする各種許認可や、遺言書、財産目録の作成といった相続分野を得意としています。

 「出入国に関する研修を修了し、本人に代わって手続きする『申請取次行政書士』の資格も有し、外国人の在留資格・帰化申請にも力を入れています。日本で勉強したい、働きたい、国際結婚などにより国籍を取得したいという方もご用命ください」

 他に、売買や賃貸借の場面で必要な契約書、約束した内容を記す念書、生活や仕事上でトラブルに見舞われた際に相手方と和解するための示談書、犯罪被害に遭った時に捜査機関に申告する告訴状なども職務の範ちゅう。幅広い問題に応えることができます。

 「ご相談いただくことが解決の糸口を見つけるきっかけとなります。一人で悩まず、まずはお問い合わせください」と大塚さん。じっくりと話を聞き取るため初回相談は無料で、時間制限も設けていません。

 「皆さまのお声に耳を傾けて困りごとの全体像を把握し、事実関係を確認しながら、解決の方向性を探ります。他の専門家に委ねた方がお客さまの利益につながると考えられる場合には、内容に適した先生方を無料でご紹介しています」

 職域を越えても対応できるように、弁護士・司法書士・社会保険労務士・税理士らと連携。必要に応じて“チーム”を編成して問題解決を目指します。

#chapter2

バスドライバーから転身。国際的な地域性をふまえ「申請取次行政書士」も取得

 前職はバスのドライバーだった大塚さん。姫路市に本社を置くバス会社で約10年にわたり勤務しました。
 「一生ものの資格を取りたいと考え始めた時、車両の通行許可や自動車の登録変更に携わる行政書士に魅力を感じて一念発起。乗務のかたわら猛勉強しました」

 2023年に合格率10%前後の難関を突破。その後約10カ月間、会社勤めを続けながら士業の会合などに積極的に参加。同業や近接業種らとのネットワーク構築に努め、申請取次行政書士も取得して独立の準備を進めました。

 「姫路市はベトナム戦争を機に母国を離れた人々を多く受け入れてきました。明治時代から港町として栄え、国際色豊かな神戸市にも近く、姫路の人々にとって外国人は身近な存在です。日本語教室を開くなど、市も国際交流を促進しているんです」

 近年は、日本政府としても外国人労働者や留学生の受け入れを推進。以前にも増して、街で働く外国人材の増加を肌で感じていたことも、専門性を高める動機になったとか。

 「在留資格に関する業務を行えるのは、弁護士・行政書士・地方入国管理局長に認められた公益法人の職員だけです。外国人が長期で日本に滞在する場合、また企業が雇い入れる際は、入国管理局に出向いて手続きしなければなりませんが、複雑で労力を要する作業はお任せいただき、事業や学業に専念してもらいたいですね」

 言葉や習慣の違う国で頑張る人たちや、海外からスタッフを迎える企業の役に立ちたいと、2024年9月、満を持して開業を果たしました。

大塚信輔 おおつかしんすけ

#chapter3

「今できることを精いっぱいやりきる」志で、地域の暮らしやビジネスに貢献

 岡山県津山市出身の大塚さん。地元で、いわば相性として使われていた実家の屋号「マルヤ」を事務所名に掲げた背景には、地域に根差し、親しみを持ってもらえるようにとの願いを込めています。

 数々の案件に取り組む中にあって、目下の目標は「特定行政書士」を取得すること。行政書士が作成したものに限られますが各種事業の許認可など、官公署に提出した書類が違法不当な理由から不許可になった場合、不服申し立ての手続きを代理することができる資格で、研修を受け考査に合格することが必要です。

 「約1割の行政書士が保有する特定行政書士を取得することで、申請から行政庁の処分に対する審査請求など一通り行えるようになり、各方面に要請する手間をなくし、お客さまに安心感を担保できると思います」

 座右の銘は、江戸時代の名僧として知られる沢庵和尚の言葉である「前後際断」。「過去への後悔も未来への不安も断ち切り、今できることを精いっぱいやりきる」という意味があります。

 「行政書士になったのは、地域のさまざまな方を助けたいと考えたからで、私と出会ったお客さまには幸せになっていただきたいんです。日本に住む限りは老若男女、国籍も人種も関係なく誰もが日本の法律に関わりますので、知識を備えた当方がサポートすることで平穏に暮らし、滞りなくビジネスを営んでほしいと思っています」

 転職を希望する外国人を支援するなど、精力的に活動する大塚さん。「“地域密着の行政書士”として、一人一人と真摯(しんし)に向き合います」と熱意を見せます。

(取材年月:2024年9月)

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大塚信輔

入管業務と運送関連許認可に強い行政書類作成のプロ

大塚信輔プロ

行政書士

マルヤ行政書士事務所

出入国在留管理庁への申請書類作成から提出までワンストップでサポート。元バスドライバーの経験を生かして運送業関連許認可も得意とし、他士業との連携によりチームで課題を解決。

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