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費用も部品もニーズに合わせて。輸入車の車検、点検・修理・整備に「選択肢」という付加価値を与える

輸入車車検、点検・修理・整備のプロ

井場善彦

井場善彦 いばよしひこ
井場善彦 いばよしひこ

#chapter1

確かな技術と豊かな知識を持った自動車整備士だからこそ提案できるさまざまな選択肢

 ホームページをのぞくと、30社以上に及ぶ海外自動車メーカーの車検実績や点検・修理・整備履歴がずらりと並ぶ自動車整備工場「まごころ自動車」。社長の井場善彦さんは「お客さまのニーズに合わせて、幅広い選択肢をご提案できることが弊社の付加価値です」と語ります。

 輸入車と聞くと、費用が高く付くイメージがあるかもしれませんが、国産車に比べてOEM部品の種類が多いなど、実際には整備や修理にさまざまな手だてがあるといいます。

 「あと何年その車に乗りたいですとか、次の車検を乗り切りたいですとか、お客さまの要望や状況は異なります。信頼性の面から純正部品をご希望される方がいる一方で、あまりお金を掛けたくないという人もいます。OEM部品や社外部品、さらには中古部品と、可能な限り今ある部品を修理して使い直すことで、コストは抑えられるんです」

 ただし、OEM部品一つを取ってみても中には粗悪な製品もあり、また一口に修理と言っても一筋縄にいくものではありません。井場さんは、長年にわたる経験の中で培った技術と知識を生かして個々の事象に向き合います。世界的な自動車機器サプライヤーであるボッシュ社が認定するボッシュシステムテクニシャンであり、自動車修理のネットワーク、ボッシュカーサービスへの加盟が許された工場であることも、腕のよさを裏付けます。

 「認定に当たっては実技と座学、設備の内容を問われます。これらをすべてクリアした工場ですので、ぜひ当方にお任せください」と力を込めます。

#chapter2

故障を解決へと導くのは「直し切る」という強い思い、支えてくれる仲間たちとのつながり

 自らを「口べた」と評し、「常に謙虚な姿勢でいることを忘れない」と話す井場さん。仕事に対するモットーを聞くと「直し切ること」というシンプルな答えが返ってきました。整備や修理で用いるのは、メルセデス・ベンツやBMWのほか自動車メーカーによって異なる6台の外部診断機です。不具合や故障の原因を文字通り手探りで、また資料を読みこみながら探っていきます。

 「この過程が楽しいですね、謎解きみたいで。そういった作業が好きなんでしょうね」と笑みを見せる井場さんですが、難題に突き当たることもあります。特に印象に残っているのが、室内が水浸しになった車両を預かった時のこと。

 「エンジンルームから雨水が侵入していたんですが、コントロールユニットはさびついているし、配線なんかも腐食してしまっていて、手こずりましたね。やはり『直したい』という強い気持ちがないとやり遂げられない仕事という気はします。家でお風呂に入っていても考えてしまいますものね、『明日はああしてみよう』なんて」と振り返ります。

 また修理業務は、診断機や工具を使う前から始まっているとも言えます。英文の資料を訳すまでならまだしも、時にはドイツ語で書かれた文献と格闘することさえあるのだとか。

 「最終的にはぼく一人で対応しますが、資料を共有してくれるボッシュさんであったり、相談に乗ってくれる取引先であったり、支えてくれる仲間たちがいるから直せるという思いがありますね」

井場善彦 いばよしひこ

#chapter3

見据えているのは未来。自動運転時代に向けて取得したCDRアナリストという資格

 井場さんと輸入車の関わりは高校卒業後すぐ、最初に所有した車がローバーミニ1000ccだったことに始まります。次の愛車もシトロエン・AXでした。20代前半のころは国内A級ライセンスを取得してレースにも出場するなど、車ざんまいの日々を送っていたのだとか。

 「ぼくらの時代はハチロク(トヨタAE86)が全盛だったんです。まあレーサーとしては芽が出なかったですが」と照れながら当時を懐かしみます。社名の由来は友人の「お前やったら横文字でもカタカナでもなく、ひらがなで『まごころ』やろ」という一言だったという逸話も、どこか素朴で物腰のやわらかい人柄を物語っています。

 「2001年の創業当初は国産車が中心でしたが、時々依頼のある輸入車もどうしても直したかった」という井場さん。輸入車の場合、それぞれの国で工具に違いがあるため、その都度買い足し、それに連れてスキルや知識も高まっていったのだといいます。

 2021年、井場さんはCDR(クラッシュ・データ・リトリーバル)アナリストという資格を取得しました。2022年7月から新型車に搭載が義務付けられる事故記録装置EDR(イベント・データ・レコーダー)から、データを読み出すことができる資格です。

 「今後の自動運転化を見据えて取得しました。簡単に言えば、事故の原因が車両の誤作動か、人為的なものかが分かりますし、衝突時の速度も計算ではじき出せます」

 未来に向けて、また一つ提供できる選択肢を増やした井場さんに、大切な愛車を託してみてはいかがでしょうか。

(取材年月:2021年9月)

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輸入車車検、点検・修理・整備のプロ

井場善彦プロ

車検、自動車点検・修理・整備

まごころ自動車

世界的な自動車システムメーカー、ボッシュ社が認定するボッシュシステムテクニシャンの資格を持った自動車整備士が、経験に裏打ちされた幅広い選択肢を提案。輸入車の車検、点検・修理・整備のコストを抑える。

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