主に刑事事件や交通事故を扱い解決に導く法律のプロ
加藤孔明
Mybestpro Interview
主に刑事事件や交通事故を扱い解決に導く法律のプロ
加藤孔明
#chapter1
神戸に根差し、弁護士として活動するのは「神戸カトウ法律事務所」の加藤孔明さん。JR神戸駅から徒歩約2分と利便性が高い場所に拠点を構え、自身もフットワーク軽く依頼者のもとに向かいます。交通事故を中心に離婚、相続などの問題に取り組み、刑事事件にも力を入れ豊富な経験知を持ちます。
「歴史が好きな人ならお分かりの通り、私の名前は中国の書物『三国志』に登場し、巧みな戦略で戦に勝利した天才軍師・諸葛孔明に由来しています。昔は『名前負けや』などと言われたりもしましたが、司法試験に合格した後は一転して『いい名前だね』と言われるようになりましたね」と笑う加藤さん。
自らを“らしからぬ弁護士”と表現し、普段はスーツを着用しないカジュアルさが特徴。トラブルなどに直面した人の不安を和らげるため「気負わずラフな雰囲気で相談しやすい人」を心掛けています。
「弁護士と言えばスーツをビシッと着ているイメージがありますが、そればかりだと話すのに緊張すると思うので、できるかぎり話しやすい雰囲気作りを考えています。学生時代に『弁護士は全人格で勝負する仕事』と教わりましたが、能力や実績を誇張しない、『加藤孔明』という全人格を見て評価してもらえたらうれしいです」
現在、相談の8割以上は交通事故関連とか。過失割合で相手ともめている場合などは、検討基準となる事例に精通した人間が間に入ることで、早期かつ納得のいく条件で交渉できると言います。
「他に、家族が警察に逮捕されたり、出頭を求められたりしている方から『どうすればいいのか分からない』と連絡を受けることがあります。いずれの相談でも方向性を示せるよう、まずは“交通整理”に徹します」
#chapter2
小学生の頃、神戸の元町で病院を営む祖父に後を継ぐか尋ねられたものの、算数ができないからという理由で断ったという加藤さん。幼いながらに「医師でなくても社会貢献できる職業に就こう」と思ったことが現在の道に進んだきっかけです。
「ある漫画で『法律は弱い者の味方やあらへん。知ってる者の味方や』というせりふを目にし『だったら自分は法を知らない人のために弁護士になろう』と決意しました。その後、大学で冤罪(えんざい)に触れ『あってはならないこと。ひとりでも多くの人を救えるように』と考えるようになりました」
法曹資格取得後は志を全うすべく、刑事事件専門の大手事務所に就職。主に、サラリーマンの犯罪を担当しました。
「人生は平均台の上を歩くようなもので『魔が差して痴漢をした』『ストレスを抱えて物を盗んだ』と、誰でも簡単に道を踏み外す可能性があります。ごく普通の人と罪を犯す人は紙一重だと認識しました」
仕事の幅を広げようと、交通事故に特化した神戸市内の事務所に転職。案件を“浴びるほど”担当し、文書作成や保険会社との交渉、裁判などに明け暮れます。
「2つの事務所で計8年間を過ごし、ひと通りの刑事事件と交通事故を経験しました。実践的な知識で『ゆかりある神戸の役に立とう』と独立しました。この仕事は依頼者の人生をプラスに導けるのが醍醐味ですね。手腕は問われますが『前科を付けずに済んだ』『事故の後遺症と向き合うのに十分なお金を得られた』など、未来に向けて責任を果たせます」
#chapter3
数々の事案の中で最も印象に残っているのは、ある職業ドライバーを弁護した交通事故の案件。ひき逃げ事案として逮捕された事案だそうです。被害者の怪我が重く実刑が言い渡される可能性があったそうです。
「このケースでは『ドライバーが事故の瞬間に気付いていたのか』が争点になりました。しかし本人に話を聞く限り事故を認識しておらず、そもそも車両を発進させる前に異変が生じたとも考えられました。そこで私も事故車両に乗り、運転席と同じ高さから死角を確認し、ドライブレコーダーの見え方を確認したりして証拠集めに奮闘しました。資料を検察官に説明したところ、状況が大きく好転し、想定よりもはるかに良い結果が出ました」
依頼者に深く感謝され、事故から数年が経過した今もたまに連絡をとる仲だとか。弁護でも「百聞は一見にしかず」だと、改めて現場に足を運ぶ重要性を知ったと話します。
「実績を積み重ね、得意とする刑事事件や交通事故だけでなく、神戸で広く必要とされる存在になりたいです。この街ではすでに多くの優秀な弁護士が活躍していますが、人柄では誰にも負けたくないですね。『話しやすいからあなたに頼みたい』と、そういう理由でも選ばれる弁護士を目指します」
悩みを誰にも打ち明けられずにいる人や、弁護士に相談する内容なのか分からないと戸惑う人に向け、「一人で抱えず、まずは問い合わせてほしい」と呼び掛ける加藤さん。「お話を伺い、精神的な負担を軽減した上で、事情に即した解決策を提示します」と語ります。
(取材年月:2024年4月)
リンクをコピーしました
Profile
主に刑事事件や交通事故を扱い解決に導く法律のプロ
加藤孔明プロ
弁護士
神戸カトウ法律事務所
主に刑事事件と交通事故を扱う弁護士として約10年にわたり活動。豊富な経験や知識を持ちながら、依頼者が相談しやすいよう自身の服装にも配慮する。不利な条件下でも諦めることなく証拠を集め、納得の結果に導く。
\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /
掲載専門家について
マイベストプロ神戸に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または神戸新聞社が取材しています。[→審査基準]