PROFESSIONAL
STORIES

Mybestpro Interview

企業価値の向上につながる太陽光発電システム・EV充電設備の普及を推進

太陽光発電システムと蓄電池、EV充電設備のプロ

小林一海

小林一海 こばやしかずうみ
小林一海 こばやしかずうみ

#chapter1

創業から培ってきた経験やノウハウを活かし、設計から施工、アフターケアまで一貫対応

 「化石燃料に頼らず走行する電気自動車(EV)を取り入れ、環境に優しい太陽光で日々の電力を賄い、災害時も自家発電して業務を遂行する体制は、企業価値を高めることにつながります。脱炭素社会の実現が世界規模で推進されるいま、電気というインフラ整備の側面から、お客さまのSDGs(持続可能な開発目標)活動をサポートします」

 こう話すのは、兵庫県尼崎市に本社を置き、電気・通信事業などを営む「シースパン」の小林一海さん。産業用太陽光発電パネルと蓄電池、EV充電器の設置に力を入れています。

 「太陽光発電システムはここ数年価格が下がり、中小企業も導入しやすくなっています。電気代の高騰が影響してか、売電目的から自家消費にニーズが変化しているのを肌で感じます」

 小林さんはEVが普及する将来を見据え、EV充電器とソーラー、双方のシステムを一緒に装備することが有効だと提言します。
 「太陽光でつくった再生可能エネルギーをEVに使うことで、温暖化の原因となる二酸化炭素の排出を相乗的に抑えることができます。また、工事を同時に行うことで初期投資に要するイニシャルコストの軽減にもつながります」

 小林さんたちの強みは、システムの設計から施工、アフターケアまでを一貫して受け持っていること。現場の要件に即した設備をプランニングし、土地の造成や送電柱の建柱、配線、修繕を手掛けます。

 「電気エネルギーを効率的に生み出し、蓄え、役立てる仕組みを提供するのが私たちの使命。高い技術力と豊富な経験知を糧に、持続可能なエネルギー社会を構築していきたいと思います」

#chapter2

6.4キロワットの出力で充電時間が短縮できる、自社ブランドのEV普通充電器「EVA」を展開

 関西のみならず全国各地から依頼を受け、小林さんは年間50件以上の案件に従事。太陽光発電設備の設置箇所は、コンビニエンスストアや工場の屋根、山あいの遊休地、広大なゴルフ場まで多岐にわたり、中には工期が6カ月以上に及ぶプロジェクトもあると言います。

 「どんな施設でも工事で不具合が生じないよう、現地調査をして細心の注意を払います。古い校舎などでは防水工事が必要なこともあり、別の業者と協業することもあります。年季の入った建物だと現場の状況によって施工方法が変わることもあり、作業中はお客さまと綿密にコミュニケーションを取ることを心掛けています」

 太陽光発電パネルとの併用が効果的な蓄電池については、節電の観点から国も導入を推奨し、近年は補助金も充実していることから引き合いが多くなっているそうです。

 EV充電器では自社ブランド「EVA」を展開し、モビリティーの変革を提案。洗練されたフォルムと、黒と青を基調としたガラストップは、いかにも近未来のシステムという印象を抱かせます。

 「性能面にもこだわっており、一般的な普通充電器の出力が約3キロワットなのに対し、当方のものは最大6.4キロワット。およそ2倍の速さで充電でき、夜遅く帰っても翌朝の外出に不安を感じません。予約充電などの便利な機能も搭載。単相200ボルトで一般家庭にも対応しており、環境問題への意識が高い中小企業の経営者さまが自宅と会社に設置するケースが多いですね」

小林一海 こばやしかずうみ

#chapter3

時代の流れを追い、通信・電気、太陽光、EV充電と新たな分野に挑戦

 「図面通り工事を進めるだけでなく、職人それぞれの『センス』や『味』を出して美観を兼ね備えた設備を作り上げるのが仕事の醍醐味。お客さまに喜んでいただけるよう、美しい仕上がりを目指しています」

 ものづくりや機械いじりに興味があったという小林さんは、スポーツを通じて知り合った今井康博社長の誘いを受けてシースパンに入社。時代の流れを追い続ける社長の薫陶を受け、通信、電気、そして太陽光、EVとさまざまな工事に携わってきました。

 「3、4年スパンで新しいことにチャレンジしているので、飽きることがありません。この会社一筋なのですが、何回も転職しているような感じがします」

 多様な職務に精を出し、携帯電話の基地局では、高さ50メートルもの場所で作業することもあったとか。
 「緊張感があり、毎日ドキドキしながら現場に立っていました。高所で安全性に留意した経験は、太陽光発電パネルを屋根に運搬する際に生きています」

 現在はエネルギーソリューショングループのマネジャーの立場で、会社の新エネルギー関連事業をけん引。部署には20代の若い社員が多く、蓄えた知見を後輩たちに惜しみなく授けて成長を促し、モチベーションアップにつなげています。

 「『前向きに楽しんで仕事に取り組む!』が会社の理念であり、一丸となって挑戦することで刻々と変化する時流に順応していきたいと考えています。消費燃料の削減や環境保全に貢献する太陽光発電とEV充電で、未来を切り開いていきたいですね」

(取材年月:2025年4月)

リンクをコピーしました

Profile

専門家プロフィール

小林一海

太陽光発電システムと蓄電池、EV充電設備のプロ

小林一海プロ

電気工事士

株式会社シースパン

太陽光発電システムの導入や自社ブランドのEV充電器などの普及を通じ、企業価値の向上をサポート。創業から培ってきた経験やノウハウを生かし、設計から施工、アフターケアまでを受け持ちます。

\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /

掲載専門家について

マイベストプロ神戸に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または神戸新聞社が取材しています。[→審査基準

MYBESTPRO