住まいのキズや傷みを低コストで補修するリペアのプロ
鈴木智士
Mybestpro Interview
住まいのキズや傷みを低コストで補修するリペアのプロ
鈴木智士
#chapter1
フローリングにキズがついた、壁に穴が開いた…など、お家のちょっとした破損。フローリングや壁を全面リフォームするにはお金も手間もかかるから、我慢していませんか?そんな時に利用したいのが、『カーサplus』の鈴木智士さんが提供するウッドリペアというサービスです。
ウッドリペアは、もともとアメリカで生まれたアンティーク家具を修復する技術。擦りキズや凹みキズを専用剤で復元し、その上から丁寧に再塗装することで、元に近い状態に戻すことができるそうです。
今までどこに頼めばいいか分からなかった、賃貸住宅の現状回復で困っていた、新築したばかりで費用を抑えたい、こういった悩みをお持ちの方から、依頼や相談が多いそうです。従来はリフォームや買い替えるしかなかったところに、新たに登場したサービスとあって、利用者からは感謝の言葉が多く寄せられています。
「ある賃貸物件で、結露により水分がたまり、フローリングの床材がカビで痛んでいたケースがありました。オーナーさんからの依頼で修復すると、“ココまでキレイになるんだ”と大変驚かれていました。お客様にビックリしてもらえることが、この仕事の一番の励みですね」と笑顔で話す鈴木さん。『捨てない、壊さない、取り替えない』というコンセプトのもと、環境にもやさしいエコな取り組みをされています。
#chapter2
以前は不動産会社に勤務し、中古住宅のリノベーションに携わったことからリフォームに関心を持つようになった鈴木さん。もともとDIYなどモノづくりが好きだったこともあり、スクラップ&ビルド(壊して造る)以外にできることはないのか?という疑問から、“リペア”という道を目指すことに。日本ではウッドリペアの先駆けともいえる株式会社TS日本の存在を知り、フランチャイズ加盟を決意。同社の徹底した技術研修をうけ、技術認定試験に合格したそうです。
鈴木さんのセールスポイントは、その高い技術力はもちろんのこと、現場での臨機応変な対応力。カーサplusの受注の流れは事前に破損箇所の写真を送ってもらい、見積もりを提出した上で訪問することがほとんど。しかし、写真からは読み取れない不足の状態に遭遇することも多々あるそうです。
「私は常にお客様の立場にたった提案を心がけています。例えば、老朽化による劣化が激しく、リペアでは気休めにしかならないような場合は、お客様にその旨を丁寧に説明し、何もせずに帰ることもあります。そんな時は一銭にもならないんですが、やはり私はお客様にとって一番いい選択肢を提供したい。耐久性を含めて心から満足していただけるサービスを目指しています」
現場で状態を判断し、さまざまなアプローチ方法から最良と思われる修復法をその場で利用者に提案し、納得してもらった上で作業を進めるそうです。営業経験を活かしたコミュニケーション力や、臨機応変な発想力も鈴木さんの大きな武器になっているようです。
#chapter3
サービス内容はフローリング、木製ドアや家具、アルミサッシなどのキズ・凹み、壁の穴、クロスの破れ・抜けの補修。出張施行が基本で、見積もりは基本的に出張料金込み(遠方の場合は別途必要)。出張エリアは兵庫県南東部を中心に展開しています。開業から1年半を迎えた現在、鈴木さんの今後の課題は、もっと多くの人にウッドリペアという技術を知ってもらうことだとか。
「例えば、フローリングを全面張り替えるリフォームには、数十万以上のコストに加え、家具の撤去に何日もかかるなど、簡単に決断できるものではありません。当社のサービスならば、お金も手間も節約できるので、お困りの傷みなどがあれば、ぜひ気軽に問い合わせていただきたいですね」と話す鈴木さん。
ヨーロッパでは親から子へと何代も家具を伝承する習慣がありますが、古来日本でもモノを大切に使い続ける文化が根づいていました。鈴木さんの提唱する『捨てない、壊さない、取り替えない』というポリシーは、そんな文化が軽視されがちな現代において、強く心に響くものです。我慢していた床や壁の傷み、新しい“リペア”という選択肢で解決してみてはいかがでしょうか。
(取材年月:2017年12月)
リンクをコピーしました
Profile
住まいのキズや傷みを低コストで補修するリペアのプロ
鈴木智士プロ
リペア職人
カーサplus
“ウッドリペア”は住まいの傷みをリフォームや買い替えなしに低コストで補修する環境にもやさしいサービス。利用者の満足を最優先した提案をモットーに、ハイレベルの技術で完成度の高い復旧を実現する。
\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /
プロの執筆コラム
掲載専門家について
マイベストプロ神戸に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または神戸新聞社が取材しています。[→審査基準]