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元料理人の保険営業マン。定食のたとえ話が分かりやすいと評判

お金の疑問を解消するライフプランニングのプロ

齊藤貢一

齊藤貢一 さいとうこういち

#chapter1

まずは公的保障を明らかに。保険の見直しで新たな資産形成も可能に

 北海道全域で、個人向けのライフプランニングや企業の利益につながるコンサルティングを提供している「Kライフコンサル」。顧客の現状を整理して将来の変化を予測し、“備えの過不足”に応じて生命保険や損害保険を提案しています。

 「お客さまと対話を重ね、本人も気付いていない潜在的な課題も浮き彫りにし、多彩で自由に選べる保険商品で支援するのが私の仕事です」と、代表の齊藤貢一さん。

 メインは個人客で、まずは一緒に、医療、介護、年金、労災、雇用から成る社会保険で保障できる内容を確認。公的制度でリスクをどれだけ補えるか明らかにした上で、加入している民間の保険商品があれば、合わせてカバーできる範囲を伝えます。

 状況を把握した上で「これでは家族や自分の将来が心配」と感じる人には、自ら考えたプランを提示しています。

 「世間でこんなに『保険の見直しを』と言われているにもかかわらず、ご自身や家族に合わない保障を付けている人も多いです。お子さまが独立したら生活費や学費に充てるお金は減るのに、自分でも分からないまま高額な保険料を払い続けているケースもありますね」

 無意味な備えを解消してゆとりが生まれれば「別の財産にして子や孫に残す」「元気なうちにもっと旅行を楽しむ」「年金として蓄える」といった選択も可能に。逆に保障が少ないと感じたら、誰のための、何のための保険にするのか、図やグラフも用いてメリットとデメリットを説き、一人一人が「思いや理想がかなう保険」を組めるようサポートします。

#chapter2

不惑で料理人から保険営業マンへ。「自分らしさ」に気付くと結果が伴った

 40歳まで料理人だったという齊藤さん。新卒で有名ホテルのフレンチを担当し、独立して旭川市内にとんかつ丼店を二つ構えます。3店目の計画が上がる中、人生の分岐点を迎えました。

 「近所のラーメン店を訪ねると、経営者の老夫婦が『互いに腰も痛いし、いつまで続くかね』と寂しそうに話していました。私もこのままでは同じ道を進むと考え、今後を見直すことにしました」

 相談相手は親友にして生命保険大手の営業所長。その場でスカウトされるも成績が振るわず、やがて退職せざるを得ない状況に追い込まれます。そして追い打ちをかけるように、親友も異動することに。

 「後日、新しい所長が来てボソッと『何かっこつけてんの』と言われました。研修内容に沿って保険募集人らしい言動を意識していたのですが『君らしさが無い』と指摘されました。この瞬間から“自分流”を貫くようになりましたね」

 大きく変えたのは、顧客への好奇心をオープンにすること。以前は「いかに魅力的な商品か」「こんなに素晴らしいプランがある」と、伝えようとするあまり、相手の声に耳を傾けられませんでした。

 「今では料理人経験も生かし、よく定食の話をします。旧来の保険商品はメイン、ごはん、みそ汁、小鉢の内容が決まっていましたが、近頃はメインを肉から魚に変えたり、米の量を減らしたり、冷製スープも選べます。お客さまにも響いて『あなただと、複雑な保険の話もすっと入ってくる』といった評価もいただきますね」

#chapter3

定年が早い自衛隊員への提案機会も多数。広く相続相談にも対応

 北海道では自衛隊員の顧客も珍しくないとか。大部分が50代半ばで定年退職を迎えるため、人生後半のライフプランも大きく変化するようです。

 「相談の多くは退職金の運用方法についてです。例えば年収500万円の人が54歳で引退したら、貯金は2000万円前後でしょう。これでは上手に切り崩しても4年ほどしか持ちません」

 再就職する隊員が多く、齊藤さんは「あと何年働き、いくらためる必要があるのか」を調べてアドバイス。さらに、退職金を含む老後資金を金利0.001%の普通預金に入れるのか、満期10年で利回り0.7%程度の日本国債にするのか、より利率の高い商品を選ぶのかなど、リスクとリターンを説明した上で考えてもらいます。

 「自衛隊員に限らず相続相談も盛況です。1000万円を現金で残す場合、相続税10%だと900万円に減りますが、生命保険の非課税枠を活用すれば1500万円相当に増やせる可能性もあります。医師の診断や告知書が不要な保険商品もあるので、相続対策の一手段としてご承知おきください」

 現在、全道にいる顧客を訪ねるのに自動車で年間7万kmも走ることから、新車も4年ほどで廃車に。齊藤さんの行動力は業界内でも有名ですが、今後は札幌市内にある事務所の来店型機能を強化し「いつでもそこにいる話し相手」を目指します。

 「ライフプランニングやコンサルティングは無料です。また、しつこい勧誘は私自身も嫌いです。加入中の保険や興味のある金融商品に関する相談はもちろん、初歩的な質問にも誠意をもって回答するので、お金のことは何でも気軽にどうぞ」

(取材年月:2023年11月)

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齊藤貢一

お金の疑問を解消するライフプランニングのプロ

齊藤貢一プロ

保険営業

Kライフコンサル株式会社

対話を重ねて顧客のライフプランを立て、必要に応じて生命・損害保険の商品を提案。元料理人らしく、保障を定食で表す説明が好評で、公務員にも顧客が多い。近年は生命保険の控除枠を活用した相続対策にも注力。

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