FPとして企業や個人のリスク管理をサポートするプロ
牧努
Mybestpro Interview
FPとして企業や個人のリスク管理をサポートするプロ
牧努
#chapter1
「ファイナンシャルプランナー(以下FP)」と聞いて連想するのは、資産運用、家計診断、保険の見直し……。よく耳にする資格ながら、実際のところ「何をする人なの?何ができるの?」と疑問に思っている人は少なくないはず。
「FP事務所MAKI」を開くFPの牧努さんに、その疑問をぶつけたところ、「FPができることは、試験科目をみるとよくわかるんですよ」という答えが返ってきました。ライフプランニングとリタイアメントプランニング、リスクと保険、金融資産運用設計、タックスプランニング、不動産運用設計、相続・事業承継設計の6つがそれで、FPによって、それぞれ得意分野があるとのこと。牧さんは、長年、リスク管理と保険実務に携わってきたことから、リスク管理に特化したFPとして活躍されています。
「事業経営にしても個人の生活にしても、実現したい目標や、かなえたい夢をお持ちだと思います。専門知識と最新情報を基に、その目標や夢が実現できるようにお手伝いするのがFPの仕事。資金計画やライフプランが、楽観的で現実味のないものでは、意味がありません。リスク管理の視点に立った実効性のあるプランニングで、サポートしたいですね」
#chapter2
「ほとんどの場合、リスクを口にすると、喜ばれません」と苦笑いする牧さん。例えば家を買いたいと思い、楽しい事をいろいろと想像して、にこにこしている時に、「資金計画は、無理がないのか。病気や事故で働けなくなったら、どうやってローンを返すのか」と聞かれては、せっかくのウキウキ気分に水を差され、嫌な気持ちに。「ウチは大丈夫!悪いことばかり気にしていたら、何もできない」と思いたくなるのは当然です。でも、安心できる住宅ローンを組み、何があっても払い続けられるプランを立てることができれば、それに越したことはないのです。
やりたいことを実現するために、障害となりそうなリスクを的確に分析して、対策をとっておく。そうすれば万が一リスクに直面しても、影響は最小限にとどめられます。「リスクは多少なりとも必ず存在します。リスクを直視し、管理できて初めて、安心して事業に専念でき、安心して暮らせると思います」
夢や目標をかなえるためのパートナーだからこそ、時には厳しい予測をたて、万全を期すのが牧さんの仕事の仕方。企業のリスク管理の工程表を作成する際も、まず現場に行って、自分の目で工程を確認して、現場の人と話をするといいます。そうすることで、書類の上では見えてこなかった予想外のリスクを発見することもあるようです。
#chapter3
牧さんは、身近な人に役立つ仕事がしたいと、保険代理店に勤務し、現在は企業に属さない独立系FPに。「処方箋を出すだけではなく、薬も出したい。プランを実行するためのツールも必要」と、保険代理業務も行っています。保険の見直しがブームになっていますが、「単純に保険料だけで比較するのは危険。万が一に備えて、その方の求める必要最小限の保障があるのかどうかを考える必要があります」とアドバイス。
また情報収集全般に関して、インターネットへの過信が多いとも。ネット上には、10年以上も前の古い情報も残っているので、法律などの改正で状況が変わっていることも。ライフプランなど大切なことを決定する場合には、最新情報に詳しいプロにお願いするのが無難かもしれません。
「FPは、フレンドリーなパートナー、フランクなパートナー。人が好きでないとできない仕事だと思いますね」。初回の相談は無料。気の済むまで話してもらい、本音をじっくり聞いて、その上で夢や目標の実現のために何が必要なのか、対策を検討していくそうです。牧さんの趣味はダイビング。「海にまつわる人たちの役に立ちたい」との気持ちをこめて、2011年には“海の法律家”と呼ばれる海事代理士の資格も取得。仕事の幅を広げています。
(取材年月:2013年1月)
リンクをコピーしました
Profile
FPとして企業や個人のリスク管理をサポートするプロ
牧努プロ
ファイナンシャルプランナー
FP事務所 MAKI
皆様の生活・経営・資産を守るお手伝いをいたします! 海事法令に関する申請や諸手続きについても海事代理士としてお役に立てますので是非ご相談ください。
\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /
掲載専門家について
マイベストプロ北海道に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または北海道テレビ放送が取材しています。[→審査基準]