スピーディーな不動産登記と相続のプロ金田剛

スピーディーな不動産登記と相続のプロ

金田剛

土地家屋調査士と司法書士のW資格者だからワンスストップのサービスができる

　相続や不動産取引では名義変更が必要なため、「司法書士さんにお願いしよう」と考える人は多いでしょう。実は登記は、所有者の情報を記載する「権利登記」と、不動産の物理的な情報を記載する「表示登記」の2つの情報にわかれているため、司法書士の業務だけでは完遂できないことも多いのです。多くの事務所が土地・建物の形状や構造を調べたり測量したりする土地家屋調査士と提携していることをご存じですか？
　金田剛さんは土地家屋調査士と司法書士の2つの資格を有する不動産登記の専門家です。
「父親は測量士で測量事務所を開業しています。幼い頃から父の働く姿を見てきて、『地図に残る仕事を自分もしたい』と思い、調査士になりました。お客さまが抱える不動産取引の疑問や不安に寄り添っていく中で、手続き業務をワンストップで提供したいと考えるようになり、司法書士資格も取得しました。ご希望のゴールまでスピーディーに到達できます」と力強く頷きます。

　金田さんに不動産登記を依頼したお客さまは「金田さんでよかった」「困っている知り合いがいたら紹介したい」と口を揃えます。登記の実績もお客さまの満足度も高い理由は、土地家屋調査士と司法書士の2つの資格を有することに加え、前職の経験にもあります。
　金田さんは事務所開業前、大手建設会社と不動産仲介会社に勤務していました。土地家屋調査士も司法書士も、業務とするのは不動産取引の一連の流れのうちの一部のみであるのに対し、前職ではお客さまに物件を案内し、購入となれば銀行で融資をとりつけ、決済・物件の引渡し・不動産登記の名義の移転という一連の流れに立ち会ってきました。単なる手続き業務にとどまらず、融資のことなども熟知しているからこそできる先回りしたアドバイスやサポートも受けられることが満足度や信頼度につながっています。

相続もスムーズに！遠方に住む親族からの丸ごと請負の実績も多数

　日本全体の高齢化が進む中、釧路市でも高齢化率は上昇しています。ここ数年、「急に親族が亡くなり、相続をしなければならなくなった」といった相談が増えていると金田さんは言います。
「何から手をつけてよいかわからないというときはまずご相談ください。相続人全員と委任契約を結ぶと、不動産の名義変更はもちろん、銀行預金の相続手続き、建物の売却などもできます」
　相続が発生したけれど、親族が札幌や東京など遠方に住んでいて、釧路に戻れないというケースは少なくありません。金田さんはこうしたケースにも数多くの実績があります。「安心して丸ごと任せてください」と微笑みます。
中には「遠方からすべてをお願いできるの？」と心配になる方もいらっしゃるでしょう。「一任してくださるのはとても嬉しいことです。ご希望のゴールに到達するのは当然のことだと思い、取り組んでいます」と話します。
　また、「釧路の実家に住んでいるは高齢の父母だけなので、近いうちに家の売却を考えている」という方も増えています。金田さんは「そう思ったタイミングで一度ご相談ください。事例はいくつもあるためよりよいご提案ができます。ベストな方法を探しましょう」と呼びかけます。

　相談事がスムーズにゴールに向かうように、金田さんはスタッフ教育にも力を入れています。例えば不動産登記の必要書類を準備していくと、疑問に思うことがあるでしょう。そんなときは、電話やLINEで事務員さんが的確に教えてくれます。専門的なサポートが受けやすいのは嬉しい限りです。

目指すは“フレンドリー”な司法書士法人

　2020年10月、金田さんは事務所を法人化することに決めました。「サービスの拡充」と「後進の育成」を進めていくと言います。
「個人事務所ではできなかったサービスをご提供できるように法人化します。将来的には司法書士の増員をしたいです。とはいえ、釧路には司法書士があまりいません。若手の司法書士の育成の場となり、地元釧路にUターンする司法書士も迎えていきたいです」

　新型コロナの感染拡大を機に、サービスの「質」も変えていかないとならないと考えるようになったと話します。
「オンラインでのやり取りが広まり、定着しつつあるなど、生活が変化しています。司法書士の業界はこうした変化にまだまだ対応できていないと感じています。オンラインなら時間に限りのある方や遠方の方も相談しやすくなるはずです。資料をその場でお見せできるといったメリットもあります。良し悪しを見極めながら前向きに検討していくつもりです」

　そして目指すのは「“フレンドリー”な司法書士法人」だと続けます。
「実際に相談にいらした方は『想像と違って話しやすかった』とおっしゃいます。でも、最初は『先生に相談に行く』と身構える方は多いでしょう。『金田さんのところでちょっと聞いてみよう』と思えるような、フレンドリーな司法書士法人でありたいです。そしてこれからも、フットワーク軽く、スピーディーなサポートを続けていきます」

（取材年月：2020年10月）

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