テントの可能性を無限に創出するテント造りのプロ丸元圭司

テントの可能性を無限に創出するテント造りのプロ

丸元圭司

「テント」が持つ、無限大の可能性を探りたい。

　たくさんの表彰状、色鮮やかなテント布、力強い縫製ミシンの音が響く事務所は、2010年で63周年を迎えた「共立テント」の歴史が凝縮された空間。
「戦後間もなく、テント屋がほとんど無かった時に創業したんです。今、広島にあるテント屋の中では、古いほうかな」。
穏やかな笑顔で話してくれた、3代目となる代表取締役の丸元圭司さん。「一般の方は“テント”というと、アウトドア用のものくらいしか思いつかないかもしれませんね。実は“テント”って、無限の可能性を秘めているんです」
共立テントではテント倉庫や自動車幌をはじめ、フットサル場や展示場のテント、ゴルフネット・防鳥ネット等の幅広い業務用商品から、テント布を使った PRシートや各種サインといった広告物、さらには個人宅のオーニングまで、「テント布を使ったものなら何でも」手がけています。
「ちょっと変わった実績」として見せていただいたのは、広島市民球場のリリーフカーに設置されていた、とあるメーカーのインスタント麺のカップ模型。
「テントでできるのは平面だけじゃない。立体物もできるんです。広告代理店からこういった仕事を依頼されることもありますね」

仕入れから取り付けまで自社で一元管理。お客様が本当に求めているものを形に。

　既存商品の販売はほとんどしない共立テント。反物を仕入れて縫製・加工し、取り付けまで行います。打ち合わせから納品まで一元管理していることが、お客様のニーズに合ったものを作ることができる理由のようです。
「一貫して自社で行うのでローコストですし、何よりも自分の目で品質管理できるので、自信を持って質の高い商品を納品できます」。色鮮やかなテント生地を前に語る丸元さんの様子には、お客様の信頼を受けている強い責任感が感じられました。

「どこに行っても、テントに目がいっちゃうんですよね」
と照れた笑顔で語る丸元さん。デスク上には、丸元さんが海外研修先で撮影したという様々なテントやパラソルの写真。
「いいな、と思えるものには理由があるんです。だから、そのいいなと思える理由を、自分たちの商品提案の中に取り入れていければと」
人とテントの歴史はとても古く、時代に合わせてその姿を変えてきた。だから、今の時代に合わせた商品を提案していきたい、と丸元さんは言います。
今後は、オーニングやパラソルなど、個人宅への商品提案にも力を入れたいという丸元さん。最近では、HPで実績を見たという個人客からの依頼も増えているそうです。
会社の歴史が信頼につながっていることへの感謝を忘れない丸元さん。
「私たちが提案したいのは、一生ものの商品。ネットに並ぶ大量生産品と比べると価格は高くなりますが、そこで妥協したくない。うちがやらせていただくからには、本当いいもの、長く使えるもの、そのお家のためだけの商品をお届けしたいんです」

長年積み重ねた技術力を駆使して、時代と人の生活に合った商品提案を。

「お遊びで作ってみたんですけどね」と笑いながら、現在開発中という、テント布を使ったバックを見せてくれた丸元さん。
「テント布は水にも強くて丈夫なので、学校のオリジナルバックとしての商品提案もやっていきたいですね」。
どんどんアイディアが浮かんでくる丸元さん。またまだたくさんのアイディアをお持ちのはず。

「得意分野はないんです。正しく言えば“できないものはない”。どれかに特化していないのがうちのいいところ。だから、今まで会社を続けてこられたのだと思うんです」。「おすすめは全商品」と話す丸元さんの目は、自信に満ちていました。「“こんな商品はないですか?”でも、“こんなものを作りたい”でも、何でもご相談ください。ご希望に合うものをご提案します」
丸元さんの仕事は“テント”と“人”を結びつけること。人々の生活の中に入り込むような商品開発をめざしていきたい、と力強いメッセージをいただきました。ビジネスでも個人でも。「こんなものがあったらいいな」と思ったら、ご相談してみてはいかがでしょうか?　共立テントはあなたの思いを形にしてくれる会社です。

（取材年月:2010年11月）

「積み重ねた実績」と「先進的なアイディア」の両輪で、お客様の思いを形にします。

「テント」が持つ、無限大の可能性を探りたい。

仕入れから取り付けまで自社で一元管理。お客様が本当に求めているものを形に。

長年積み重ねた技術力を駆使して、時代と人の生活に合った商品提案を。

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