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本物の美術品が持つ魅力を多くの方へ。適正価格での美術品の販売・買取・査定を約束

美術品の販売・買取・査定のプロ

石森善貴

石森善貴 いしもりよしき
石森善貴 いしもりよしき

#chapter1

「分かりやすい説明」と「適正価格での取引」で、納得できる美術品の売買をサポート

皆さんは美術品の売買と聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか?「何だかよく分からない」、「高いものを買わされそう」など、敷居の高さを感じている方も多いと思います。そんな先入観を覆してくれるのが、広島市中区の並木通りにある「石森画廊」の石森善貴さんです。

石森画廊が取り扱う美術品は幅広く、日本画・洋画・版画・彫刻・掛け軸・陶芸・西洋骨董・刀などとにかく多彩。「画廊というと絵画だけを扱っていると思われがちですが、幅広いジャンルを手掛けているのが当画廊の特徴です」と石森さんは笑います。

石森さんが開廊以来、信条にしているのが「販売も買取も公正明白なお取引をさせていただくこと」。石森さんは「美術品の価格は、作品のコンディションはもちろん、美術品業界での標準的かつ客観的な評価方法、適正価格というものがあり、それらを総合的に勘案して決まります。当画廊では、代表的なオークションの落札価格や美術市場の価格表などを明示しながら、どなたにも分かりやすい説明、適正価格での取引を徹底しています」ときっぱり。

石森さんにさまざまなデータを見せてもらうと、「美術品の価格にはきちんとした裏付けがある」と納得しました。「オークションの落札価格などは、今やスマホやタブレットで誰でも気軽に見ることができる時代。美術品の価格はブラックボックスではないんです。これからも美術品の『今』の価格をきちんと伝え、お客さまに納得して売買していただきたいと考えています」

石森画廊では、オークションの入札・出品代行もしています。適正価格をよく知る石森さんがサポートしてくれるので、安心してご相談を。

#chapter2

百貨店の美術部で本物の作品に触れる喜びを実感。「美術を一生の仕事にしたい」と独立

「大学を卒業して百貨店の美術部に入るまでは、ピカソやシャガールなど有名な作家の名前を知っている程度で美術品に関してはほぼ素人でした(笑)。でも幅広いジャンルの一流の作品に数多く触れていく中で、これを一生の仕事にしたいと思うようになりました。40歳の時に早期退職優遇制度をきっかけに独立。石森画廊を開廊して今年で22年になります」と振り返る石森さん。

並木通りに面した、ガラス張りの明るいギャラリーには、さまざまな作品が展示され、中でも草間彌生の作品が存在感を放っています。石森さんはそれらを眺めながら、「時代と共に求められる作品も変わってきます。昔は日本画や油絵といった絵画が定番でしたが、今は草間彌生や奈良美智といった現代アートが人気です。草間さんの作品はどれを見てもすぐに作者が分かる個性、そして明るく楽しい気持ちにさせてくれるパワーが、私自身とても気に入っています。逆に掛け軸やお茶道具などは、日本人のライフスタイルの変化によってニーズが激減しています」と話します。

人気の作家や作品を通して透けて見えるのは、まさに「時代の変化」。それを「肌で感じることができるのがこの仕事の面白さ」と微笑む石森さんです。

石森善貴 いしもりよしき

#chapter3

人生を豊かにする美術品のコレクションや生前整理のお手伝い。美術品のことなら気軽にご相談を

近年、増えているのが「相続査定」です。「2008年のリーマンショックや2011年の東日本大震災の頃から、特に増えてきたように思います。お客さまが自分の生きているうちに今まで集めてきた美術品を整理したいと、ご依頼をいただくことが増えました。手に入れた当時の価格と現在の査定価格があまりにも違いすぎて、ショックを受ける方もいらっしゃいますが、丁寧にご説明すればたいてい納得されますね。今すぐ売る気はないけれど、とりあえず査定してほしいという方も多いですよ」と石森さん。

また、これまで60代から70代のお客さまが多かったという客層にも変化が。「40代くらいの方で、これから美術品を集めていきたいという方が増えています。先日もオークションの代行で、バンクシーの作品が欲しいと相談に来られた方がいました。この世代は、自分好みの作品を、無理せず自分の買える範囲で楽しみたいという、いわば等身大の心の豊かさを求めているように感じます。美術品は家に飾れば家族全員が楽しめますし、本物が常にそばにある暮らしというのは、『見る目が育つ』という意味で、子育てにもいい影響がありそうですね」

画廊を開いて22年。今でも「きら星のごとくいい作品があり、それらに触れて日々感動しながら仕事ができること」に喜びを感じているという石森さん。「お客さまが気に入った作品を上手に集めることができるよう、しっかりサポートします。大切な作品を次の世代に橋渡しできるような仕事ができたら、作品も喜ぶし、私もうれしいですから」と言葉に力を込めます。

美術品に関するご相談ならぜひ石森画廊へ。石森さんがきっと心強い相談相手になってくれるでしょう。

(取材年月:2020年8月)

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石森善貴

美術品の販売・買取・査定のプロ

石森善貴プロ

美術商

石森画廊

百貨店美術部にて幅広いジャンルの優れた美術品に惹かれ画廊創業。1,毎日オークション等数社の落札価格を開示し不透明である美術品価格をわかりやすく説明。適正価格での取引(販売・買取・査定)を徹底している。

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