PROFESSIONAL
STORIES

Mybestpro Interview

あなただけのこだわりがギュッと詰まった夢のキャンピングカーライフを!軽ワゴンを快適空間にカスタム

愛車に理想を詰め込み快適空間つくるキャンピングカーのプロ

松浦行秀

松浦行秀 まつうらゆきひで
松浦行秀 まつうらゆきひで

#chapter1

スズキの“エブリイワゴン”を広々とした軽キャンパー仕様にカスタム

 自分好みに仕上げた車で山や川、海へドライブし、自然の中で存分に遊び、夜は満天の星のもとで眠る。「心の向くまま、気の向くまま、自由気ままな旅をかなえたいですね」と話すのは、広島市安佐南区で「クラフトマンシップ」を営む松浦行秀さん。“エブリイワゴン”をキャンピングカーにカスタマイズするサービスを提供しています。

 「“エブリイワゴン”は、自動車メーカー『スズキ』が展開する軽のワンボックスカーです。4人乗りで大容量の荷物が積めることから、キャンプや釣り、サイクリングなど多様なシーンで重宝されています」

 松浦さんは、4人乗車のシート配列から大人3人がゆったり飲食できるテーブルと座席、広々としたベッドへ簡単に展開できるよう造作。家具、内装の色・柄はバリエーション豊富で、ベッドの高さなども変更できます。顧客の理想や希望を丁寧にヒアリングし、予算を踏まえて唯一無二の空間をプランニングします。

 また、ルーフの内張りの中へ防音断熱材を施すことで雨の音や暑さ、寒さも軽減。天気や季節を問わず、快適に車内で過ごすことができると言います。

 「手を抜きたくないんです。“まぁ、これでいっか”とは思えなくて。熟練の技や職人の誇りを指す『クラフトマンシップ』という社名にも、ものづくりを追求したいとの信念を込めています」

 軽車両という限られたスペースの中に、「趣味」「就寝」「飲食」「乗車」という4種類の空間を創出。「レジャーだけでなく、森のざわめきや清流のせせらぎ、波音を聞きながらリモートワークするのもおすすめです」と呼び掛けます。

#chapter2

好きが高じてキャンピングカー製作の道へ 自身の経験を生かす職人技

 松浦さんの趣味は、アウトドアとスキー。そして、愛用の“エブリイワゴン”をキャンピング仕様に整備すること。会社員時代の後半4年間は、休日の大半をカスタムに費やしたそうです。

 「かつて自動車メーカーの関連会社でキャンパー車をはじめ各種車両の試作に携わり、家具会社では設計や製作に従事しました。身につけたノウハウで、エブリイのユーザーさんに小さくても心地良いキャンピングカーライフを届けたいと思い、59歳で勤めていた会社を退職。一念発起し2023年3月に『クラフトマンシップ』を開業しました」

 こだわりが詰まった愛車で、子どもや友人らと一緒にキャンプや車中泊をするのが何よりの楽しみ。各方面へ出掛ける中で得た気づきを随所に反映しています。

 「例えばテーブルの脚はしっかりと車に固定できるようにしており、ちょっとやそっとではガタつきません。昔、車内で使っていた簡易のテーブルが傾き、乗せていたお鍋をひっくり返してしまった苦い経験から得た学びです。やけどをするおそれがありますし、せっかくこしらえた食事を台無しにしてほしくないですからね」

 利便性や快適性を大事にしている松浦さんは「収納」についても考慮。ソファシートの下にたっぷりとスペースを確保しています。

 「大人が足を伸ばしてゆっくり休めるベッドを設置しても、荷物が散乱していると落ち着きませんよね。狭いながらも空間を無駄なく活用し、わが家のようにくつろげる場所にしたいと思っています」

松浦行秀 まつうらゆきひで

#chapter3

夢はカスタムした“エブリイワゴン”が勢ぞろいするアウトドアイベント!

 「“できません”という言葉は、言いたくないんです」。自分だけのキャンピングカーを求める顧客のさまざまなニーズに真摯(しんし)に向き合う松浦さん。丁寧な職人仕事を心掛けているため、フルカスタムにはそれなりの時間がかかりますが、車両を預かる間は“代車”を貸し出しています。

 最近は女性のキャンパーも増えていて、虫よけのロール網戸や目隠しのカーテンを取り付けるなど、車内のちょっとしたアップグレードも要望があります。

 「安価な市販品もありますが、細部までオーダーメードでしつらえたいというお客さまが多いですね。空気を循環する扇風機兼換気扇や、小物入れを掛けるメッシュパネルを付けることもできます。車内はおひとりさま用にもアレンジできますので、自分の世界観で一人旅を満喫してください」

 地震や豪雨による水害などが懸念される昨今、“防災対策車両システム”も注目されています。非常時に電力を賄う1500Wのポータブル電源や電子レンジ、電気式クーラーボックスなどを装備。オプションで折り畳み式のソーラーパネルもあり、マイカーが突然の災害から家族を守る避難所として活躍します。

 「今後はエブリイ以外の車種も請け負っていきたい」と意欲を見せる松浦さん。夢は、自身が手掛けたキャンピングカーが勢ぞろいするアウトドアイベントを開催することです。

 「ワイワイお酒でも飲みながら情報交換がしたいですね。カスタムに関するリクエストなどもお客さまから直接お伺いし、実装に生かせますから」

(取材年月:2025年6月)

リンクをコピーしました

Profile

専門家プロフィール

松浦行秀

愛車に理想を詰め込み快適空間つくるキャンピングカーのプロ

松浦行秀プロ

キャンピングカー製作

クラフトマンシップ

スズキのエブリイワゴンのカスタムを中心に手掛け、「キャンプを手軽に楽しみたい」「自分だけの空間をつくりたい!」といった声に応える。あなただけのこだわりが詰まったキャンピングカーライフを応援します

\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /

掲載専門家について

マイベストプロ広島に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または中国新聞社が取材しています。[→審査基準

MYBESTPRO