求人マーケティングの仕組みづくりで、中小企業の採用課題を解決に導く（1/3）

採用専用サイト×YouTube動画×導線設計で、リアルな会社の魅力を伝える

　「求人情報を載せても応募が来ない」「採用してもすぐに辞めてしまう」。そんな悩みを抱えていませんか。「きたかんコネクト」代表の尾崎順二さんは、群馬県内の中小企業や小規模事業者に向け、求人マーケティングサービスを提供しています。

　「求人広告を出しても応募者が集まらない要因の一つは、情報の少なさです。求職者は、募集要項だけでは会社の魅力を感じにくく、企業のサイトもリサーチします。その行動を想定し、自社サイトでも求人情報をカバーしていく必要があります」

　求人マーケティングサービスでは、公式サイトとは別に、採用情報を網羅した求人専用サイトを制作。あわせて、経営者の人柄や思い、社内の雰囲気などを伝えるYouTube動画を活用します。
　「社長インタビューやスタッフのインタビュー、座談会などの動画により、会社の空気感を〝疑似体験〟してもらうことが有効です。また、サイトや動画を制作しただけでは見てもらえないので、Google広告などによる導線設計も行い、求人情報が伝わる仕組みをつくります」

　尾崎さんは、採用のミスマッチを回避するため、「求職者目線で会社を見える化」することを提案します。
　「採用時の情報不足は、離職につながることも。会社の雰囲気など、求職者が気になる情報をオープンにすることで、『ここで働きたい』と思ってくれる応募者が集まるようになります。ポイントは、よく見せようとしないこと。例えばきれいでかっこいい動画に仕上げても、入社後に『イメージと違う』となればマイナスに。動画編集もしすぎず、〝ありのまま〟を切り取ります」

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