子育てに悩む方々の問題を解消し、子どもと笑顔で過ごす時間が増えるようサポートしたい（3/3）

「自分を変えられるのは自分だけ」、そう信じて、過去と向き合い、未来を照らす

　トリフォリの子育て支援の場には、個人面談とグループワークの二つがあるそうです。

　個人面談では親自身が抱える問題の根本を探索し、解消を目指します。その後、子どもや夫婦などの問題に取り組みます。同時に、子どもとの関わりで何が大切か、何をすればよいかといったことを学びます。一人一人とじっくり向き合い、関係を築く場でもあります。

　一方グループワークは、同じ悩みをもった人同士が集まる場。簡単には口にしにくい、夫婦関係や子どもへの接し方などの悩みを共有することで、「私だけじゃない」という安心感を持ちます。自分自身を振り返り、育った環境や親への思いをグループ内で共有することも。
飾らない自分でいるための「居場所」として重要な役目をはたしているそうです。

　高澤さんは、何より大切なのは「本気で解決したい」という思いだといいます。
「子育て中の方が心からの笑顔を取り戻し、自分にも子どもにも胸を張って生きてもらいたいと思っています。ただし、私に出来るのはあくまでもお手伝い。解決するのは相談者自身です。たとえ良い策があっても、ご自身が動かなければ変化は訪れません。ゴールは『セルフヘルプ』と、わが子と『良い関係』を築くこと。解決したいという思いさえあれば、どこまでも一緒に歩く覚悟です」

　スタートして日が浅い子育て支援カウンセリングですが、親が子育てを学べるスクールの開講や、自分らしく過ごせる居場所の提供など、夢は広がります。どの親子も笑顔で過ごす日が来ることを願って、高澤さんは今日も真摯に相談者と向き合っています。

（取材年月：2018年12月）

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