子育てに悩む方々の問題を解消し、子どもと笑顔で過ごす時間が増えるようサポートしたい（2/3）

経験者だからこそ心の痛みがわかる、そこを強みに根本的な解決へと導く

　現在は支援者として活躍する高澤さんですが、自身もACだったそうです。
「わが家には多くの問題がありました。生きづらさをどうにかしたくて必死に心理学を学び、ある時ACという言葉を知りました。そこから時間を掛け、さまざまな手法を試すことで、ようやく心に平穏が訪れたんです」
　その経験から、回復できる方法が存在すること、取り組めば道は開けることを、同じように悩んでいる人たちに伝えたいとの気持ちが湧き上がり、支援者としての高澤さんが誕生したそうです。
「今私は、家庭が安全基地（いつでも安心して過ごせる場所）であることの幸せを体感しています。それをたくさんの人に伝えたい、感じて欲しいと願っています」

　中には医療機関を経てこられる相談者もいらっしゃるとのこと。不眠やうつなどの症状は薬などで改善を図る必要があります。ただ、症状は治っても、生きづらさは変わらないようです。
「生きづらさは病気ではありません。それは、自分が知らない間に身につけた、いわば“生き方の癖”です。この癖を変えていくことが根本的な解消には不可欠です。一人一人の特性を考えながら手法を提供し、一緒に取り組むことで解決へと進むのがトリフォリの特徴です」

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【次ページ】「自分を変えられるのは自分だけ」、そう信じて、過去と向き合い、未来を照らす

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