大事な住まいをシロアリ被害から守り、快適な住環境を提供（2/3）

「あなたに出会えたから家を守ることができた」

　高校卒業後、住宅の衛生管理などを行う会社に就職し、約22年間にわたってシロアリ駆除の営業を主に行ってきた小森さん。「サービスを自分なりにもっと充実させてお客様と接したい」と独立し、「グロリアース」を設立しました。「会社員時代、お客様と直接触れ合える営業は大好きでした。被害を最小限に食い止めることができ、『早く気づくことができてよかった』『あなたと出会えたから家を守ることができた』とお客様に言って頂けたときは嬉しくて（笑）」と小森さんは振り返ります。

　しかし、中にはこんな顧客もいたそうです。「特に印象に残っているのは、高級着物店を営む当時50代の女性。シロアリは木材だけでなく紙や服も食べ、1年中活動します。羽アリが見つかり、私たちが駆けつけると、建物は柱や壁が食い荒らされ、タンスにしまっていた商品の高級な着物も半分ほど被害を受けていて、それはもう目も当てられない状態でした。結局、家の修繕にかなりの費用がかかったと思います。被害の状況がわかったときのその方の落胆ぶりは、いまでも忘れられません」

　小森さんはそういう人たちをこれまでたくさん見てきました。「手遅れになってしまう前に、プロの私たちがもっとできることはなかったのか？」。自問自答を繰り返すなかで確信したのが「ふだんからの予防の大切さ」でした。「病気にかかってはじめて健康の大切さがわかるのとよく似ています。病気にならないためには健康診断が大事であるように、私たちはこれからも無料調査診断の必要性を訴え続けていきたいと思っています」

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