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土地活用や境界問題など不動産の困りごとをトータルサポート

業界の常識を覆す、不動産問題に強い登記測量の若きプロ

新谷智央

新谷智央 あらやともひろ
新谷智央 あらやともひろ

#chapter1

ドローンなど先端技術を取り入れ、品質とスピードにこだわり

 土地または建物を売買・活用する際に、所在や面積など不動産の表示に関する登記手続きを行う土地家屋調査士。十和田市にある「あらや土地家屋調査士事務所」代表の新谷智央さんは、土地家屋調査士として不動産に関する相談に応じています。

 「私のモットーは、どんなに難しい業務にも全力で取り組むこと。『太陽光発電設備の着工日が迫っているため、調査から許可申請まで期日に間に合わせてほしい』『現地は雪に埋もれているが、取引日は動かせないので、何とか測量できないか』など、法人・個人問わず、臨機応変に対応してきました」

 無理かもしれないと思った内容ほど、達成できたときの喜びは大きいと話す新谷さん。スピード感をもって精度の高い現地調査を進めるため、ドローンや3Dレーザースキャナーなど先端技術を積極的に取り入れています。また同事務所には、新谷さんのほかに、測量士や宅地建物取引士、行政書士などが在籍。そのほか外部の様々な専門家と連携し、ワンストップでサービスを提供できる点も強みです。

 企業からの要望は、測量や登記だけにとどまりません。例えば、「この面積で宅地分譲を考えているが、利益を出すためには?」など、土地の造成計画についてアドバイスを求められることも。宅地のほか、店舗や工場の建設、再生可能エネルギー事業用地など、用途や規模はさまざまです。
 「お客さまのニーズに応えているうちに、新規事業のプランニング関連の依頼も増えました。お客さまの事業活動をサポートすることで、私たちもまた一緒に成長できる。そんなwin-winの関係づくりを目指しています」

#chapter2

豊富な経験をもとに、土地境界トラブルで所有者同士の納得を導く

 土地の境界についても、新谷さんが得意とする分野です。「隣家の外構工事が、わが家の敷地に及んでいる」「自分が思っている境界と、お隣の主張が食い違う」など、隣接地との境界線があいまいになっていることが原因で、住民同士が争うケースが近年増えています。

 境界線は、土地の所有者だけでは決められません。法務省や各自治体などが管理する資料や、現地の調査・測量結果をもとに境界線を明らかにしていきます。さらに、隣接する土地の所有者全員が参加する「境界立会」を経て合意を得ます。
 「土地の持ち主であっても、境界について十分な知識がある方はほとんどいません。双方にご納得いただけるよう、専門的な内容をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています」

 新谷さんには、これまで数多くの境界トラブルに携わってきた経験則から、解決を導くノウハウがあります。「境界問題では、もめごとになってから駆け込んでくる場合がほとんどです。隣家との対立がさらに深刻化しないよう、スムーズに対処していくことが重要なので、社内で事例などを共有する機会をつくり、日頃から知見を深めています」

 また、相続や空き家問題でも、登記手続きが必要になります。遺産分割で土地を分ける際の「土地分筆登記」や、空き家を取り壊した際の「建物減失登記」といった登記簿作成のほか、不動産の利活用の提案も行っています。「みなさんにとって大切な財産を守るためにも、早めに専門家に相談してください」

新谷智央 あらやともひろ

#chapter3

職業体験やドローン撮影など、地元・十和田市への貢献も

 大学の工学部で都市計画を学び、出身地である十和田市の建設会社に就職した新谷さん。「もともと独立心が強かったので、手に職をつけたいと考え、土地家屋調査士なら経験を生かせそうだと思いました」。八戸市の土地家屋調査士事務所で実務を積みながら資格を取り、29歳で独り立ちしました。

 2011年に創業して以来、支えてくれるスタッフも順調に増え、後進の教育にも目を向けます。「資格取得の体制を整えるなど、非日常をテーマに夢を持って楽しく働ける環境づくりを大事にしています。将来的には、不動産を主軸に多方面に事業を拡大する構想もあります。視野を広く持つことで、土地家屋調査士としての本業もさらに充実させたいですね」

 新谷さんは、生まれ育った地元のためにと、地域貢献の活動にも力を入れています。市内の中学生に職業体験を実施したり、自社のドローンで、防災訓練や観光プロモーション用の動画撮影に協力したりと、自治体とも連携しています。

 「今があるのも地元企業の先輩方からビジネスのノウハウもたくさん教えてもらったからこそ。そこで信頼を勝ち取り、今に至ります」と新谷さん。

 一筋縄ではいかない案件が次々と舞い込むそうですが、「お客さまに信頼されているのであればうれしい限りです」と話します。「仕事は、私にとって楽しいもの。測量や登記は、お客さまのやりたいことを前に進めるための第一歩を担っているという自負があり、そこにやりがいを感じます。不動産のことで困ったら、ぜひ頼ってほしいですね」

(取材年月:2022年3月)

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業界の常識を覆す、不動産問題に強い登記測量の若きプロ

新谷智央プロ

土地家屋調査士

あらや土地家屋調査士事務所

「無茶ぶりに全力で応える」をモットーに、一定のルールにとらわれず法律や資格、制度を駆使し顧客の要望を実現するため奮闘中。地域で頼れる、話しやすい、コンサルティング型企業として豊富な実績があります。

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