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Mybestpro Interview

依頼者、視聴者共に満足してこそ、映像づくりは成り立つ。総力を挙げてニーズに応える

企業のあらゆる形を映像でかなえるプロ

成田佑樹

映像制作には総力を挙げて取り組むと語る成田佑樹さん
イベント風景

#chapter1

スタッフの一体感が高い品質の維持やコスト意識、スピードある映像制作となる

 例えば「超神ネイガードラマ」や「柳葉敏郎のGIBAちゃんとGOLFへGO!」、「エビス堂☆金~ゴールド~」や「サタナビっ!」など、秋田のテレビ各局で放映されている番組を、知っている、見たことがある、という方もいらっしゃいますよね。そんな人気番組の制作を手がけているのが、株式会社ヴィジュアルスペース。その代表取締役として陣頭指揮を執っているのが成田佑樹さんです。

 「当社のスタイルは、総力戦で勝負!です」と成田さん。ひとつのコンテンツを一人が担当するのではなく、全てにおいてスタッフの能力を結集した総合力で創りあげているという。スタッフ全員が一体感を持ちながら、クオリティの維持はもちろんのこと、コスト意識の徹底やスピードと機動力による映像制作に励んでいます。
 その総合力という特徴を表しているのが業務の分業化。個々の才能を最大限に生かすために、適材適所の観点でスタッフを配置し、最高のパフォーマンスを発揮させています。「スタッフは得意分野もあれば、正直得手でない業務もあります。だからこそ結果を残してきたこのカタチでこれからも勝負していく」と成田さん。日々ハードな業務をこなすスタッフには、常にねぎらいの言葉を忘れません。「本当に自慢のスタッフ。この素晴らしい仲間とともに、私自身もクリエーターとしてもっと磨きをかけて、会社全体の総合力をさらに上げていく」と気持ちを奮い立たせます。現状に満足しない成田さんの積極性を表しています。
 20代半ばで会社を立ち上げた当時は、スタッフ3人、会社には編集機材のみ。今では、テレビの番組制作だけではなく、テレビやラジオのCMなど制作実績は年間1,000本近くにのぼります。

#chapter2

視聴率は好感度のバロメーター。依頼者からの売り上げアップの声も励みに

 かつて広告代理店に勤務していた成田さん。映像部門の業務を担当したことが、番組制作会社転職へのきっかけとなりました。映像制作が面白くなった時期、他のディレクターの作品が、企画の段階ではいいなあと思っていたのに、完成したらなんでこんな出来に…、と感じた経験が少なくなかったといいます。そこで思い切って独立、しかも地元秋田(成田さんの出身は大館市)で。その後、地上波テレビ放送完全デジタル化を見据え、3年かがりでデジタルハイビジョン対応の撮影・編集システムを構築し、県内業界でも有数の映像制作会社を創りあげました。

 「映像制作は、スポンサー(依頼者)と視聴者の双方の満足を得られてこそ成り立つ」と成田さん。どんなに作り手が作品に満足しても、視聴者がチャンネルを変えてしまっては意味がありません。番組制作業務のバロメーターがテレビ局の『視聴率』。企業CMの効果も、「人目を引いた、関心を呼んだ」だけでは十分ではありません。CMでお客が増えた、利益がアップしたという満足をスポンサーにもたらすことが大事だ、と成田さんは考えています。スポンサーから感謝のひとことをいただいた時、成田さんが経営理念とする『広く経済・情報・文化に貢献する企業』が達成されるのです。リピーターが増えてきました。その理由が見つかりました。
 成田さんは、映像を制作し納入すればそれで仕事は終わり、とは思っていません。常に次につながる業務を心構えにしています。仕事で生まれた縁を大切にしているからなのです。

高い技術スタッフによるコマーシャルの収録風景

#chapter3

秋田から全国へ発信する番組をもっと作りたい

 成田さんは、「ローカルという言葉は好きではない」と言います。東京からディレクターだけが来て、秋田県内の撮影・編集スタッフとチームを組んで番組を制作し東京のキー局から全国放映する、という形態は映像制作の世界では当たり前のことになっています。そこには中央も地方もありません。

 現在、成田さんは社員とパートナーズスタッフ含め20人以上の大所帯で企画立案や撮影、編集などを行ってます。「誇りを持ってやりがいを感じて取り組んでいる優秀な人材ばかりなので、スタッフを含め、タレント、リポーター、ナレーター、モデル、アーティストなど、これからはテレビ業界に携わるすべての方により多くの活躍の場をプロデュースしていきたいと、業界全体の盛り上げにも目を向けるようになってきた成田さん。スローガンは「ホンキでエンターテインメント!です」と、意欲満々です。

 秋田からの情報発信も視野に入れています。そのきっかけとなったのが、『超神ネイガーSEASON1・2』の制作。この秋田でのネイガーの活躍が全国的な話題となり、次々とご当地ヒーローが誕生したのは、ご存知の方も多いでしょう。決して秋田から全国へ情報を発信することが夢のことではない実例です。
 「文句なし、完璧だ、という仕事などありません。放映の後、あそこをああすれば、こうすれば、と反省があります。でもそれが次の仕事への糧になっています」。そうした向上心がある限り、これからも次々と、依頼者も視聴者も満足する映像が作られていくであろうという思いを強くしました。

(取材年月:2019年3月)

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専門家プロフィール

成田佑樹

企業のあらゆる形を映像でかなえるプロ

成田佑樹プロ

編集者・ライター

株式会社 ヴィジュアルスペース

スローガンはホンキでエンターテインメント!すべてのコンテンツに全スタッフの能力を結集する「クオリティー」と「総合力」が何よりの強み!全国でも高いレベルのプロダクションとして高評価を得ている。

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