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100年住み継がれる本物の家づくりと天然無垢材による癒し空間を

天然無垢材による本物の家づくりを実現するプロ

佐藤大作

木の話になると何時間でも語り続けられるという佐藤大作社長。
桐のイスはやわらかく、長い時間ずっと座っていても疲れない。

#chapter1

天然無垢材にこだわった本物の家づくりで夢を実現するために

創業以来、天然無垢材に徹底してこだわり、その評判が口コミで広がる「大建」。木のぬくもりや香り、心地いい肌触りを五感で吸収できるのが、同社の家の大きな魅力です。通気性や調湿性に優れる点も見逃せません。最近では天然木による癒しの効果も科学的に実証され、注目されています。

かつての施主からは「この家に住むようになって咳に悩まなくなった」という声も。また、喘息に悩む子どものための家づくりを考え、大建の展示場で気持ち良さそうに2時間走りまわる我が子を見て契約を決めたという顧客もいました。

同社は内覧会でも独自のスタイルを貫きます。営業マンがいないのです。さらに、アンケート等の記入を強制されることもありません。驚いたのは、かつての施主も頻繁に内覧会へ足を運ぶこと。大建と一緒につくりあげた自らの家について、その良さやこだわりを誇らしげに話す姿が見られたのです。アフターメンテナンスを重んじる同社と顧客が、完成後も良好な信頼関係を築きつづけているのが伺えます。

「家づくりは、お客さんの人生を半分背負うのと一緒なんです。できあがった家で過ごして長く暮らしていくのは、お客さん。私たちの自己満足では、本物の家づくりとはいえません。建てればいい、売ればいい、という感覚では夢がないと思っています。一緒につくりあげた家に対する価値を共有していきたいのです」と佐藤社長は語ります。家が誰のためにあるのかを常に胸におき、顧客の要望にどこまでも向き合う。この職人魂こそが、天然無垢材にこだわる本物の家づくりの原点であり、佐藤社長率いる大建の流儀なのです。

#chapter2

木を知り尽くし個性を見極める。適材適所で実現できる本物の家づくり

天然木は人を癒す作用をもつ物質「フィトンチッド」を発散します。これによりストレスホルモンが減り、脳がリラックスして、免疫力が高まることが分かっています。これも天然無垢材の家が持つ大きな魅力のひとつです。
さらに、木肌が音を和らげたり、紫外線を吸収して光を分散させることで目にもやさしい特性も持っています。もちろん、殺菌や防虫効果も兼ね備えています。

大建の家づくりの秘訣は、木材を正しく乾燥させ、木の個性を見極めながら適材適所に使うこと。これまで、天然無垢材を乾燥させるのは技術的にもコスト面でも困難とされてきましたが「夢ハウス」の存在が、それらを可能にしています。

同社がパートナーシップを結ぶ「夢ハウス」では、木材乾燥装置「ドライ・ランバー(特許取得済)」を独自に開発。そして、日本に古くから受け継がれる伝統建築の知恵と現代の建築技術を組み合わせたオリジナル工法を確立したのです。日本では1400年以上前から木を知り尽くしていたからこそ、世界最古の木造建築「法隆寺」があるという着眼点によるものでした。

たとえば、同社の常設内覧会場に置かれている桐の椅子。長い時間座ってみると、やわらかく疲れを感じない座り心地に驚くはずです。調湿効果があり収納に向く桐材は、やわらかい特性からタンス以外の家具に使われることは少ないとされますが、同社ではダイニングテーブルや椅子だけでなく寝室まるごと桐仕様も手掛けます。木を知り尽くしながらも常識にとらわれない、大建ならではの発想といえるでしょう。

秋田市飯島、常設内覧会場「集いの家」は次世代型スリーゼロ住宅。

#chapter3

天然無垢材による本物の家づくりを体感できる常設内覧会場「集いの家」

2011年9月、秋田市飯島に常設内覧会場「集いの家」がオープン。木のぬくもりに満ちた空間は、五感を伸びやかにしてくれる癒しの場所です。故郷に帰ったときのような穏やかで安らぎのある雰囲気が漂います。リビングからは、サンルームと縁側の風情を融合させた趣のあるスペースへと繋がります。足湯に浸かりながら寛ぐ時間は、豊かで優しいひととき。足湯を体感したあとは裸足で無垢の床を歩いてみると、またひと味違った足触りを感じられます。

必見なのが、天然無垢材と合板材の温度変化を体感できる同社オリジナルの実験キット。桐の無垢材と合板を冷凍庫に入れるだけの至ってシンプルなしくみに、シンプルだからこそのリアリティがありました。冷凍庫から取り出した1分後、桐の無垢材が17℃と室温に近づくのに比べて、合板材は7℃と低く、さらに取り出した直後から表面結露を起こします。合板のコーティングにより時間が経過しても表面温度が戻りにくいのです。1時間が過ぎても測定温度は12℃程度。天然無垢材の寒さへの対応力を同展示場で体感できます。ぜひ一度お試しください。

帰り道、車のアクセルを踏みながら同社が掲げる本物の家づくりの意味を、またひとつ知ることになりました。足湯で温まったふくらはぎからじんわりと日頃のコリがほぐれて身体の疲れを実感しながらも、新たな活力が湧いてきたのです。天然無垢材の家がもたらす癒しと本物の家づくり、その裏側にある「もてなしの精神」を感じた瞬間、脳裏に浮かんだのは「癒しの家は、お客さんのためにある」という佐藤社長の言葉でした。

(取材年月:2012年4月)

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佐藤大作

天然無垢材による本物の家づくりを実現するプロ

佐藤大作プロ

建築家

有限会社 大建

木の個性を見極めて適材適所につかうことで、通気性や調湿性に優れた100年住み継がれる家づくりを実現。顧客に徹底して向き合い、天然無垢材がもたらす癒しと暮らしやすさを兼ね備えた空間をかたちにします。

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