PROFESSIONAL
STORIES

Mybestpro Interview

複雑な入国管理業務を代行、本人の負担を軽減して問題を早期解決へと導き、国際社会に貢献する

入管業務を代行して負担を軽減し、問題解決に導く行政書士

森田英樹

入管業務を代行して負担を軽減し、問題解決に導く行政書士 森田英樹さん
森田英樹さん仕事風景

#chapter1

地の利を生かした入管業務に注力

 森田英樹さんが代表行政書士を務める「みなと行政書士法人」は港区にあり、志を同じくする行政書士の前田智也さんはじめ4人が所属。全員が20~30代で機動力があり、フレッシュな魅力にあふれています。
 2014年に開設して今年で5年目を迎えますが、事務所全体の相談実績は年間2000件を超え、申請実績も年間1000件以上に上ります。
 行政書士の仕事は行政書士法にのっとり、官公庁に申請するさまざまな書類等の作成・提出を代行すること。業務内容は相続・遺言に関するものから各種届出書類、複雑な許認可に関する申請書類まで多岐にわたり、専門的な法律の知識や申請のためのノウハウなどが必要とされます。

 「みなと行政書士法人」では建設業や農地転用、産業廃棄物収集運搬業、風俗営業の許可申請などに関わる申請業務等も随時行っていますが、「名古屋入国管理局」から徒歩5分という近さにあることから地の利を生かし、入国管理業務に力を入れており、年間200~300件ほどの実績を上げています。
「来日外国人労働者は平成28年に全国で1日約6万3千人という数字が出ていますが、今はもっと増えていると思います。国籍や地域、来日理由もさまざまで、ビジネスもあれば結婚その他で来られる方もありますが、在留資格の取得や在留期間の変更などの際には必ず入国管理局に行って申請しなければなりません。しかし、入国管理局の受付時間は平日の9時から16時までで、窓口で2~3時間待たされるのが一般的。申請のためには何度も足を運ばなければなりませんし、在留資格の種別によっては4~50枚の申請書類作成が必要になることもあります。私たちが申請業務を代行することでご本人の負担が軽減され、お仕事に注力して頂けますし、問題解決のスピードも速くなります」と、森田さん。

 国際社会に対応できるよう通訳業とも提携し、これまでに著名アーティストや来日テストパイロットなどの在留資格取得にも携わってきました。また、「名古屋入国管理局」は東海3県だけでなく、富山・石川・福井、静岡も管轄しているため、こうしたエリアへの入管業務を扱えるのも、森田さんたちの大きな強みです。

#chapter2

相談者の人生に寄り添い、共に歩む行政書士

 森田さんの父は司法書士。子どもの頃から人のために働くその後姿を見て育ってきたことから、父の手伝いがしたくて法律の勉強を始め、行政書士の資格を取りました。
 行政書士と司法書士はどちらも法律を扱う国家資格ですが、行政書士は管轄が総務省であるのに対し、司法書士は法務省。登記や供託に関する手続きの代理、裁判所への訴状や告訴状の作成、簡易裁判所での代理人業務など法務省が絡むものは司法書士の担当です。

 しかし、行政書士として仕事を始めたことで、司法書士とは違った魅力があることに森田さんは気づきました。「行政書士の仕事は依頼人さんのお話を伺うことから始まり、相談に至った背景やご本人の希望などすべてを伺ったうえで、ベストな解決策を提案しています。談者は人に言えない悩みや事情を抱えておられる方が多く、解決した時には涙を流すほどに喜ばれる方もあり、それが私たちのモチベーションにつながっています」
 相談者の人生に寄り添い、共に歩むことで問題解決の喜びをダイレクトに感受できるのも、行政書士の醍醐味と言えるでしょう。

名古屋みなと行政書士事務所 スタッフ

#chapter3

潜在的ニーズを引き出し、お客さまを豊かに

 深刻な人手不足を解消するため、政府は2019年4月に入国管理法を改正。在留資格を2段階制とし、14業種で外国人労働者の受け入れが拡大されます。これを受けて来日外国人労働者はますます増加し、入管業務のニーズはさらに増えることが予想されます。
 現在、主な入国管理局は全国に8カ所。「みなと行政書士法人」では、ゆくゆくは全国どこでも入管業務に対応できるよう拠点の数を増やすと共に、海外展開も視野に入れています。「日本の拠点と連携しながら、外国人労働者の来日を支援していきたい」という森田さん。

 また今後は業務のあり方を、従来の代筆屋的なものから相談者の潜在的ニーズを引き出して希望を叶えてあげるコンサル型へと移行していきたいと考えています。「お客さまの心に寄り添いながら、本当にやりたいことは何なのかを明確にし、望みを叶えるお手伝いをするのが私たちの仕事。そうすることで事業でのつまずきを防ぎ、お客さまにより豊かになって頂きたいですね」
 今後もより多くのお客さまの笑顔が見られるように、森田さんは全力でサポートしていきたいと考えています。

(取材年月:2019年1月)

リンクをコピーしました

Profile

専門家プロフィール

森田英樹

入管業務を代行して負担を軽減し、問題解決に導く行政書士

森田英樹プロ

行政書士

みなと行政書士法人

名古屋入国管理局から徒歩5分という近さにあり、来日外国人労働者の入管業務に数多く携わってきた。同管理局の管轄範囲はとても広く、東海三県以外に福井・富山・石川・静岡の案件も扱うことができる。

\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /

掲載専門家について

マイベストプロ愛知に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または朝日新聞が取材しています。[→審査基準

MYBESTPRO