海外大学への留学を支援する教育の専門家松田悠介

海外大学への留学を支援する教育の専門家

松田悠介

米英のトップ大学に高い合格率を誇る進学塾とインターナショナルスクールを展開

　海外の高校や大学を目指すにあたって、受験対策や出願を自分で進めるのは難しいでしょう。「Crimson Education Japan」は、海外進学を支援する進学塾とインターナショナルスクールをオンラインで展開しています。

　「アメリカでは入学審査で課外活動が重視されるなど、海外大学の出願は複雑ですが、日本の学校でその方法を知る機会はほとんどありません。情報格差をなくし、合格までバックアップします」と話すのは、代表取締役の松田悠介さん。

　進学塾「Crimson Education」では、英語力強化から、課外活動やエッセイの指導、出願戦略まで個別にサポートします。一方、インターナショナルスクール「Crimson Global Academy」は、フルタイムとパートタイムが選べ、現在の学校に通いながらの受講も可能。米英の高校卒業資格が得られるカリキュラムを通じ、国際的な学力と英語力を身につけます。
　「スクールでは、年齢ではなく、習熟度に応じたカリキュラムにより、少人数制で一人一人に合った学びを提供。自分はできると信じる〝自己効力感〟を高めます」

　世界中から集めた講師陣による質の高い指導で、米英の名門大学で高い合格率を誇ります。2023年～2024年度の出願者のうち、アイビーリーグの合格率約20％（一般合格率約5％）、米国トップ50大学で約91％を達成しました。
　「大学の研究論文レベルが求められるエッセイでは、コロンビア大学やハーバード大学の研究者や教授が伴走。また、ハーバード大学やスタンフォード大学の元入学審査官のアドバイスも受けられます」

アメリカ留学が人生の大きなターニングポイントに

　松田さんが教育に関心を持った原点は、自身の経験にありました。
　「中学生の頃にいじめを受け、死を考えたことがありました。当時の体育の先生に救われ、後に恩返しをしたいと伝えると、『同じような状況にいる子を助けてあげなさい』と言われ、そこから教師を志しました」

　体育教師として熱意を持って子どもたちと向き合う中で、現場の課題を目の当たりにしたと言います。
　「学級崩壊を生徒のせいにするなど、教育への意識にギャップを感じる同僚も少なくありませんでした。子どもたちとともに成長し続ける先生を増やしたい。理想の学校をつくろうと思いました」

　学校経営に必要なリーダーシップやマネジメントを学ぶため、ハーバードの教育大学院への留学を決意します。
　「留学で人生が大きく変わりました。意識の高い同級生とともに学ぶことで視座が高まり、日本を客観的に見られるようにもなり、多くの気付きがありました」

　帰国後、貧困家庭の子どもの学習支援サービスや、いわゆる〝荒れた学校〟に若者を教員として派遣するNPO団体を立ち上げ、教育格差の解消に力を注ぎました。
　「活動するにつれ、自分や一団体だけで解決するのは難しいと痛感しました。それでも、志を共有できるリーダーを育てられたら、解決の道筋がつくかもしれない。再びスタンフォード大学のビジネススクールに留学し、次世代のリーダー人材の育成を目標に、現在の留学支援を始めました。すでに社会課題に取り組む卒業生もおり、その姿に報われた気持ちになります」

進学準備を通して子どもたちの主体性や行動力を高め、グローバル人材を育成

　海外進学を目指すことの教育的意義は大きいと松田さんは強調します。
　「高校生の段階で、自分の興味や将来のキャリアがはっきりしている子はほとんどいません。日本の受験では点数重視の傾向があり、自己探求の機会が少ないのが現状です。海外では、課外活動やエッセイを通して、自分が何者で、これからどうありたいかを言語化することが求められるため、主体的な目的意識や行動力が養われます。この経験は、日本の大学入試でも役に立ち、実際、併願する国内難関大学にも多数合格しています」

　近年、小学生のうちから、海外進学を視野に入れる保護者は増えていると言います。
　「学費が高いなどの理由で検討もしないのはもったいないこと。留学して後悔している人に会ったことはないですし、社会起業家の中にも留学経験者は多いです。20年先、30年先を考えたときに、日本国内に活躍の場が限定されるよりも、世界に舞台を広げた方が、子どもたちの未来は豊かになると思いませんか」

　また、「うちの子は勉強が苦手だから」と心配する保護者に対してもこうメッセージを送ります。
　「勉強ができない子どもはいません。成績が伸びないのは、その子に見合った学習環境が整っていないだけです。私どもは、一人一人に合った質の高い学びを提供し、どんなことにも前向きに挑戦できる〝成長マインドセット〟を伸ばします。海外進学がゴールではなく、グローバルな課題解決に取り組む人材を育てます」

（取材年月：2025年2月）

一人一人に合わせた海外留学支援で、子どもの未来を切り開く

米英のトップ大学に高い合格率を誇る進学塾とインターナショナルスクールを展開

アメリカ留学が人生の大きなターニングポイントに

進学準備を通して子どもたちの主体性や行動力を高め、グローバル人材を育成

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