迅速で誠実な対応をモットーとする不用品回収・買い取りの専門家市橋昇

迅速で誠実な対応をモットーとする不用品回収・買い取りの専門家

市橋昇

東京、神奈川、千葉、埼玉で不用品の回収・買い取りサービスを展開

　新宿区を拠点に「不用品回収くまのて」を営む「UTo」の代表・市橋昇さん。東京、神奈川、千葉、埼玉を中心に家具・家電、衣類などの家財を収集。「捨ててしまうのはもったいないので誰かに使ってほしい」という声に応え、冷蔵庫や洗濯機、エアコン、テレビといった家電の買い取りも行っています。

　「私どもは『あなたの忙しいときに飛んでくる』をモットーに、基本的に即日回収を心掛けています。状況次第では夜間の要請にも応じます」と市橋さん。引っ越しや生前・遺品整理、ゴミ屋敷の片付けに駆け付け、荷物の分別や梱包、搬出まで請け負っています。

　費用について不安を感じる人も多いため、ホームページでは、ワンルーム、1LDK、2DK、一軒家などに分けて料金の目安を公開。回収する対象物の種類や大きさ、個数など把握しておくべき項目をリスト化し、問い合わせがあった時点で顧客に確認して概算を伝えています。

　「前もって不用品の内容を共有していただくことで、お客さまのご自宅に伺ってから正式に提示する見積もりとの差額を小さくできるよう努めています。量やサイズ感が分からない場合は『段ボール何個分』でも構いません。言葉でのご説明が難しい方は、公式LINEを使って品物のお写真を見せていただけるとスムーズにご案内できます」

　また、誰が担当しても均一なサービスが提供できるように従業員の教育にも力を入れているそうです。「想定外の料金が発生するとご迷惑がかかりますので、特に事前のヒアリングを重視しています。現場で齟齬（そご）が生じないように日頃からしっかり指導しています」

早朝や夜間にも対応し、丁寧な仕事ぶりで紹介の輪が広がり法人化

　1985年に北海道網走市で生まれた市橋さん。高校を出てから地元で、トラックの荷下ろしやごみ収集、土木業などに従事します。

　ある時、友人に「一緒にビジネスをしよう」と誘われ26歳で上京。計画は頓挫してしまいましたが、引き続き東京に在住し、不用品回収業者に就職。約2年の修行を積んでノウハウを蓄え、2016年に個人事業主として独立。その後、広告やWEB関連の知識や技術を蓄え「UTo」を立ち上げました。

　「『UTo』は漢字で烏兔と表し、太陽の中にカラス、月の中にウサギがいるという中国の伝説に由来し、歳月を意味します。月日を重ね、長く会社が繁栄するようにという願いを込めました。不用品回収においては、お客さまに親しみやすさを感じてほしかったので、屋号を『くまのて』と命名しました。私の出身地、北海道といえば熊ですし、力持ちのイメージがありますから」

　独立当初は広告を出しながら地道に集客。早朝や夜間でも要望に応える柔軟な姿勢と、要領よく片付ける手際がいい作業、思い出の品などに配慮する丁寧な仕事ぶりが評判を呼び、少しずつ紹介の輪が広がり2018年には法人化を果たします。

　「これまで数多くのご用命があり、お客さまからもらえる感謝の言葉が大きなやりがいになっています。『ありがとう』『助かった』と言ってくださるのは、何度経験してもうれしいものです。以前、肉親を亡くして間もない方からご依頼をいただいた際、ご心情に寄り添い故人さまの品を仕分けたところ、『気持ちが楽になった』と大変喜ばれました」

急を要する依頼に応え、買い取りにも力を入れて費用負担を軽減

　「次回もお願いしたい」といったクチコミコメントがあり、繰り返し利用するリピーターが多く、中には10回以上に及ぶ人もいるとか。こつこつと信頼を積み上げてきた市橋さんは、「業界の健全化に微力ながら貢献したい」と熱い思いを語ります。

　「残念ながらクリーンなイメージがあるとは言えません。まじめな業者も多いですが、お客さまをだましてもうけようとする悪徳業者が少なからず存在します」

　特に問題視しているのは、引っ越し当日によく起きるトラブル。例えば、16時に退去の立ち合いを不動産業者らと予定し、午前中に荷物を送りだしたものの、処分しなければならない廃棄物が出てしまったケースです。

　「引き渡しのデッドラインが迫る中では焦りが出てしまいます。現場に急行してくれる業者が見つかった場合、料金が高くても交渉の余地がなく応じざるを得ないでしょう。需要と供給によって値段が決まるといえばそれまでですが、不当な高額請求などが業界の評判をおとしめているのは間違いありません」

　市橋さんは、急を要する際は予定を調整して可能な限り迅速に対応し、「お客さまの足元を見て価格をつり上げるようなまねは決してしません」と強調。消費者の利益を第一に考え、不用品回収に関するお役立ち情報をホームページで発信しています。

　「今後は買い取りを強化していくつもりです。状態が良い製品はリサイクルすることでお客さまの費用負担を軽減し、処分することへの罪悪感も和らげたいですね」

（取材年月：2024年12月）

「あなたの忙しいときに飛んでくる」をモットーに、迅速かつ柔軟な対応力で不用品を回収

東京、神奈川、千葉、埼玉で不用品の回収・買い取りサービスを展開

早朝や夜間にも対応し、丁寧な仕事ぶりで紹介の輪が広がり法人化

急を要する依頼に応え、買い取りにも力を入れて費用負担を軽減

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