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専門知識を備えたプランナーが、電力の使用状況に合わせた太陽光発電や蓄電池を提案

太陽光発電と蓄電池の活用を通して適した提案をするプランナー

古川雅純

太陽光発電のプロ意識を持って、お客さまに合ったプランの提案を行っています
効率性を重視した太陽光パネルの配置に満足いただけます

#chapter1

太陽光発電と蓄電池の併用は、電気代の削減や災害時の備えにも有効

 電気代の高騰や、予期せぬ災害への対策として、太陽光を利用した再生可能エネルギーへの注目が高まっています。地球温暖化の原因の一つとされる温室効果ガスの50%削減を目標に、東京都が2025年4月から、新築住宅に太陽光発電設備の設置を義務付けたことなども背景にあるようです。

 「太陽光発電の一番のメリットは、電気代を軽減できること。自家発電した電気を家庭内で消費し、余れば電力会社に売ることができます。電気を蓄える蓄電池とセットにすれば、さらに電気代の削減が見込め、地震などの停電時にも電力を自給自足できます」

 こう語るのは、「フューチャー・リレーション」の代表・古川雅純さん。2006年から東京都を中心に、住宅用太陽光発電システムの計画立案や施工などに従事。空気と電気を使った温水器・エコキュート®、IHクッキングヒーター(電磁)調理器に交換するオール電化の取り付けなどにも応じ、手掛けた住宅は約2000戸に上ります。

 「弊社は、2011年の東日本大震災を契機に家庭用蓄電池を扱うようになりました。今では、国内のさまざまなメーカーが販売し、性能も多岐にわたります。数ある中から、お客さまのニーズやライフスタイルに合った製品をえりすぐれるのが強みです」

 古川さんのもとでは、快適で効率的な暮らしをかなえるためオーダーメードでプランニング。オール電化にして支払いを一本化したり、エコキュートで電気料金が安くなる深夜にお湯を沸かしたり。また屋根に太陽光パネルを載せるため、遮熱や保温効果も期待できます。冷暖房を抑えることで、さらに電気代の節約を目指せると言います。

#chapter2

太陽光発電は日当たりなどを考慮して効率性を、蓄電池は容量と出力を重視

 太陽光発電は、屋根や屋上に機器を据えて電気を作るため、日当たりがよく、10~13畳分以上の広さが適しているそうです。
 「近くに電柱や木があっても問題はありません。当方が日の当たる方角や角度、影の長さなどを考慮して、影の影響を最小限に抑えた太陽光パネルの配置を行います」

 蓄電池を併用する際は、その家庭が1日当たりどれくらい電気を使用しているか、また発電量はどのぐらい採れるかを確認し、適切な蓄電池の容量を導き出す古川さん。早寝早起きが習慣の年金暮らしの夫婦から相談を受けた際には、当初10キロワットアワーの容量を考えていましたが、夕方以降の電気使用量が少なかったことから、5キロワットアワーの蓄電池を提案。これにより導入予算を抑えることができ、天候によって蓄電池で賄い切れない分は電力会社から購入した方が効率的だと考えたそうです。

 各社との比較検討の上で、古川さんのプランが家庭の実情にマッチしていると採用されたことも。決め手となったのは、蓄電池の出力でした。出力とは、一度に出せる電気量のことです。

 「お子さんが成長し、各自部屋を持つようになると、生活空間が増えて電気代がかかります。特に夕方以降は、家族が電気を使う時間帯が集中するので、小さな出力では電気が少ししか流れず、蓄電池をフル活用できません。中高生のお子さんが2人いる家庭だったので、一瞬で多くの電気を流せる出力が大きいタイプをアドバイスしました」

国内外のメーカーのカタログを取り揃えています

#chapter3

研修を通じて専門性を養い、適切に活用できるようアフターフォローを継続

 不具合があればすぐに対応できるよう地域密着で活動し、アフターフォローにも力を入れる古川さん。問題なく太陽光発電が稼働しているか、蓄電池の運転モードや放電開始時刻の設定は、顧客の生活スタイルに合っているのかなど、細かくチェックします。

 また、創業時から顧客とのコミュニケーションにも努め、月1回情報誌を発行。住宅ローンの借り換えや旬の情報といった、暮らしに役立つトピックスを掲載しています。

 「情報誌は元々、日射量をお知らせするために作りました。太陽光発電を案内する際に、過去30年間の平均日射量から月間と年間の発電量を予測するのですが、設置したものの発電量が想定より少なかったら、お客さまは不安になると思うんです。あらかじめ月間の日照データをお伝えしておけば、『今月は平均値より低かったんだ』と安心していただけます」

 社員の多くが、電気工事士の資格を取得。住宅ローンに関する相談なども受けることから、ファイナンシャル・プランナーの資格保持者もいます。メーカーや商社の担当者を招き、新商品について学ぶ研修も行っています。

 「お客さまの気持ちに寄り添っていくには、私たち自身が専門性を備えて成長する必要があります。電気の仕組みや特性、施工内容を理解した上で、製品やプランについて具体的に説明される方が、説得力があってお客さまも心強いでしょう。分からないことがあれば、何でもお尋ねください。太陽光発電のスペシャリストとして、きちんとお答えします」

(取材年月:2024年2月)

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古川雅純

太陽光発電と蓄電池の活用を通して適した提案をするプランナー

古川雅純プロ

太陽光発電・蓄電池活用のプランナー

株式会社フューチャー・リレーション

国内外多数の太陽光パネルメーカーの中から、お客さまの屋根のサイズに合う太陽光パネルを選定し、発電量や電力の使用状況に沿った蓄電池やエコキュート®の選定も可能。さらにアフターフォローも充実。

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