無意識や思考を整え、無理のないダイエットを指導する専門家川瀬由理

無意識や思考を整え、無理のないダイエットを指導する専門家

川瀬由理

無理な制限なしで自分らしく維持するプログラムで、人生やビジネスもステップアップ

　「我慢することなく、一人一人の理想のスタイルを手に入れるサポートをしています」
　そう語るのは、「Aile coaching salon」代表の川瀬由理さん。主宰する「脱リバウンドダイエットオンライン講座」では、脳科学や心理学を活用し、「人生の質そのものが変わる」ダイエットを提案しています。

　「多くの人がダイエットを続けられないのは、自分に合わない方法だから。太る原因となる思考や習慣といった”無意識の構造”を変えれば結果も変わります」

　川瀬さんのプログラムには、三つの大きな特徴があります。第一に、食事制限や過度な運動を強制しないこと。がんばらなくても「気づいたら変わっていた」という状態を目指します。第二に、単に痩せる方法ではなく、体型を維持する方法を伝えている点。第三に、1日5分の簡単なエクササイズを取り入れていること。体調やライフスタイルに合わせて取り組みやすく、継続につながりやすい内容です。

　「ある士業の先生をサポートした際には、これまでにも何度かダイエットに挑戦していましたが、一時的に痩せてもリバウンドを繰り返していました。『信頼されるために体型を整えたい』と考え、プログラムを始められたのです」

　「思考のベクトルが変わったことで、頑張らなくても自然に食習慣や行動が整い、気づけば甘いものを過剰に取らなくなっていました。その結果、わずか3か月でお腹周りが−12cmという変化が生まれ、同時に構想していたプロジェクトも動き出したのです」

　「痩せることは単なるゴールではなく、自分の力を発揮するきっかけ。無意識の構造を変えることで、選択が変わり、仕事や人生全体に好循環が広がっていきます」

ダイエットとリバウンドの繰り返しを克服した自身の経験と心理学を融合

　川瀬さんは、営業職やコールセンターの技術職などを経て、2001年からVIP専門の接遇業務に携わり、15,000人以上の政財界トップ層と接してきました。「体形管理も仕事の一部」で、ダイエットとリバウンドを繰り返してきたと言います。

　「食べたいものを我慢することでストレスがたまり、2週間で7キロも増えてしまったこともありました。運動や食事制限に頼らず、自分に合った方法を探して、ようやく『これなら続けられる』というやり方にたどり着いたんです。20年以上実践し、無理なく体形を維持できています」

　川瀬さんは、トップ層に共通する“考え方”にも興味を抱き、心理学、特にNLP（神経言語プログラミング）を学びます。その中で、当初は直感的に取り組んでいた方法に理論的な裏付けがあると気づき、自身の手法を再現性があるものに体系化しました。

　「かつては食べているのに太らない人を見て、『自分とは体質が違うんだ』と落ち込んでいた私ですが、視点を変えることで、無理なく維持できるようになった実感があります。ですから、誰にでも可能性はあるということを伝えたいですね」

　川瀬さんは確立したメソッドをより広く伝えるために、講師の養成も計画しているとのこと。
　「すでに他の方法でダイエットを指導している方々が、無意識にアプローチする方法を身に着ければ、まさに鬼に金棒ではないでしょうか」

無意識のクセに気づき、リバウンドしない習慣をつくる

　「多くの人がダイエットに失敗するのは、意思が弱いからではありません。実は“無意識の思考パターン”が、痩せにくい行動を選ばせているのです」と川瀬さん。

　例えば「甘いものを控えたいのにやめられない」「ストレスでつい食べてしまう」といった行動も、無意識にある“心の抵抗”が原因になることがあります。そこにアプローチすることで、我慢に頼らず、自然に痩せる行動を選べるようになります。

　「無意識や思考の習慣を整えることは、セルフマネジメントそのもの。ダイエットもただ痩せることではなく、自分自身の扱い方を知り、意思決定力やパフォーマンスを高めるスキルに繋がります」と川瀬さん。

　現在は、これまでの接遇経験を生かして士業やコンサルタントのメンターとしても活動中。企業研修の展開も視野に入れており、ダイエットからビジネスまで、“心のあり方”を土台にした支援は、今後ますます広がっていきそうです。

（取材年月：2025年7月）

体型はリーダーの信頼資産。心と体を整え、人生・ビジネスの成果につなげる心理学ダイエット

無理な制限なしで自分らしく維持するプログラムで、人生やビジネスもステップアップ

ダイエットとリバウンドの繰り返しを克服した自身の経験と心理学を融合

無意識のクセに気づき、リバウンドしない習慣をつくる

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