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自然素材へのこだわりと確かな技術力で、健康・快適・省エネを併せ持つ家づくりを実現

豊かな未来を約束する家づくりのプロ

太田佳樹

太田 佳樹(おおた・よしき)さん
県産材を活用したナチュラルな空間

#chapter1

未来の安心につながる住まいを提案

 家族の夢を詰め込んだ、念願のマイホーム計画。間取りやデザイン、耐震性など、それぞれのライフスタイルや考え方によって、重視するポイントも当然異なります。そんなすべての家族に対し、ぜひ考えてほしい大切な要素が「健康」「省エネ」「快適性」の3つだと話すのは、Ota建築設計で代表を務める太田佳樹さん。自然素材を用いた家づくりに定評がある建築士の一人です。
 「この3つの要素はそれぞれが密接につながっていて、一つでも欠けると効果を十分に発揮することができません。弊社では自然素材を用いた家づくりをベースとしながら、家族の皆さんがいつまでも豊かに暮らしていただけるよう設計を行っています」
 たとえば、同社が打ち出している「漆喰と木の家づくり」では、吸湿性に優れた漆喰や県産材の杉をふんだんに使用。化学物質を含まないナチュラルな空間設計により、日々の快適性を大きく高めています。さらに、太陽の光や風などの自然エネルギーを家の中にうまく取り込み、優れた断熱性能との相乗効果を図ることで、快適性と省エネを見事に両立させているのも特徴です。
 「快適性をエアコンに頼るのは悪い事でありませんが、エネルギー効率的には良くありません。弊社の家づくりでは、エネルギーの4割近くを家の基本性能によって削減し、残りの部分を太陽光発電で補うことで、ゼロ・エネルギーを実現しています」
 想像を超える快適性を実現しながらも、光熱費はほぼゼロ。同社を利用した施主から、感謝の言葉が多く寄せられる理由が分かります。

#chapter2

上質な自然素材を、さらに磨き上げる職人として

 より品質の良いものを、できるだけ安価に提供したい。そんな思いから、Ota建築設計では床材や骨組みなど、使う部材によって仕入れ先を細かく変えているのだとか。同社の敷地内には広々とした加工場があり、杉板の最終加工を自社で行うという徹底ぶりです。
 「サンドペーパーによって杉板を表面加工することで、より丈夫で、気持ちの良い触感に生まれ変わります。また、汚れや傷をつきにくくするため、杉板1枚1枚にドイツ製の自然塗料を塗るのも私たちのこだわりです。じっくりと手間を掛けるからこそ、家を長持ちさせることができるのです」
 造り付けの収納にも独特のデザインを施すなど、細部の表現にも余念のない太田さん。小学校の頃から美術を得意とし、高校でも美術系の学科に進んだ彼がこの道を目指したのは、21歳の時でした。
 「大工の見習いとして、棟梁に弟子入りしたのがきっかけです。ゆくゆくは、自分で設計事務所を立ち上げたいという思いを強く持っていました。現場の仕上げでは、壁や天井にビニールクロスを使っていたのですが『もっと他のやり方があるはずだ』と感じ始めたのも、この頃です」
 建築士の免許を取るために独学を続けながら、現場の仕事をこなす毎日。その時の経験が糧となり、健康や省エネ、快適性など、とにかく『家を建てた後も、施主が笑顔で過ごし続けられる』ためのノウハウを蓄積していきました。そのこだわりこそが、自然素材を用いた家づくりへとつながっているのです。

高い設計力が快適性と省エネの両立を可能にする

#chapter3

家計にも優しいゼロ・エネルギーハウス

 さまざまな出来事により、近年では「豊かな暮らし」の定義が大きく揺らいでいます。たとえば、東日本大震災以降、エネルギー問題が急速に浮上。近い将来、電気料金が2倍になるという予測もあります。Ota建築設計が「ゼロ・エミッション住宅 ZEH(ゼロ・エネルギーハウス)」を手掛けるのも、今の時代には、優れた省エネ性能が絶対に必要だという思いからです。
 「建築の基本となるのは、光や風などの自然エネルギーを最大限に活かし、心地よさを備えたパッシブデザインの家づくりです。何でも太陽光でまかなうのではなく、まずは電力消費量を最小限に抑えることが、これからの時代には求められる。ただ、そこまで考えられているお施主様は、まだ一握りしかいないのも事実です。そのことを真摯に伝えることも、私たちの使命だと思っています」
 同社では国や県の補助金なども積極的に活用。たとえば、ZEH(ゼロ・エネルギーハウス)では165万円、さらに設備を充実させたネット・ゼロエネルギーハウスでは、350万円の補助を受けることができます。これほど充実したサポートが受けられるのも、同社の高い技術力の賜物と言えるでしょう。
 「最初に申し上げたように、健康や快適性能と省エネ性能の必要性は一致するのです。光熱費がゼロになると、35年ローンの中で家が余分に1件建つほどのお金が残ることもある。ぜひ、家づくりの際には検討課題に入れていただきたいですね」
 住めば住むほど味が出る、自然素材を用いた家づくり。それは、家族の笑顔を約束した住まいでもあります。

(取材年月:2014年10月)

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専門家プロフィール

太田佳樹

豊かな未来を約束する家づくりのプロ

太田佳樹プロ

建築家

株式会社Ota建築設計

県産材や漆喰などの自然素材を用いた家づくりをベースに、健康や快適、省エネ性能を実現。光熱費が掛からない「ゼロ・エミッション住宅」により、光と風に包まれた心地よい暮らしと、家族の末永い幸せを約束します。

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