遺産相続を専門に地域住民に寄り添う司法書士
石原幹司郎
Mybestpro Interview
遺産相続を専門に地域住民に寄り添う司法書士
石原幹司郎
#chapter1
小さな駅舎を出ると整然とした街並み。静かで落ち着いた雰囲気の中にも、気品ある街並みが広がります。壬生藩4万石の城下町だった栃木県壬生町で、2代にわたって司法書士を務める街の法律家が、石原幹司郎さんです。
司法書士の業務は登記、供託、裁判事務、成年後見など多岐にわたります。「さまざまな人々の人生に寄り添うような仕事であり、中途半端な気持ちでは決してできない」と語る石原さんは、地域に根ざした活動で地元の人々とのつながりを大切にしてきました。江戸時代の頃から蘭学が盛んで医学の先進地域として名高い壬生町は、今でもその名残からか人々は真面目で誠実、そしてどこか気品ある様子が感じられるといいます。そんな地域において、司法書士の仕事には知識と技能はもとより、どれだけ人間性を持って向き合ってきたかという経験が求められます。石原さんは、自らの経験を地域の人々に還元したいとの思いを抱き、相続の問題に取り組む活動を強めています。
少子高齢化に伴い、相続の問題は以前よりも複雑化。相続の手続きは不動産の名義変更、預貯金の解約・名義変更、株式その他の有価証券の名義変更、遺族年金や生命保険金の請求、相続税の申告など、多岐にわたります。これらすべての手続きを、相続人自ら進めることは大変なことです。相続財産の管理・処分(遺産承継)業務とは、相続人の依頼に基づき、これらの煩雑な手続きを包括的に任意の相続財産管理人として、遺産が確実に相続人に承継されるよう、専門家としてサポートすることを指します。
#chapter2
相続財産管理(遺産承継)は、司法書士に法令上認められた業務として、故人にとって生涯をかけて築き上げた人生の果実を、次世代に引き継ぐ重要な仕事です。人生の最後に至って少しでも信頼できる経験豊富な人に扱ってもらうことが、本当の安心につながります。その意味では、不動産、預貯金、その他故人が遺した大切な財産の管理・処分を行う財産管理人には、広い見識と豊かな法律知識が必要となります。
これまで、壬生町や栃木県中央・南西部での活動を通じ、司法書士業務の中心である不動産の登記や会社法人登記に加え、成年後見、債務整理、訴訟業務など、多くの事件に関わってきた石原さん。その過程で、税理士や社会保険労務士、その他多くの士業とのネットワークを構築し、十分な支援体制を整えてきました。相続においては連携する資格者の間においても、財産管理の重要性と責任はしっかり共有されていなければなりません。そのような観点から、地域の税理士、不動産鑑定士、社会保険労務士などの他業種との信認も強く、相互に相談に乗れる関係は安心の対象となります。
高齢社会は、今後ますます進行していきます。老後一人暮らしを続ける高齢者は増加し続け、社会はより複雑化していくでしょう。そんな中、相続に関しては特に信頼できる人に相談に乗ってもらいたいのが人情です。石原さんはそんな人々の、心の支えになることを目指しています。その意味では、長く地域で培った経験と知恵、そして司法書士としての技能を有する石原さんは心強い存在となります。
#chapter3
石原さんのもう一つの強みは、有能なスタッフを抱えていることにあります。周辺地域とのネットワークをもとに精力的に活動を展開できる背景には、多忙な石原さんを支える有能なアシスタントの存在があります。今まで、石原さんは司法書士会や地元の成年後見リーガルサポート支部での活動にも積極的に参加してきました。研修委員会や研修所員としての活動を通じて法律問題の最前線や地域のこと、社会全体の動きに敏感に対応しながら、司法書士としての活動に邁進してきたのです。
そんな精力的な活動が可能だったのも、石原さんを支えるスタッフへの信頼があったからです。石原事務所を支えるスタッフは、いずれも地元で同じ女子高校出身の同世代の女性たちです。大学卒業後はUターン組という共通性もあって気心が知れ、チームワークは抜群。そして、何よりその卓越した事務能力が石原さんを強力にサポートしています。
石原さんはそんなスタッフ、地域の人々に支えられつつ、多くの人のためにネットワークを築いてきました。これからも、そんな人々への感謝の気持ちを忘れず、地域のために貢献し続けていきます。
(取材年月:2015年1月)
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Profile
遺産相続を専門に地域住民に寄り添う司法書士
石原幹司郎プロ
司法書士
石原法務司法書士事務所
少子高齢化社会の相続問題に向き合うプロフェッショナル。空き家問題、任意売却、相続財産の管理・処分も手がける地域密着型の司法書士
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