多様化する供養の形にも柔軟に対応。お墓の大切さを伝える石材店。

あなたのご先祖様を大切にするお墓のプロ

鈴木清仁

#chapter1

家族経営のアットホームさで、きめ細やかに対応。

　先祖をまつり、故人を偲ぶお墓。時代が移り、ライフスタイルが変化しても、人の一生に不可欠なものと考える人は多いのではないでしょうか。
　葵区四番町にある石清鈴木石材工業は、長年この地で墓石の販売や加工を手掛ける石材店。今は3代目の鈴木清仁さんが代表となり、アットホームで地元に愛される墓石のプロとして活躍しています。
「家族経営なので、アットホームな雰囲気で機動力があるのが一番の特長ですね」と鈴木さん。例えば、藁科川沿いにある工場で実際に墓石を見学するお客様は、スタッフが車で送り迎えをしたり、催事やお礼のはがきは手書きで気持ちを込めたり、といったこまやかな心配りを忘れません。時には、お墓そのものの相談から、ご先祖や家族のことにまで話題が広がることも。その際にも、言葉に込められた思いをできるだけ聞くようにしています、と鈴木さんは話します。
「一生のうち、お墓のことに関わる機会は決して多くはないけれど、お墓を考える時というのは、何らかの人生の節目に当たるもの。どこかにお墓を探す、今あるお墓をきれいにして後の世代に伝えるなど、そういう時に、少しでもお力になれればと思っています」

#chapter2

震災を機に気付いた、お墓が「人のためにできる」こと。

お墓は、人と死別するときや供養の時に必要となるもの。だからこそ「悲しい、さびしい、といったお客様それぞれが抱える気持ちを、少しでもくみ取れるようにしたい」と鈴木さん。それは「毎日の暮らしに使うような生活必需品ではないけれど、目に見えない思いが伝わるもの」という気持ちが込められています。
「墓石という“もの”だけでなく、家族の象徴だったり、親族が集まる場所かもしれない。あるいは、ここにご先祖様がいらっしゃるよ、手を合わせようねと子どもたちに伝え、そこから子どもたちが何かを感じ取るかもしれない。そういう場所だと思うんです」
大学卒業後、他の企業に勤めてから、家業である石材店を継いだ鈴木さんにとって、その思いがより強くなったのは、東日本大震災がきっかけだったと言います。
「墓所を復旧に行くボランティアに参加したんです。津波で倒れてしまった墓石を起こしたりしたんですが、墓石を扱う仕事も、世のため人のためにできること、やらないといけないことはある、と強く感じました」
鈴木さん自身も、石を切ったり磨いたり、文字を彫ったりといった加工を一通り手がけますが、自分一人の力ですべてをこなすのが目的ではなく、色んな人の力を借りていい仕事をしたい、と言葉に力を込めます。
「一番大切なのは、お客様に喜んでいただくこと。そのためには、造園など他業種の仲間にもたくさんの力を借りて、自己満足ではなく、お客様に満足していただけるものをご提案していきたいですね」

#chapter3

残った人たちが幸せになる形で。価値観の変化にも柔軟に対応。

寿命が延びたり、核家族化が進むなど、時代の移り変わりとともに価値観も変化していく中、お墓や供養の仕方も多様化しています。長年、墓石を扱ってきた鈴木さんも、その変化をしっかり見据え、柔軟に対応してきたいと語ります。
かつては亡くなった人のために残された家族が用意するものだった墓が、今は生前から自分で準備しておきたいという人が増えたり、墓じまいの問い合わせや依頼も多くなっているのだそう。
「故人のためのものではあるけれど、今を生きる人たちが幸せになるためのもの、と考えています。樹木葬や永代供養などへの関心は確実に高まっている一方で、代々受け継がれた墓を、これまでの形で守り継いでいきたい、という人も。今はそういうことが選べる時代です。いずれも前向きな考えととらえ、そのどちらのご要望にもお応えしていければと思っています」
お墓は建てて終わりではなく、そこから長く付き合っていくもの。30～40年経ったものをメンテナンスすることも大切です、と鈴木さん。
「核家族が増えてきているとはいえ、どんな人にもご先祖様がいてルーツがあります。お墓を通じて、そういうことに思いを寄せる人が増えてくれるとうれしいですね。お見積りは無料なので、お墓のこと、供養のことなど、小さなことでもお気軽にご相談ください」

（取材年月：2018年4月）

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あなたのご先祖様を大切にするお墓のプロ

鈴木清仁プロ

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