遺された家族を笑顔相続に導く、相続不動産のプロ村上靖

遺された家族を笑顔相続に導く、相続不動産のプロ

村上靖

相続と不動産が気になった時の「まちの身近な相談所」

　「相続に備えて、利用する予定のない不動産の対処に悩んでいる」「相続した畑を売りたい」「相続した不動産をどうすればいいかわからない」。
　そんな相続不動産の悩みを解決へと導いてくれるのが『行政書士村上事務所・南伊東リゾート』の代表・村上靖さん。伊東市に生まれ育ち、地元消防本部、市役所に勤務、消防防災面から地域を守り続けた経歴の持ち主です。

　「地域の皆さんのお陰で無事定年退職を迎えることができました。その恩返しの気持ちも込めて、行政書士として地域と行政の架け橋となり、地域貢献できれば」と村上さん。前職の経験で得た土地に対する災害リスクの知識をもとにした不動産選びと相続不動産に力を入れています。

　「相続には家や土地といった不動産を含む場合が多く、土地柄、畑というケースも少なくありません。相続した不動産をすぐに有効活用できればいいですが、畑は立地によって転用や売買することができないため、相談件数も多いですね」。
　相談者は主に中高年層で、親が亡くなり「相続」に直面したことで、不動産売買にまつわるさまざまな問題に頭を悩ませているそう。そのニーズに応えるべく、行政書士、宅建士、CFP（ファイナンシャルプランナー）などの資格を活用した多角的視点で相談者の問題や課題をサポート。まちの身近な相談所として門を開いています。

　当事者にならないと現実的な問題として捉えにくい相続ですが、一番大切なのは「相続の準備」。5人に1人が認知症になる※と言われる昨今、なってしまってからでは、土地の売買や名義変更もできなくなるため、認知症と相続をセットに早めに対策することが大切と話します。
（※2022年厚生労働省調べ）

「争続」にさせない。家族と今すぐ始めたい相続の準備

　相続時に分割が難しく争いが生じやすいのが不動産。
　「相続する前に土地を処分したい」そんな依頼時には、相続不動産コンサルタントとして土地売買・活用の提案はもちろん、行政書士、CFPとして相続・認知症対策のサポートも行っています。

　その1つが、遺言書・エンディングノートの作成です。遺言書は15歳以上であれば作成可能。意思能力が十分にある早い段階で作成することで、相続人のトラブルを防ぐことができ、自分の意思を確実に届けることができます。また、エンディングノートであれば、これまでの人生を家族と一緒に振り返り、夫婦の馴れ初め、子ども誕生時の思い出、マイホーム建築時のエピソードなど、今まで語られることがなかった物語を共有できる良さも伝えています。

　相続で親族間が争う「争続」という言葉があるように、遺産をめぐり骨肉の争いをするケースが後を絶たないのも現実。相続はお金持ちの問題ではなく、実際に遺産5000万円以下の方が揉めてしまうことが多いそう。家族のために蓄えた資産が原因で、遺された親族が離散してしまっては元も子もありません。そうならないために、遺言書やエンディングノートの作成のほか、遺言書にメッセージや希望を添える「付言事項」、認知症罹患時に財産管理などを自ら選んだ人に委任する「任意後見人」、財産管理や活用を家族に託す「家族信託」など、あらゆる角度から問題や課題を見つけ出し、適切なアドバイスとサポートをしていきます。

相続対策から不動産売買、不動産活用までワンストップで対応

　近年相続に力を入れる不動産会社も増えていますが、村上さんの強みは2つのプラスαがあること。行政とのパイプ役として許認可申請書類の作成や手続きを行う「行政書士」、金融・不動産・税金・相続・ライフプラン・保険の幅広い知識と実務経験を持って取得できるファイナンシャルプランナーの国際的ライセンスとなる「CFP」です。

　「今あるいくつかの不動産を処分したい」そう思った時「すべて売却しましょう」ではなく、「残す」という手段を入れるなど、不動産価値を相対的に捉えた提案をしてくれるのも特徴です。もちろん売却となれば、広告掲載や価格決定に始まり、売却後の現金分割（換価分割）までサポートしてくれます。
　相続不動産は人生でも最大のお金が動くことが多く、知識がないと税金を過剰に払ってしまう場合もあるため、税金控除制度も紹介。不動産売買・活用とともに、相続・認知症・節税対策までワンストップで対応してくれる強い味方です。一方で相談内容により、弁護士、税理士、司法書士など連携した対応を取っています。

　「基本的には自分の知識や経験で答えを出さず、お客さんの考えに合わせて一緒に考え、答えを出します」と村上さん。物腰やわらかく控えめな人柄は、総務省・行政相談委員という肩書きにも表れているよう。「一人なので予約が確実です。身近な相談所を目指しているので、相続と不動産、どちらか気になったら気軽に来てください」と笑顔で対応してくださいました。

（取材年月：2025年9月）

行政書士・宅建士・FPの多角的視点で相続を強力サポート

相続と不動産が気になった時の「まちの身近な相談所」

「争続」にさせない。家族と今すぐ始めたい相続の準備

相続対策から不動産売買、不動産活用までワンストップで対応

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