親の意識を変え子どもの可能性を伸ばす幼児教育のプロ
中野雅夫
Mybestpro Interview
親の意識を変え子どもの可能性を伸ばす幼児教育のプロ
中野雅夫
#chapter1
子供のためにできることは全てやってあげたい。親なら誰もがそう思うに違いないでしょう。小さい頃から塾へ通わせ、子どもの将来がより良くなるように尽くしてあげる。しかし、実際は思うようにいかず、勉強をしなくなり、親が思っていた方向とは異なる進路を取ることもあります。そんな時、「自分は親として失格だ」「これだけ尽くしてあげたのに」と後悔の混じった念がグルグルと渦巻くかもしれません。
そんな子育て世代向けに幼児教室「EQWELチャイルドアカデミー浜松」を運営しているのが、合同会社E-labの中野雅夫(なかのまさお)さん。
「誰にとっても、子育ては未経験から始まります。手探りで進めていくので、何が正しい子育てなのかわからない人も多いでしょう。私も20年間以上にわたり現在の仕事をしていますが、ここ最近は子育てがわからなくなっている人が多いと感じています。」
中野さんは、「未来のある子どもたちを上手く育ててあげたい」といい、もし子育てがうまくいっていないのであれば、親が考え方を変える必要があると言います。
#chapter2
近年の子育てで、絶対にやってはいけないことの1つとして、「怒ること」がテーマになります。しかし、わかっていても、子どもがいうことを聞いてくれないと、ついつい怒ってしまうお父さんやお母さんは多いのではないでしょうか?そのたびに、「また怒ってしまった」と落ち込む姿も見えます。
中野さんは、そんな状況に対して、やはり「怒ってはいけない」と言います。そしてその理由も、「子どもは自尊心が高いから」と明確に示しています。子どもは自尊心が高い?すぐに理解するのは難しいかもしれませんが、とてもシンプルです。
「大人は諦めているから自尊心が低いのですが、子どもは高い。たとえば、できる子を見て自分ではできないと思わない。あの子ができるなら、自分もできるはずだと思うのです。もし、親が子どもを叱ってしまうと、その自尊心を傷つけることになります。早くしなさいと言うことは、あなた遅いよと言うことの裏返しなのです」
また、怒ってしつけた子は、親の前ではいい子を演じる傾向がありますが、親がいない場所では悪い子になると言います。親が怖いから、いい子のふりをしているだけなのです。
では、私たちは怒らずにどのように子育てをすればいいのでしょうか?その答えを示してくれるのが、中野さんが運営する幼児教室「EQWELチャイルドアカデミー浜松」です。「EQWELチャイルドアカデミー浜松」は、子どもの心を主体とした幼児教室で、心をいかに元気にするかを出発点として捉えています。
「私たちは、心の子育てをしています。これができて初めて勉強に移れるのです。どうすれば愛情が伝わるか、どうすれば愛情のあるしつけができるのか、これが非常に重要です」
#chapter3
中野さんの教室では、カリキュラムの1つとして、イメージトレーニングを取り入れています。言葉が分からなくても、話をしてイメージをさせる。イメージすることで脳が動くと言います。
「企業の経営者が何をしているか知っていますか?座禅なんですよ。あとは絶食。そういうカリキュラムがあり、無の状態を作ることによって新しい事業計画を立てる。それをイメージする。企業のトップでもやっているのです。イメージできたものは実現する。その練習を幼児期にやっていくというわけです」
教室での教育のほか、24時間LINEで親御さんの相談に乗ったり、勉強会をしたり、ブログで子育て論を頻繁に発信しています。そこまでするのは、お子さんの将来をより良いものにしてあげたいからだと言います。
昔は小学校から塾に通わせる人が多かったようですが、最近は幼児から塾に通わせる傾向が強まってきていると中野さん。しかし、「アウトプットは、小学生から伸びる時になります、6歳まではインプットが重要になります」というのが中野さんの持論です。それまでは子どもに愛情を伝える方法を学び、子どもの心を育てていけばいいのです。
もちろん、誰にでも子育てに迷うことはあるでしょう。正解はないと言っても過言ではありません。しかし、自分一人で抱え込むのではなく、その道のプロに相談してみるのも1つの手です。もし子育ての仕方に迷っているのであれば、一度中野さんに相談してみてはいかがでしょうか?
(取材年月:2020年7月)
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親の意識を変え子どもの可能性を伸ばす幼児教育のプロ
中野雅夫プロ
合同会社E-lab
子どもに愛情を伝えながらしつけをするにはどうしたらいいのか。悩むより、何をしたらいいかを完全指導で解決します。幼児教育に25年関わってきた経験をもとに、子どもの心を育てる教育を実践しています。
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