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構造設計と意匠設計を一貫して手掛け、耐震性を備えた骨組みと希望のデザインを両立

構造と意匠を一貫して設計し建築の要望をかなえるプロ

勝亦信裕

勝亦信裕 かつまたのぶひろ
勝亦信裕 かつまたのぶひろ

#chapter1

自由度が高い設計力で、マイホームや施設、事業所、工場、倉庫などに対応

 「広々とした空間がほしい、外の景色を臨む大開口がほしいなど、思い描く理想の建物と、安全性を備えた骨組みを両立します」

 そう話すのは、富士市の「アーキライブラ設計事務所」代表の勝亦信裕さん。一級建築士のうち、約2.7%しか取得していないとされる構造設計一級建築士を保有(※公益社団法人日本建築士会連合会「令和7年4月1日現在 建築士登録状況」)。個人の施主やゼネコン、工務店から寄せられる声に応え、マイホーム、幼稚園や老人ホーム、事業所、大規模な工場や倉庫などを手掛けています。

 「『こんな無理を言ってもいいのだろうか』と心配する方もいらっしゃいますが、遠慮はいりません。『リビングと子どものプレイルームは近くがいいけれど、生活感を出したくない』など、矛盾しているようなご要望でも、培ってきたノウハウを駆使し、お客さまに選択肢をご提案します」

 勝亦さんの強みは、地震や台風に備え、耐震性や耐風性を確保する構造設計と、好みの間取りや内外装を描く意匠設計を一貫して担うこと。希望のデザインを反映するとともに、基準を満たした盤石な基礎や骨格を構築しています。

 「住宅では、窓を大きくしたい、数を増やしたいというリクエストが多いですが、耐力壁の量が減少し、強度が低下します。部屋の角を避け、上下階で窓の位置をそろえるなど工夫すれば、過剰な補強によって無駄なコストがかかるのを防ぐことができます」

 自由度が高く、効率的なプランニング力で、同業事務所から構造計算を請け負うことも。工場や倉庫でも、設備機器の幅や高さを踏まえ、機械同士が干渉しないよう必要な有効面積(内法)を計算し、スムーズな稼働へ導いています。

#chapter2

小学3年生で建築士を志し、構造設計一級建築士の資格を糧に38歳で独立

 1972年に富士市で生まれた勝亦さん。現職を志したのは小学3年生のとき。自宅を新築する際、大工職人の手により木が組まれ、ゼロから家が形づくられていくプロセスを間近で見て、建築の世界に魅了されました。

 「小学校の卒業文集に建築士になりたいと書くほど、ものづくりに心をひかれました。子どもの頃から抱いていた夢を実現するため、建築科のあった沼津工業高校へ進学。卒業後は設計事務所に入って技術を磨きました」

 十余年にわたって実践を積み、2011年に開業。独立は意識していなかったそうですが、知見を蓄えるにつれ、建築士として「自分の力を試してみたい」と思うようになったとか。

 「退職の3年ほど前から妻と話し合いを重ね、38歳に満を持して独立を果たしました。事務所名は、建築を意味する『アーキ』と、私の誕生月である10月の星座で、天秤座を表す『ライブラ』から命名しました」

 2008年に制度が開始された、構造設計一級建築士を取得していた勝亦さん。一定規模以上の建築物においては、2009年から有資格者が計算するか、適合確認を受けることが義務化され、前職時代に関わりのあった顧客が頼ってくれたと言います。

 「『お世話になった、かつての勤め先の仕事を奪うわけにはいかない』と、一度はお断りしたものの、それまでの仕事ぶりを見てくださっていた方々から『どうしても』と、ご指名くださったお客さまが何人もいらっしゃいます。ひいきにしていただいたおかげで事業を軌道に乗せることができました」

勝亦信裕 かつまたのぶひろ

#chapter3

小規模な建築物も対象になった構造審査。木造・鉄骨造・RC造を問わずサポート

 室内の柱や梁が目立たぬよう収納やカウンターを造作したり、洗濯室やキッチンを一直線でつなげ使い勝手のよい家事動線にしたり、開放的で木材のぬくもりにあふれるリビングや、家族の気配が感じられる吹き抜けを設けたり。勝亦さんは「お客さまファースト」の姿勢で顧客の望みを具現化し、心地よく快適な空間をかなえてきました。

 「コロナ禍では、予定していた案件が次々と延期や中止になり、心もとない時期もありましたね。事業者のお客さまの場合は、必要な資料や情報を共有していただければ、対面でなくても図面や計算書を仕上げることが可能でしたから、何とか耐え抜くことができました」

 勝亦さんが好機として見据えているのが、2025年4月から全面施行された建築基準法の改正です。構造関係の書類提出が免除されていた小規模な建築物が、構造審査の対象になりました。

 「当方は、木造・鉄骨造・RC(鉄筋コンクリート)造を問わず対応できます。構造設計で困っている工務店さまや同業他社さまのお力になりますので、お声がけください」

 勝亦さんは、息子である裕斗さんと親子2人体制で活動。裕斗さんは大学の建築学科で構造計算を学び、父同様、構造も意匠も狙う二刀流だとか。

 「今では多くの実務をこなして私を支えてくれる、なくてはならない相棒です。実は息子も10月生まれの天秤座です。『アーキライブラ』の看板を守り、末永く地域の皆さまのニーズに応えることができればと願っています」

(取材年月:2026年6月)

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勝亦信裕

構造と意匠を一貫して設計し建築の要望をかなえるプロ

勝亦信裕プロ

建築士

アーキライブラ設計事務所

構造設計一級建築士の知見を生かし、構造設計と意匠設計を一貫して担当。大規模な工場から一般住宅まで、用途や要望に応じて構造の安全性とデザイン性、使い勝手を踏まえた建築プランを提案します。

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