数字を読み解き、企業や個人のあるべき姿をかなえるプロ佐多宗

数字を読み解き、企業や個人のあるべき姿をかなえるプロ

佐多宗

数字の解析と丁寧なヒアリングから経営リスクを早期発見、成長のヒントを提供

　島根県浜田市の中心地、JR浜田駅から徒歩約3分、東通りアーケード内にオフィスを構える「佐多宗税理士事務所」。祖父の代から50年以上にわたり、地元の中小企業や個人事業主の税務・会計や事業承継、個人の相続対策などに携わってきました。

　「浜田市をメインに松江市など県内市町のほか、拠点を持つ広島県にも足を運び、地場産業の漁業関連をはじめ建設業、製造業、店舗をお持ちの事業所など、さまざまな業種に対応しています。企業のパートナーとして、地元の経済活動を応援しています」と話すのは、2002年から代表を務める佐多宗さん。

　記帳代行、決算書類の作成および税務申告などの業務に加え、起業・開業サポート、中小企業の財務分析、経費削減の提案、経営改善のための戦略立案など、実践的かつ幅広いコンサルティングにも取り組んでいます。

　定期的な訪問による会計帳簿の検証を通して、経営状況を精査。
「安定して利益をあげたい」「資金繰りが厳しい」「「給与や賞与を充実させて人材を確保したい」といった声に、数字の解析と丁寧なヒアリングから企業の課題を分析します。

　「例えば収支のバランスが良くない傾向が続いている場合、利益率が低い、経費負担が大きいなどの要因が考えられます。当方では業種ごとの豊富な分析データとマーケティングのノウハウを有していますので、経営リスクを早期に発見し、持続的に利益を上げるための仕組みなどを適時ご案内します」

　また円滑な事業承継や個人の相続のために、節税や財産運用について助言。他の士業とも連携し、登記、遺言書作成などトータルにフォローしています。

職務に忠実であるために“一歩先を予見する視点”を磨く習慣を継続

　佐多さんは法学部を卒業後、都内の会計事務所に勤めながら税理士を志し、20代半ばに「佐多清太郎税理士事務所」に入所。
長年、地元に根差して活動してきた祖父の事業を継承する形で、それまで過ごした東京から浜田市へと移りました。

　学んだ知識を糧に祖父の元で実務を重ねるうちに、自分なりの職務への向き合い方も確立。ただ、経営者が新旧交代する際の混乱ぶりは例外ではなかったそう。

　「専門性にこだわり、顧客の利益を優先する親身な姿勢は、祖父と私の間で大きな違いはありませんでした。引き継いでから20年以上がたち、祖父が貫こうとした事務所経営に関する厳しい見解にも理があると、素直に納得できるようにもなりましたね」

　税理士としての職務に誠実であろうと、努力を続ける佐多さん。
細かい数字やデータを読み解く集中力や洞察力を養うために、30代から続けているのが座禅です。

　「昨今では『一歩先を予見する視点』に役立つことも実感しています。また有名アスリートが目標達成の行動計画を立てる際に用いた“マンダラチャート”も、20年近く毎年見直しています」

　一度始めた有効な習慣を継続する粘り強さも持ち味の一つに、顧客らと信頼関係を構築。

　人との出会いや交流を大切にし、異業種交流会などで、まとめ役に推されることもあるとか。

難しい内容を分かりやすく伝えるレクチャー術にも定評があり、商工会議所主催の研修会に講師としても登壇。持てる知見を惜しみなく還元しています。

自社の健全経営にも努め、幅広い情報と高いレベルのサービス提供を目指す

　各種業務に従事する実務者であると同時に、経営者としての顔も併せ持つ佐多さん。将来にわたり事業を維持・発展させるには、自社の「あるべき姿」から逆算して目標を設定し、達成に向けたアクションプランを策定して実行、評価、改善するサイクルを繰り返すことが肝要だと提言。経営コンサルタントとして顧客に伴走する上で、自社の健全経営にも努めています。
　
　「高いレベルのサービスを提供するためには、多くの経営者同様、従業員が働きやすい環境を整え、能力やパフォーマンスを可能な限り引き出す責務があります」と語り、従業員教育とモチベーションアップにも力を入れています。

　「法人個人に関わらず、要望に応えてきたお客さまからの声が、スタッフ経由ではなく直接私に届くようにリサーチもしています。業務を遂行する中でサービスに不備や偏りがないよう常に課題を抽出し、研さんを怠らないよう心掛けています」

　経営者向けに発信しているメールマガジン「経営ワンポイントアドバイス」は、全スタッフが責任を持って調査し執筆。10年以上にわたって毎週更新中とのこと。
佐多さん自身も節目にあいさつなどを投稿するほか、ローテーションの一員となって、難解な制度の解説や経営改善のヒントなどを紹介しています。

　「お客さまから寄せられた声はホームページでも一部公開しており、“親身で的確なアドバイス”との評価を数多くいただいています。この声を励みに皆さんと共に歩みを進めていきたいですね」

（取材年月：2025年4月）

数字とデータを読み解く力で、人と企業の「あるべき姿」を引き寄せるべく伴走

数字の解析と丁寧なヒアリングから経営リスクを早期発見、成長のヒントを提供

職務に忠実であるために“一歩先を予見する視点”を磨く習慣を継続

自社の健全経営にも努め、幅広い情報と高いレベルのサービス提供を目指す

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