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申請取次行政書士としてビザ申請をフルサポート

一人一人の思いを大切に、きめ細かいサービスを目指すプロ

石垣由紀子

石垣由紀子 いしがきゆきこ
石垣由紀子 いしがきゆきこ

#chapter1

在留資格申請から会社・法人設立、煩雑な相続手続きや成年後見もお任せ

 「ゆっこさん行政書士事務所」は、那覇市首里で2020年に開業。「『ゆっこ』は私の愛称です。覚えやすい名称にしたくて名付けました」とユニークな名前の由来を笑顔で説明するのは、代表の石垣由紀子さんです。ロースクール(法科大学院)を修了した法務博士としての知識も生かし、在留資格(ビザ)申請や会社・法人設立、相続手続き、高齢者・障害者の成年後見など幅広い案件を扱っています。

 アフターコロナに向けて特に力を入れているのは、ビザ申請や永住許可などの国際業務です。「沖縄はホテル業界などで働く外国の方が多い地域です。国内は人手不足なので、コロナが落ち着けば就労のために来日する人はさらに増えると思います。外国から来る方々が不安なく働ける環境づくりをお手伝いします」

 出入国に関する一定の研修を修了した申請取次行政書士として、申請書類の作成だけでなく入国管理局への申請も代行。特定行政書士として不許可処分の不服申立ての代理もできます。日本語が苦手な依頼者にはより丁寧なヒアリングを行い、事前に連絡を受ければ通訳による英語、北京語での対応が可能です。

 石垣さんは、会社・法人の設立手続きには電子証明制度を取り入れ、効率的でスピーディーな申請を実現。産業廃棄物収集運搬業をはじめ各種営業の許可申請も行っています。2021年は新型コロナウイルス関連の支援金申請を数多く手掛けました。

 「依頼者のほとんどが地域の商店。コロナ禍で売り上げが落ちている一方で、従業員には手当を出さなければならず、みなさん本当に困っていました。高齢の事業者やパソコンをお持ちでない人も多く、申請のお手伝いをして大変喜んでいただきました」

#chapter2

先入観を持たず、依頼者の話にじっくりと耳を傾ける

 石垣さんのもとには、相続に関係する依頼も数多く寄せられています。家族が亡くなって相続が発生すると、自動車や株式の名義変更、戸籍謄本の収集や膨大な書類の作成など、残された人は悲しむ間もないほど時間と手間のかかる作業に直面します。煩雑な事務を引き受けることで遺族の役に立ちたいと話します。

 「高齢化が進み、みなさんが抱えている悩みの中で最も身近なものが相続問題や後見問題です。寿命が延びるのはうれしいことですが、すべての人が元気に長生きできるとは限りません。リハビリが必要になったり、施設を利用したり、認知症になることもあります。おじいちゃん、おばあちゃんたちに寄り添い、ご家族の負担を軽減できるよう支えていきたいですね」と思いを語ります。

 高齢者をとりまくさまざまな課題に取り組む「沖縄県行政書士シニア等サポートセンター」の理事を務める石垣さんは、遺言書作成をはじめとする“終活”のほか、相続開始後の遺産分割も支援。コスモス成年後見サポートセンター沖縄県支部の幹事として、判断能力が不十分な高齢者や障害者のために財産の管理や「身上監護」と呼ばれる、病院や施設などとの契約や支払い業務を行っています。

 モットーは依頼者の話にじっくりと耳を傾けること。「みなさん、それぞれに事情がおありです。中には、デリケートで複雑な悩みを抱える方もいます。先入観を持つことなく向き合い、お相手の立場に立って気持ちをくみ取るようにしています」

石垣由紀子 いしがきゆきこ

#chapter3

41歳で起業 自らの経験をもとに、一歩を踏み出す女性を応援

 沖縄県出身の石垣さん。慶應義塾大学総合政策学部を卒業後、琉球大法科大学院で法律を学びました。

 「当初は司法試験を目指していました。結婚して子育てしながら挑戦を続けていましたが、沖縄には試験会場がなく、受験のたびに福岡や大阪など遠方の会場に出向く必要がありました」。子どもたちがまだ幼いこともあり、41歳の時に、既に資格を取得していた行政書士に方向転換。現在は、同事務所で渉外アソシエイトを務める夫とともに3人の子どもを育てながら仕事に打ち込んでいます。

 「みなさんの暮らしやビジネスをサポートする行政書士はやりがいがあり、充実しています。そのなかでも女性の『40歳からの再出発』が、私にとっての今のテーマです。20代から40代の間、女性は就職・結婚・出産・育児と大きな選択に直面します。どの選択を選んだとしても、雇用形態に関わらず40代からの再出発の機会があり、それを助ける社会の仕組みが確立されているのであれば、女性にとって選択の幅が広がり、ひいては少子化の歯止め、労働人口不足解消につながると思うんです」とほほ笑む石垣さん。女性の起業を手助けする助成金や補助金、融資制度の申請にも応じています。

 女性はいくつになっても社会で輝ける。自身の経験があるからこそ、一歩を踏み出す人たちを応援したいと言います。一人一人の思いを大事にし、きめ細かいサービスを心がける石垣さん。「電話は年中無休で受け付けていますので、お気軽にご相談ください」と話しています。

(取材年月:2021年11月)

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石垣由紀子

一人一人の思いを大切に、きめ細かいサービスを目指すプロ

石垣由紀子プロ

行政書士

ゆっこさん行政書士事務所

ロースクールを修了した法務博士としての知識も生かし、在留資格(ビザ)申請や相続手続き、成年後見、会社・法人設立などをサポートします。お客さまの思いに寄り添ったきめ細かいサービスで目的実現を目指します。

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