天然素材からできた改善剤「ルミライト」で悪臭を抑制し、水質及び底質改善を目指す（1/3）

即効性のある水質改善と富栄養化の原因となる窒素やリンを制御する

　「河川やダム、湖沼、お濠、池などにアオコなど藻類が異常繁殖すると水が緑色に濁り、悪臭も引き起こします。このような富栄養化による水環境劣化でお困りの方は、ぜひ当方にご相談ください」

　そう話すのは、沖縄県那覇市の「ルミライトジャパン」代表の森真一さん。天然鉱物のゼオライトを主成分に開発された改善剤「ルミライト」で、水環境の改善に取り組んでいます。

　「ルミライトにはミクロの小さな穴が無数にあり、更にイオンの置換能力を応用することで、汚染物質を吸着し沈殿させます。吸着した栄養塩類を食べてくれる分解バクテリアにとっての繁殖環境を沈殿したルミライトが作ります。刺激臭の強いアンモニア、温暖化の要因となるメタンの溶出も控え、長期的水質維持のために、底泥環境を改善していきます」

　中国の砂漠地帯のオアシスの水質浄化、自然再生に貢献、韓国ではダム湖の水質改善に採用。日本では水質改善処理剤及びその製造方法で特許を取得、環境省のETV事業でも効果、環境や生態系に優しく、安全性が高いことで認証を受けています。
　「ルミライトを使うことで、これまで処理が難しいとされていた窒素やリンの数値の制御が可能となり、化学薬品を用いることなく水質を向上できるようになりました」

　化学肥料の使用や急激な都市化による環境汚染のスピードに、自然が本来持っている浄化能力が追いついていかなくなってしまったと森さんは指摘します。
　「18世紀の産業革命以降、人類は発展のために工業化を加速し、汚濁を自浄する善循環機能を阻止してしまいました。その現実を反省しながら、人類にとって最も大切な水を守るための研究を進めています」

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