- お電話での
お問い合わせ - 098-945-2301
八幡昇プロのご紹介
昔ながらの製法で沖縄の文化を守り続ける赤瓦職人(3/3)
赤瓦の原料は化粧品でもお馴染みの、あの土!
そもそも赤瓦の原料は何なのでしょう?それは、最近化粧品などで一躍有名となった「クチャ」なんです。「沖縄県南部に広がるクチャに2割ほど赤土を混ぜ、機械で細かくしてから練り上げます。」と八幡さん。見せていただくと、粘土は真っ黒。これがどうして「赤」になるのでしょうか?
「クチャには鉄分が多く含まれているんです。粘土の段階では真っ黒、成型して乾燥させると白に、焼き上げると赤に、3回色が変化するんです。」
クチャはとても質の高い土で焼き物、化粧品、農業と、どれにでも有用なんだそうです。
ですが、最近、赤瓦の原料であるクチャが、宅地開発や都市化が進み、入手しづらい状況になってしまったんだとか。
「さらに円安による燃料費の増加もあって、苦労の日が続いています。」と八幡さん。辛い状況でも赤瓦を通して取り組みたいことがあるんだそうです。
「まだまだ赤瓦を、お客様のニーズに合わせて進化させたいんです。やはり赤瓦がある街並みが沖縄らしい風景だと思うんです。将来は沖縄の生活感が体験できるテーマパークみたいなものができるといいなと。」
赤瓦への思い入れが余すこと無く伝わってくるような明るい笑顔で、八幡さんはそう答えてくれました。
(取材年月:2013年6月)
■八幡昇プロのプロフィールを見る
八幡昇プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。