入れ歯と訪問歯科診療のプロ
津谷良
Mybestpro Interview
入れ歯と訪問歯科診療のプロ
津谷良
#chapter1
お口の健康を維持する最善の方法は、「痛み」を感じてから治療に行くことではなく、日頃から専門家(歯科医)による定期検診や口腔内の清掃を受けておくこと。ただ、わかっていても雑事に追われて後回しになりがちです。もし「痛み」を感じてしまったら…、「早く痛みを取りたい」「痛くない治療をしてほしい」と誰もが思います。そんな患者さんの希望を叶えるために、津谷歯科医院で行っている「痛くない治療」の例をいくつか紹介します。
まずは「高周波治療器」の導入。「高周波には痛みを感じる痛覚に働きかけ、痛みを早く緩和・軽減して治癒を早める効果があります。なかなか痛みがひかないときや、炎症を早く治すときなどに使用しています」
次が「痛くない入れ歯」。何度作り直しても外れやすい、食べ物をうまく噛(か)めない、痛みが取れないなど、入れ歯になんらかの不満を抱えている方はけっこう多いようです。そんなときの選択肢のひとつに、津谷院長の推奨する「痛くない入れ歯」=「柔らかい入れ歯」があります。「従来の入れ歯と違う点は、歯茎に接する部分がプラスチックや金属ではなく、バイオシリコーンという柔らかい素材だという点です。歯茎にピッタリとフィットし、しかもクッション効果により歯茎や骨に大きな負担をかけずに噛み締めることができます」。
柔らかいがゆえに耐久性は固い素材よりも若干落ちることもあるそうですが、素材の進歩で当初よりかなり改善されてきたそうです。また、歯茎に接する部分だけが柔らかいバイオシリコーンなので、歯茎の状態変化により入れ歯が合わなくなってきたときは、バイオシリコーン部分だけの張り替えで済むこともあります。同様に今まで使っていた入れ歯を利用して歯茎に接する部分だけの加工だけで済み、新規製作よりは安く作れることも。「入れ歯でお悩みの方、まずはご相談ください」
#chapter2
日本人でいびきを習慣的にかく人は2000万人以上、その約10%は睡眠中に何十秒も呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群だそうです。いびきをかくのは眠りが浅い証拠で、その代償として日中の眠気をもたらし、居眠り運転の原因にもなります。長期にわたって無呼吸が続くと高血圧、心臓病、脳硬塞などを誘発したり、記憶力や思考力の低下を招きます。
代表的な治療法として、口蓋、咽頭部周辺の肥大部分を切除する外科的な手術や、鼻マスクを通して陽圧空気を持続的に送る方法、そしてスリープスプリントとよばれる歯科装具を使用する方法があります。このなかで、もっとも簡単で外泊時でも使用しやすいのがスリープスプリント。スリープスプリントは、寝ている状態で下あごを突出させて舌を持ち上げて気道を広げ、呼吸を楽にするマウスピースです。
津谷歯科では2001年よりスリープスプリント治療を行ってきましたが、2004年から睡眠時無呼吸症候群の治療として保険適応となりました。ただし、最初に耳鼻科や内科での医学的な検査により睡眠時無呼吸症候群と診断されることが必要で、「当院でも初期の相談は受けていますが、相談を受けてすぐにスリープスプリントを製作するわけではありません。まずは適切な医科を紹介し、そこでスリープスプリントによる治療が最適と診断されれば、歯科医の出番となります。耳鼻科や内科と連携しながらスリープスプリントを製作をする仕組みになっています」。スリープスプリントの製作は入れ歯と同じくオーダーメードの世界。そこは入れ歯作りに長けた津谷院長の得意分野。「安心してお任せください」
#chapter3
「長年地域に根ざして歯科医院を続けていると、患者さんも高齢化してきます。そうするとご自分で通院できなくなる方もおられます。初めはそんな患者さんのためのアフターサービス的に訪問歯科診療を開始したんです。いざ訪問歯科診療を始めてみると、患者さんの体調が悪いせいか、口の中の環境も悪化しており、口腔ケアや本格的治療の必要なケースが多く見られました」
なにごとも患者さんの立場で考えて行動する津谷院長、往診用の設備を少しずつ増やしていき、最新の往診用ポータブル・ユニットはもとより、安全のための安頭台付治療いす、車いすでも楽に治療が受けられるヘッドレスト、往診用デジタルレントゲン、高周波治療器といった設備を往診車に積み込むことに。
今では患者さんやご家族、そしてケアマネージャーの方からの依頼で自宅や病院、介護施設、老人ホームなどへの訪問歯科治療を幅広く行っており、「安心・安全・親切を合い言葉に、ご要望があればどこへでも伺います」。歯科治療はもちろん、口腔内を健康かつきれいな状態に保つための口腔ケアや相談だけでも訪問してくれるというから心強い限りです。
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Profile
入れ歯と訪問歯科診療のプロ
津谷良プロ
歯科医
津谷歯科医院
「うまく噛めない、痛みがある、話にくい、金属のバネが見えるのは入れ歯だから仕方がない」そう思っていませんか? 津谷歯科では患者様の様々なご希望にお答えするのが、プロとしての一流の基準と考えています。
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