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依頼主の思いに寄り添う、人間味あふれる弁護士を目指して

被害者利益を守り抜く民事紛争解決のプロ

首藤和司

首藤和司 すどうかずし
首藤和司 すどうかずし

#chapter1

安定したキャリアを捨て転身へと導いた、現役への使命感

 「岡山地方裁判所」から北へ向かって徒歩5分。数多くの法律家たちが事務所を構える岡山県岡山市北区南方2丁目に「首藤法律事務所」はあります。交通事故や刑事事件、離婚問題、相続問題を中心に、借金問題や労働問題、売買や賃貸借などの契約上のトラブルなど、多種多様な案件を手がけています。
 長年検事としてさまざまな刑事事件捜査を指揮してきた首藤和司さんが、弁護士への転身を果たしたのは10年前のこと。年功序列を慣例とする検察キャリアでは、一定の経験を積むと、現場を離れて部長や次席などといった役職につくのが当たり前。被害者利益のために、まだまだ自分にはやるべきことがある――。現役への強い執念が、安定したキャリアを捨て、法律家としての新境地を切り開く大きな動機になったそうです。
 といっても、検事としてかかわってきたのは刑事事件ばかり。弁護士としての経験を蓄積するためには、相応の修業が必要でした。そこでまずは岡山市内の弁護士事務所の所属となり、7年間の修業の後、2011年9月にようやく独立へと至ったそうです。

#chapter2

依頼主にとって“最強”の理解者であり続けるために

 民事紛争において当事者間での話し合いや交渉が前進しない場合は、第三者を介して解決策がとられることになります。選択肢としては示談や和解、調停などが考えられますが、最悪の場合、裁判に持ち込まれることになるでしょう。そこで首藤さんの強みとなるのが、これまでの検事としての経験です。
 裁判で勝敗を決めるのは「論より証拠」。主張する事実に説得力をもたせるためには、根拠となる裏付け、つまり証拠を提示することが必要です。検事として数多くの裁判に臨んできた首藤さんは、弁論の場でどのような資料が証拠として採用されるかをしっかりと心得ていますから、より有効な訴訟準備を整えることができるのです。検事時代「迷ったら、まずは自分の目で確かめろ」と叩き込まれたため、もし依頼主から提出される資料が不十分でも、自らの知恵とノウハウで必要な証拠を集める努力もいといません。
 そんな“検事魂”が発揮されたのが、ある1件の交通事故案件。突然の割り込みによって発生した衝突事故に関し、保険会社に過失1割を認定された女性からの「こちらに過失がないことを証明したい」との依頼でした。「物損のみの軽度な案件で、仮に主張が認められたとしても、労力に見合う利益が確保できるわけではありません。けれど『お金ではない。正義の問題』という依頼主の切なる思いを、見過ごすことはできませんでした」
 依頼主のそんな思いに応えたいと、首藤さんは休日返上で現場検証へ。そこで相手側の主張に相違があることを突き止め、見事、女性側の過失ゼロを勝ち取ったそうです。

首藤和司 すどうかずし

#chapter3

足らねば自ら走る。検事時代に培った証拠への執念

 インターネットの普及により、法律や裁判に関する情報に私たちが身近に触れる機会も増えました。けれどその一方、偏った知識を得て、本来あるべきはずの権利を自ら放棄してしまう人も多いと言います。
 「『こんな証言、証拠にはなりませんよね』とあきらめ半分で相談に来られる人も少なくありません。でも事実があれば、物なり状況なり必ず何らかの証拠を探し出せるはずです。もちろん、場合によっては証拠集めが難しいケースもありますが、そこで諦めたら負け。根気強く探し続けることで、突破口が開けることもあるんですよ」と首藤さん。
 まずは相談だけでも気軽に足を運んでもらえるようにと、首藤事務所では30分5400円という良心的な相談料を設定。詳細を確認し勝機があると判断した場合のみ、費用を明示した上で、依頼主にとって最も有益な法的手段を提案しています。
 事務所開設から間もなく4年。事実調査と証拠の収集を何よりも重視し、時に自ら証拠集めに奔走する“検事あがり弁護士〟の、ますますの活躍が期待されます。
(2015年1月取材)

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首藤和司

被害者利益を守り抜く民事紛争解決のプロ

首藤和司プロ

弁護士

首藤法律事務所

相手との交渉・裁判において最大の武器となるのは事実と証拠です。検事時代の捜査経験を生かし、事実調査と証拠収集を何よりも重視。事実を証明するための証拠の収集を徹底しています。

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