夫婦、親子をめぐるトラブル解決のプロ
川﨑政宏
Mybestpro Interview
夫婦、親子をめぐるトラブル解決のプロ
川﨑政宏
#chapter1
岡山市中心部の柳川交差点と番町交差点のちょうど中ほどに位置するセンチュリー富田町ビル3階に、2017年8月に移転した「ももたろう第2法律事務所」(岡山県岡山市北区富田町)。「子どもたちや女性、高齢者などに関わるさまざまな問題を、法律の力で解決につなげられるよう力になりたい」と話す川﨑政宏弁護士。やさしいまなざしや穏やかな語り口に、温かい人柄がうかがえます。
大学を卒業後、東京・世田谷区で保護観察官として非行少年・少女や「犯罪者」とされている人たちを面接により立ち直りを支援していくというケースワーカーの業務に7年間携わったことが、川﨑弁護士の原点ともいえます。さらに法務省で行政官として8年間従事した経験と豊富な知識を生かし、子どもの虐待事件やDV被害者支援などを中心に、家事事件を数多く担当しています。
「最近相談が多いのは、相続や離婚など親子をめぐる問題ですね。離婚では夫婦が対立する中、子どもの親権、面会交流、養育費。相続や高齢者の財産管理では、遺言や成年後見制度の利用など、さまざまな問題を解決しなければなりません」。交通事故、犯罪被害、自殺等による遺族支援にも深い関心を持ち、活動を続けています。家事事件から、企業法務まで幅広い分野を手がけています。
#chapter2
おとなしくてどちらかといえば内気な少年だったという川﨑弁護士。ケースワーカーとしての仕事はやりがいを感じ充実していたものの、「地元に帰り、同じ地域で経験を積み重ねていきたいという思いが強くなった」といいます。そこで転勤を機に、1996年に司法試験を受験し合格。1998年には地元・岡山で弁護士登録をして活動を始めたそうです。
帰郷してからも、ケースワーカーとしての経歴を生かし「子どもの権利委員会」に所属。年間約10件もの少年事件に携わり、弁護団を組んで対応する事件も担当したといいます。「家庭裁判所と事件を通してつながり、被虐待児童の一時保護や、児童相談所でのケース会議参加、あるいは未成年後見人として、子どもが20歳になるまで関わる事件も多く担当しました。こうした家庭裁判所での子どもに関する事件対応が一つの私の軸足です」と話します。
一方で、2004年に犯罪被害者等基本法が制定され、それまで関心をもって取り組んできた犯罪被害者支援が「ももたろう第二法律事務所」のもう一本の軸足。川﨑さん自身もDV被害者の「男性サポーター養成講座」を大阪YWCAで受講し、以来20年近くDV被害者の法的支援や相談に関わっています。
#chapter3
親権、養育費、面会交流、財産分与、年金分割をめぐる離婚問題や、遺言、遺産分割、遺留分、相続放棄をめぐる相続問題は時代と共に増えています。これらの交渉・調停から訴訟・審判まで粘り強く対応している川﨑弁護士。そのほか、子どもの連れ去り・引き離しといった解決に一刻を争う事件では、家庭裁判所への保全申し立てなど迅速な対応に実績があります。
「虐待されていた子どもが親元から離れるためのお手伝いをして5年10年たったのち、新しい家庭を築いて子どもを連れて顔を見せてくれたときはうれしいですね。力を取り戻し元気に暮らしている様子を目の当たりにすると、決して仕事だからということではないやりがいを感じます」と静かに思いを語る川﨑さん。
「ももたろう第2法律事務所」では、こうした相談を受けるための窓口として「夫婦・親子のための日曜法律相談」(日曜10時~16時、事前予約が必要)を開いています。「子どもや女性からの相談を幅広くお聴きしています。突然離婚を言い出されて戸惑っている、暴力を背景にしたケースなど不安や緊張もあるかと思います。時間をかけてていねいにお話をうかがい、気持ちの整理とともに問題解決を一緒に考えていきたいですね」と川﨑さん。「電話やメールでも相談予約を受けているので、ぜひ気軽にお越しください」と呼び掛けています。
(2017年10月取材)
リンクをコピーしました
Profile
夫婦、親子をめぐるトラブル解決のプロ
川﨑政宏プロ
弁護士
ももたろう第2法律事務所
ケースワーカーとしての長年の経験を生かし、相続や離婚など家庭内のトラブル解決に多く関わっています。特に、子どもの親権や面会交流、連れ去り・引き離しなど緊急案件への迅速解決には実績があります。
\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /
掲載専門家について
マイベストプロ岡山に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または山陽新聞社が取材しています。[→審査基準]