企業の存続・発展をサポートするプロ
玄古真祥
Mybestpro Interview
企業の存続・発展をサポートするプロ
玄古真祥
#chapter1
商業施設や住宅が集積する岡山市北区。その一画で、すっきりとしたたたずまいの税理士事務所を構える玄古真祥さん。13人のスタッフとぴったり息の合った連携で、岡山市内の中小企業を中心とした顧問先の経理・決算・税務申告や経営のアドバイス、新規開業支援などに取り組んでいます。仕事は多岐にわたりますが、ポリシーは「お客さまの企業の存続・発展を、『肉親』のつもりになって真剣にお手伝いする」ことです。
「私たちは税務・会計業務の専門家にすぎません。商売のプロであるお客さまを、最大限尊重したサポートを心掛けています」と玄古さん。一方的なコンサルティングに終始するのではなく、お客さま自らの手で会計処理が円滑に行えるよう、総力を挙げて支えているのです。
例えば、経営状態を知る上で重要なデータとなる「月次決算」。玄古さんたちは毎月、お客さまのところへ足しげく訪れ、利益が出ているのか赤字なのか、資金繰り状態はどうなのかなど会社の損益や財産状況を明確にする月次決算の作成を手掛けています。「月ごとにタイムリーな数字を示すことで、全体の予算に対して、現在どれだけの達成度かをお客さまと一緒に考えているのです」と強調する玄古さん。あくまでも「お客さまが主体」という姿勢を貫くその表情からは、税理士業への使命感がひしひしと伝わってきます。
#chapter2
玄古さんが税理士を目指したのは19歳。大学受験に失敗し、目標をなくしかけたとき、たまたま立ち寄った書店で手にした資格の本。「一本立ちしていくためには、これしかない」と税理士に照準を定め、宅地建物取引主任者(宅建)の資格を取得しながら、大阪の専門学校で猛勉強をしました。24歳で念願の税理士となり、岡山市内の会計事務所で実務を学びながら、2000年9月に独立開業を果たしたのです。
税理士として働く喜びとは「お客さまから信頼され、直接感謝されること」と率直に話す玄古さん。独立して10年を迎える今でも変わらぬ思いであり、「これからは私だけでなく、スタッフ一人一人がお客さまへ質の高いサービスをしていかなければなりません」と顔を引き締めます。
有言実行のもと、2010年から、新たに事務所の底力を上げるための取り組みを始めました。まずは、スタッフが自主的に運営する3つの委員会を設立。お客さまと一緒に次期経営計画を立て、予算と実績の管理アドバイスをする委員会、月次決算のさらなる処理向上を目指す委員会、そして、税制改正などをテーマに、年間を通じて社内研修を行う委員会。「お客さまの企業の発展を願うなら、私たちの事務所も同じように発展していかなければならない」との玄古さんの強い信念から生まれたものです。
スタッフのモチベーションを上げるため、雇用環境も整備。資格の学校に通う学費を全額補助する制度や、書籍代を年間5万円まで援助する制度も新設。給料体系に歩合制を導入して、スタッフの意識改革の後押しにも尽力しています。そこには、スタッフそれぞれがスキルアップし、自立してお客さまと強い信頼を結んでほしいとの願いが込められているのです。
#chapter3
顧客満足度100%を目指して、事務所の体制強化にまい進する玄古さん。
幅広い活動を続け、多忙な日々が続く玄古さんですが、休日はというともっぱら家族サービス。奥さまと子ども3人のご家族と一緒に、思いっきりリフレッシュを図ります。何よりも、子どものかわいい笑顔が次の仕事の情熱へとつながるのです。
「100年続く税理士事務所に育て上げたい」。再出発と位置付けた2010年。「時には会計や税務のご相談で、お客さまと議論になることもあるでしょう。しかし、自分たちの思いを誠実に伝えることで、『この事務所だからこそ』と安心感を持ってもらえるような永続した関係を築きたいのです」。プロフェッショナルである限り、お客さまと真しに向き合う姿勢を忘れたくない―。玄古さんの税理士としてのプライドを強く感じる一言です。
(2010年5月取材)
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